結婚相談所で仮交際中に気を付けるポイント
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― 不安が生まれる心理と、次につなげるための解決策 ―
結婚相談所で活動を始めると、多くの方がつまずきやすいのが「仮交際期間」です。
「楽しく会えているのに、なぜか真剣交際に進まない」
「相手の気持ちが分からず、不安ばかり増える」
「仮交際って、何をどこまでしていいの?」
こうした悩みは、実はあなたの努力不足ではなく、“仮交際という仕組み”と“人の心理”のズレから生まれています。
この記事では、
仮交際中に多くの人が陥りやすい心理
気を付けるべき具体的なポイント
不安を減らし、真剣交際につなげるための考え方
を、結婚相談所の現場視点で丁寧に解説していきたいと思います。
そもそも「仮交際」とは何をする期間なのか
まず大前提として、仮交際は恋人関係ではありません。
仮交際とは
「結婚相手としての可能性を見極めるために、複数人と会うことが許されている期間」です。
ここで多くの方が勘違いしやすいのが、
「好きにならなければ進めない」
「ドキドキしない=合わない」
という恋愛基準で判断してしまうこと。
しかし結婚相談所の仮交際は、
感情よりも“価値観・生活感・将来像”を見る期間として考えていただきたいです。
仮交際中に不安が増える人の共通心理
①「相手の気持ちが見えない」不安
仮交際では、お互いに複数交際が前提のため
連絡頻度が一定でない
好意をはっきり表現されない
ということが起こりやすくなります。
すると
「私に興味がないのでは?」
「キープされているだけ?」
と、不安が膨らみがちです。
👉 実際は、相手も“どう判断すべきか迷っているだけ”というケースが大半です。
②「いい人だけど決め手がない」モヤモヤ
仮交際が長引くとよく出てくるのが、この感情です。
一緒にいて嫌ではない
会話も普通にできる
でも「結婚したい!」という決定打がない
これは、相手の問題というより
判断軸が「感情」だけになっているサインです。
③「いつ何を話すべきか分からない」緊張
仮交際中は
結婚観
お金の考え方
家族との距離感
など、重要な話題をどこまで出していいのか迷います。
「重いと思われたらどうしよう」
「まだ早い気がする…」
この遠慮が続くと、
関係が浅いまま終了してしまうことも少なくありません。
仮交際中に気を付けるべき3つのポイント
① 「好かれるか」より「合うか」を見る
仮交際中に最も大切なのは、
相手にどう思われているかではなく、自分はどう感じているかです。
✔ 一緒にいて無理をしていないか
✔ 会った後にどっと疲れていないか
✔ 素の自分で話せているか
「嫌われないように頑張っている状態」が続く相手とは、
結婚後に苦しくなる可能性が高くなります。
② 結婚観の話は“重くならない形”で早めに
仮交際でよくある失敗が、
「真剣交際に入ってから大事な話をしよう」と先延ばしすること。
実は、
価値観のすり合わせは仮交際中にこそ必要です。
ポイントは、
✖ 詰問のように聞く
〇 自分の考えを“先に”共有する
例)
「私は結婚したら、〇〇を大切にしたいと思っていて…〇〇さんはどうですか?」
この形なら、相手も安心して話しやすくなります。
③ 仮交際が続かない=失敗ではない
仮交際終了を
「否定された」「選ばれなかった」
と捉えてしまう方は多いですが、実際は違います。
仮交際の終了は
「合わない部分が早めに分かった」だけ。
むしろ、
違和感を感じながら真剣交際に進む方が、後で大きなダメージになります。
仮交際中の不安を軽くする考え方
仮交際は“選ばれる場”ではなく“見極める場”
気持ちが揺れるのは真剣だからこそ
比較されている=自分も比較していい立場
この視点を持てるだけで、
仮交際中の心の消耗は大きく減ります。
迷ったときこそ「一人で抱え込まない」
仮交際で迷いが出たとき、
自分だけで答えを出そうとすると、感情に振り回されがちです。
結婚相談所を利用している最大のメリットは、
第三者の視点で整理してもらえること。
自分では気づいていない違和感
逆に、手放さなくていいご縁
こうした判断は、
カウンセラーを通すことで冷静に見えてきます。
実際にあった成婚エピソード|温度差に悩んだ会員様が1ヶ月で成婚できた理由
ここで、実際に以前成婚退会された会員様のエピソードをご紹介します。
仮交際中、弊社の会員様からはデート後の報告として
「とても良い雰囲気で、毎回楽しい時間を過ごせています」
「真剣交際への気持ちは、数字で表すと70%以上あります」
という前向きなお声が届いていました。
ところが一方で、お相手相談所からのフィードバックは全く違うものでした。
デート後の真剣交際へのお気持ちを伺いすると、
ずっと 30%台のまま、なかなか上がらない状態 が続いていたのです。
「何がいけないのだろう…」と不安になる会員様
私のほうも
「何か気になっている点はありませんか?」
と先方相談所へ確認を重ねましたが、返ってくる答えは毎回同じ。
「かなり慎重な性格の方なので、大変申し訳ないのですが、もう少し時間をください」
弊社の会員様は
✔ デートは毎回楽しい
✔ 会話も弾む
✔ 相性も悪くないはず
そう感じているからこそ、
「なぜ進まないのか分からない」
「自分に何か問題があるのではないか」
と、落ち込んだり、やきもきしたりする日が続いていました。
感情は吐き出してOK。でも相手には詰め寄らない
その際、私から会員様にお伝えしたのは次のことです。
不安な気持ちやモヤモヤは、私にいくらでもぶつけても大丈夫
ただし、お相手には
気持ちを確かめようとして詰め寄ったり、答えを急がせたりしないこと
慎重派の方ほど、
「考える時間」を奪われると、気持ちが後退してしまうケースが多いからです。
仮交際1か月半を過ぎ、ついに出た答え
そして仮交際が1か月半以上経過したある日、
先方相談所から連絡が入りました。
「真剣交際へ進みたいとのお気持ちが固まりました」
無事に真剣交際へ進むことが決まり、
そこからは驚くほどのスピードでした。
真剣交際に入ってから 1か月も経たないうちに成婚退会。
後から分かったのは、
お相手は本当に慎重で、納得するまで時間をかけて考えるタイプだったということ。
しかし一度「この人だ」と決めてからは、
迷いが一切なく、驚くほど早く成婚まで進まれました。
このエピソードから分かる「仮交際で大切なこと」
このケースが教えてくれるのは、
仮交際中の温度差=脈なしとは限らない
慎重派の人は「遅い」のではなく「深く考えている」
答えが出るまでの時間より、出た後の覚悟が大切
ということです。
仮交際中に不安になるのは自然なこと。
でも、相手のペースや性格を理解し、
焦らせず・追い詰めず・信頼して待つことが、
結果としてご縁を大きく前進させることもあります。
まとめ|仮交際は「心をすり減らす期間」ではない
仮交際は、
✔ 無理をしない相手か
✔ 価値観を共有できそうか
✔ 安心して将来を描けるか
を確認するための大切な時間です。
不安になるのは自然なこと。
でも、その不安は正しい向き合い方を知ることで軽くできます。
焦らず、比べすぎず、
「結婚後の自分が笑っているか」を基準に、仮交際を使っていきましょう。