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婚前契約の大切さ。米国の弁護士に聞くプレナップの基礎知識

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国際結婚&海外結婚相談所TJM「婚前契約の大切さ。米国の弁護士に聞くプレナップの基礎知識」-1

目次

  • はじめに
  • 結婚は契約。プレナップの大切さ
  • プレナップを結ぶタイミングと注意点
  • プレナップの疑問はマッチメーカーや弁護士に相談しよう
  • さいごに

はじめに

こんにちは。国際結婚&海外結婚相談所TJM 代表まつなおです。私たちは、主にアメリカ人男性をご紹介している相談所です。


今回は、アメリカ人男性との結婚には欠かせない“婚前契約”について、ユタ州で14年弁護士をしているゲストにインタビューした内容を交えながらに婚前契約の概要や大切さをお伝えします。


日本人同士の結婚においても、ぜひ参考にしてもらえればと思います!

結婚は契約。プレナップの大切さ

婚前契約のことを、英語ではプレナップと呼びます。アメリカでは一般的なものですが、日本ではまだまだ浸透していませんよね。


プレナップは、結婚を控えたカップルがあらかじめ財産・負債・扶養義務などについて取り決めておく契約のことです。そもそも結婚というのは、感情的な結びつきだけでなく、法律上の契約でもあります。だからこそ、きちんと取り決めをしておくことが大切なんです。


弁護士の彼が言うには、そんなに複雑なことではなく、まずは「何があなたのもので、何が私のもので、何が私たちのものかを明確にするだけ」と考えるとよいそうです。


日本でお金の話を、ましてや結婚する前にするなんて、抵抗があるという方も多いと思います。アメリカ人の弁護士から見ても、プレナップを結ぼうとすることは、相手を信頼していないという印象を与えてしまいかねないことだと感じるそうです。


それでも彼は「永遠に結婚生活が続くことを望むかもしれません。悲しいかもしれないけれど、結婚は必ずしも永続するとは限らないものです。婚前契約の条件や条項が不適切で、あとで後悔することになることは珍しくないんです」と言っていました。


これは、日本人の私たちにとっても理解できることではないでしょうか。


とくにどちらかの収入や借金が多い場合などは、夫婦間の金銭的な取り決めを事前に明確にすることで、将来的な誤解や対立を防ぐことが大切です。


そして、プレナップを結んだという安心感があるからこそ、お互いがのびのび夫婦生活を送ることができ、仲の良い夫婦生活を続けられるということも多いんですよ。


それに、プレナップには事前の情報開示が欠かせません。それだけお互いのことをオープンにできて相手のことをきちんと知っているという信頼感も、幸せな夫婦生活につながっていきます。

プレナップを結ぶタイミングと注意点

プレナップは、結婚前に締結するものです。とくにアメリカでは、結婚前のものでなければ効力がありません。


州によって、契約締結の期限や署名の条件が定められていて、たとえばユタ州では結婚前に署名を交わせば、いつの時点のものでも有効なんだそうです。一方で、結婚の数か月前に済ませなければいけない州もあれば、特定の日に済ませなければならない州もあります。


アメリカ人男性と結婚する方は、彼が何州の方なのかによって異なるので気をつけましょう。どの地域であっても、事前の準備期間としては、少なくとも3〜6か月程度を見ておくとよいでしょう。


法的な効果があるプレナップにするためには、資産と負債をきちんと開示することが重要です。どちらか一方が自分の財産状況を十分に開示していなかったら、契約自体の効力が失われる可能性が高いそうです。


弁護士は「私には家と住宅ローンと退職金口座と銀行口座と事業があります。その一方で、事業の借金があるので負債もあります。など、きちんと開示することが婚前契約において非常に重要です」と言います。


また「誰かとデートしているときに、あなたは病気をしていないですか?とか、元妻はいますか?ということを聞くように、資産についても透明にしておくことが大切です」とも言っていました。


理解はできるけれど、本人たちだけでそんなコミュニケーションを取るのは簡単なことじゃありませんよね。


だからこそ、弁護士の力を借りるのがいいと思います。日本では弁護士に相談することすらハードルが高いと考えている方も多いのですが、実は無料相談に応じている法律事務所も多いですし、親身になってくれる弁護士もたくさんいるものです。


もちろん、まずはマッチメーカーの私たちに事前に相談してもらっても大丈夫です。

プレナップの疑問はマッチメーカーや弁護士に相談しよう

オンライン上には無料でダウンロードできるプレナップのテンプレートもあります。でも、アメリカでは州によって法律が異なりますし、財産や借金の状況によって結ぶべき契約条項は異なるものです。だからこそ、その州の法律に精通した弁護士に相談することが大切です。


日本人同士の結婚なら、日本の結婚に詳しい弁護士に聞くべきです。


プレナップの内容は柔軟に設計できるので、自分たちの事情や価値観に合った契約を目指しましょう。


弁護士の彼は、弁護士選びについて「法廷に出廷して議論をうまく進められる、アグレッシブな弁護士が必要になることもあります。でも、プレナップにおいては、そのような弁護士が必ずしも最適とは限りません。優しい弁護士がいいですね。プレナップの締結に大切なのは、コミュニケーションです。プレナップは争いではなく、交渉であり、対話であり、情報共有です。相手と協力して作業を進めることができる弁護士がよいでしょう」と語っていました。


日本には、婚前契約を専門に扱っている弁護士は多くないですよね。


でも、離婚を専門にしている弁護士はとても多いです。日本でプレナップを任せる弁護士を探すときは、離婚弁護士に依頼するとよいそうです。


その理由について彼はこう言っていました。


「離婚を扱う人は通常、婚前契約を扱うことができます。離婚裁判で起こることを見ている人は、結婚前にどのように対処するかについても知っているからです」


また、弁護士に相談する以前に、なるべくお互いで話し合って、どうしたいかを明確にしておくことが大切だとも言っていました。弁護士はその2人の希望を法的に有効にするための専門家だからです。


どんな風に話し合えばよいのか不安がある方は、私たちマッチメーカーに相談していただくのも手だと思います。

さいごに

日本人のみなさまには、まだまだ馴染みのないプレナップ。それでもなんとなく必要かもしれないと考えている方は多いのではないでしょうか。


ちょっとでも不安があるなら、その気持ちにフタをしないで、マッチメーカや弁護士に相談してみましょう!


プレナップを結んだという安心感があるからこそ、お互いがのびのび夫婦生活を送ることができ、仲の良い夫婦生活を続けられるケースも多いです。


そんな安心できる結婚生活を送ってもらえるよう、応援しています!

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