不妊治療と婚活について
- 婚活のコツ
- 婚活のお悩み
- 男性向け
目次
- 子供に対する考えを確認しましょう
- 不妊治療の種類
- 成婚前に話すべきこと
子供に対する考えを確認しましょう
今回は、結婚後にお子さんを希望する方に向け、婚活と不妊治療について書いていきます。
特に、30代半ば以上の方は不妊治療をする可能性がありますので、予備知識として見ていただけると幸いです。
結婚相談所で活動される多くの方は、結婚後にお子さんを希望しています。しかし、漠然と子供が欲しいとしか考えていない人もいれば、何がなんでも子供が欲しいと考えている人もいます。
前者の場合は自然妊娠しか考えていないかもしれませんが、後者は不妊治療をすることまで考慮しているかもしれません。
こう言ったお互いの子供に対する認識の違いが成婚後に発覚してしまうと、大きなトラブルのもとになりますので、必ず真剣交際の期間中にお相手と認識を合わせておきましょう。
そのためにも、不妊治療ついて最低限の知識を身につけておくことが大事です。
悪気はなかったとしても、知識がないことから女性へ配慮が欠けた言い方をしてしまうと、同様にトラブルになる可能性がありますので、特に男性陣は気をつけましょう。
不妊治療の種類
「不妊治療」と言っても、一言で括ることはできません。不妊治療には大きく分けて3種類あり、それぞれ経済的負担も、女性・男性にかかる負担も異なります。
どの治療を選択するかは、その時の経済状況や体の状況、ライフプランによって異なります。
①タイミング法(女性の負担:少 男性の負担:中 費用:少)
■内容:排卵日を予測し、妊娠する確率の高い時期を指導してもらう方法です。
■女性の負担:女性は月2~3回通院し、検査を受ける必要があります。検査は半日かかりませんが、仕事は半休をとる必要があります。
■男性の負担:妊娠確率が高い時期に必ず行為をしなければなりません。人によっては決められた日に必ずしなければならないことがプレッシャーになる場合もあります。
■費用:1回あたり、2000~3000円程度です。
②人工授精(女性の負担:中 男性の負担:少 費用:中)
■内容:子宮内に直接精子を送り込むことで、精子と卵が出会える確率を高め、自然妊娠を目指す方法です。
■女性の負担:月3~4回の検査及び人工授精をするために、頻繁に通院しなければなりません。不妊治療専門のクリニックに行く必要があるので、場合によっては遠くの病院に行く必要があります。
そのため、検査のたびに仕事を休まなければならないので、職場へ迷惑がかかったり、残業が増えたりします。精神的なケアが必要です。
■男性の負担:男性については、一緒に病院に行って精子を採取するか、あらかじめ採取した精子を女性に持っていってもらうかを選べます。どちらかというと、①より負担は小さいです。
■費用:1回あたり1~2万円程度です。(保険適用)
③体外受精(女性の負担:大 男性の負担:少 費用:大)
■内容:採卵・採精をし、医療技術によって対外で受精・培養をさせ、その後、受精卵を体内に戻す方法です。
■女性の負担:週1~2回の通院、毎日の注射(場合によっては2~3週間程度続く)、薬の服用、複数回の血液検査、採卵(痛みを伴う)など①、②と比べて女性への負担がとても大きいです。仕事は全休が必要なケーが多く、事情を職場に聞かれることもあるでしょう。
女性へのストレスが非常に大きいです。必ず、男性が寄り添ってあげることが必要です。
■男性の負担:②とさほど変わりません。
■費用:病院にもよりますが、1回あたり20~30万円程度です。(保険適用)
成婚前に話すべきこと
上記の通り不妊治療にも段階がありますが、どこまで治療をするかイメージできている人は少ないと思います。
あまりズカズカと聞きすぎても、逆効果です。
なので、お互い子供への思いを伝え合い、自然妊娠を望むのか、不妊治療も選択肢に入れているのかを話すくらいがちょうどいい塩梅だと思います。(関係性によって話せるところまで話しても構いません。)
とてもデリケートな話題ですので、話すときは慎重に話しましょう。
以上が、不妊治療と婚活についてでした。話しづらいこともしっかりと話し合うことで互いの信頼が高まります。子供を持つ、持たないで結婚生活は大きく変わりますので、2人でよく話して決めていきましょう。