言われたことを言葉通り受け取ってしまう方へ

最後まで言ってもらわないと理解できないというお悩み

物事を最後まではっきり言ってくれないとわからない、といったお悩みを持つ方はとても多いです。

とくに「女心がわからない」とおっしゃる方には、この症状を持つ方が非常にたくさんいらっしゃいます。

「自分は言われた通りやっているのに」と苛立ちを覚える方もいらっしゃることでしょう。

定型の方は、物事をはっきり言いません。とくに遠慮していることなど、好きな人には「わかってほしい」という欲求が強いのです。

「行間を読む」という言葉がありますが、まさにその通りで、本に書いていない、その間にあることを汲んでもらうことで、「自分は愛されている、わかってもらっている」と感じるのです。

たとえばデート中

映画館で「何か買ってきて」と言われたとします。そうすると、お相手の気持ちを汲むのが難しい方は、自分の食べたいものや飲みたいものだけ買ってきてしまいます。

するとお相手の方は、「え？一緒に自分の分もかってきてくれるんじゃないの？」とびっくりしてしまうのです。

どうしてびっくりしてしまうのかというと、定型の人は、どうせ買いに行くのなら、二人分買ってくるのが当たり前、と思っているからなのです。

こういうことは、はっきり言ってもらって、「こういう時はこうするんだ」と一つずつ学んでいくしかありません。

時間はかかるかもしれませんが、学習することでトラブルは未然に防げるようになります。

何か食べた？と言われたら

これは高度な問題かもしれませんが、「何か食べた？」と言われたら、「自分は食べていないんだけど」あるいは「自分は食べたけど、お腹空いてる？」という言葉が後ろに隠れています。

そんな時は、「君は食べた？」と聞いてみるようにしましょう。そうすれば「自分も食べてないから一緒に食べよう」「自分は食べちゃったから軽く付き合うね」と言ってくれるはずです。

「大丈夫！」とだけ答えて、一人で食べてきてしまったら、これも定型の方はびっくりしてしまいます。もしお相手の方が何も食べていなかったら、怒り出してしまうこともあるでしょう。

どうして怒り出してしまうかというと、自分のことを蔑ろにされていると感じてしまうからです。

ここまで言うと、「お付き合いなんて難しい。やっぱり自分は一人でいよう」と思ってしまうかもしれません。

でも、これを解決する方法は必ずあります。

カミングアウトするのがベスト

こういった行き違いを防ぐには、「自分にはこういう特性があって、全部言ってもらわないとわからないんだ」とカミングアウトすることです。

あなたには他に良いところがたくさんあります。自分の取説だと受け取ってもらって、怒られることがあったら一つずつ説明していきましょう。

このブログの他にも、そういった特性の恋愛に特化した本もあります。それを読んでもらって理解してもらうのも一つの方法です。

そうすることで「自分のことをわかってくれないんだ」「ないがしろにされているんだ」という誤解を解くことができます。

いつカミングアウトするか

いつカミングアウトするか、という問題もあるでしょう。

これはプレ交際の初めの頃にするのがベストです。

初めから自分には特異な性質がある、と言ってしまうと、お相手の方は驚いて避けてしまいます。

その特性は一つではありませんが、すべてに当てはまるわけでもありません。

まずはお見合いをクリアし、プレ交際が始まったら自分の特性に当てはまるものについて、その都度伝えていきましょう。

もっともその特性が邪魔するのはプレ交際が始まってすぐです。だから時期にお伝えするのがベストなのです。

また、同じような特性を持った方同士でお付き合いするのも良い方法です。

ストーリアでは、約５万人の中からお相手探しができます。中には同じ特性を持つ方もたくさんいらっしゃいます。

コミュニケーションが苦手なのは、あなただけではありません。そして理由も一つだけではないのです。

何か一つ当てはまっただけで「自分に興味がないのでは？」と思われてしまう前に、自分の特性について、当てはまることをお伝えしていきましょう。