40代の婚活男性は、なぜうまくいかないか気付いていない!
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40代以上の男性会員の指導で最も難しいのが、本人が問題点に気づいていないという状況です。
40代以上の婚活男性は、自分のやり方が確立していたり、それが正しいと信じて疑うことがない事が多いと感じます。また、それを指摘されるとキレたり、不機嫌になってしまうこともあるので、改善することはかなり大変だと感じます。
特に長年社会で活躍してきた男性ほど、「自分のやり方」に自信があり、指摘を受け入れにくい傾向があります。しかし、気づかせ方を間違えると、プライドを傷つけ、関係が悪化するリスクもあります。
今回は、仲人アドバイザーとして実際に効果があった、婚活男性に問題点を気づかせ、自発的に改善してもらうための具体的方法を、カテゴリー別に解説します。
大前提:「気づかせる」ための心理学的アプローチ
【基本原則】
・直接的な批判は避ける(防衛本能が働き、聞く耳を持たなくなる)
・本人に自己発見させる(自分で気づいた改善点は実行率が高い)
・具体的な事実とデータを示す(感情論ではなく、客観的証拠が効く)
・改善の先にある明るい未来を見せる(ネガティブよりポジティブな動機づけ)
・小さな成功体験を積ませる(一気に全てを変えようとしない)
方法①:第三者フィードバック法(お見合い相手の声を活用)
【概要】
お見合いやデート後に、女性側から得られたフィードバックを第三者の意見として伝える方法。「仲人が言っている」のではなく、「相手女性がこう感じた」という事実として提示します。
【具体的な伝え方】
❌NG例(直接批判): 「Aさん、お見合いの時の服装がダメでしたね。もっとちゃんとした格好をしてください」
✅OK例(第三者フィードバック): 「Aさん、お見合い後に相手の女性からフィードバックをいただきました。『お人柄は良かったのですが、服装がカジュアルすぎて真剣さが伝わりませんでした』とのことでした。婚活では第一印象が大切なので、服装についてご一緒に考えてみませんか?」
【なぜ効果的か】
「仲人の意見」ではなく「相手女性の率直な感想」なので、事実として受け入れやすい
複数の女性から同じフィードバックが来ると、「自分の問題」と自覚する
「改善すれば次は違う結果になる」という希望が持てる
【実践例:身だしなみ】
ケース:50代男性、お見合い5回連続で断られる
仲人が女性たちからのフィードバックを集めると、すべてに共通していた意見:
「髪が伸びすぎて清潔感がない」
「服がヨレヨレで古い」
「靴が汚れている」
伝え方: 「Aさん、5名の女性全員から『お話は楽しかったが、身だしなみで損をしている』というご意見をいただきました。具体的には髪型、服装、靴です。これは簡単に改善できる部分なので、次のお見合いまでに一緒に対策しましょう。写真も撮り直せば、お見合い成立率も上がると思います」
結果: 本人は「自分では普通だと思っていた」と驚きながらも、複数の女性からの具体的な指摘に納得。美容院、服の買い替え、靴磨きを実施し、次のお見合いから好感度が大幅アップ。
方法②:ビフォーアフター比較法(写真・動画で客観視させる)
【概要】
自分の姿を客観的に見る機会を作り、「他人から見た自分」を認識させる方法。
【具体的な実践】
A. 写真による気づき
ステップ1:現状の写真撮影 お見合い前に、スマホで「今の服装で写真を撮らせてください」と撮影。
ステップ2:改善後の写真撮影 アドバイス後(美容院、新しい服など)に再度撮影。
ステップ3:比較して見せる 「ビフォー」と「アフター」を並べて見せ、「どちらが女性に好印象だと思いますか?」と質問。
効果: 本人が自分で「こんなに違うのか」と視覚的に理解できる。
B. ロールプレイング+録画
実践方法: 仲人が女性役になり、お見合いの模擬練習を行う。その様子をスマホで録画。
見せる時のポイント: 「Aさん、客観的に見てみましょう」と言って一緒に動画を見る。
本人が気づくこと:
姿勢が悪い(猫背)
表情が硬い(笑顔がない)
話し方が早口、または単調
相手の目を見ていない
手の動きが落ち着きない
伝え方: 「動画を見てどう感じましたか?」とまず本人に聞く。自己評価をしてもらった上で、「私から見ると、もう少し笑顔があると良いと思います」と補足。
方法③:データ・統計活用法(数字で現実を示す)
【概要】
感情論ではなく、客観的なデータや統計を使って「今のままでは厳しい」という現実を理解させる方法。
【実践例:年齢と成婚率】
ケース:45歳男性、30代前半の女性ばかりに申し込み、全く成立しない
データを提示: 「Aさん、実はデータがあります。45歳男性が30代前半の女性とお見合いが成立する確率は約3%です。一方、40代前半〜40代後半の女性だと約15%まで上がります。今のやり方を続けると、1年活動しても成婚は難しいかもしれません」
本人の反応: 「そんなに差があるんですか…」と現実を認識。
フォロー: 「もちろん、絶対ではありません。ただ、効率よく成婚を目指すなら、戦略を見直す価値はあると思います。40代女性の魅力についてもお話ししましょう」
【実践例:お見合い成立率】
ケース:プロフィール写真が古く、お見合い申し込み30件して成立0件
データを提示: 「Aさん、通常お見合い申し込み30件で3〜5件は成立します。でもAさんはゼロ。原因はプロフィールにあると考えられます。特に写真は第一印象の90%を決めます。成婚した男性の多くは、プロのカメラマンに撮影してもらっています」
効果: 数字で示すことで、「自分だけの問題ではなく、一般的な傾向」として受け入れやすくなる。
方法④:成功事例のモデリング法(ロールモデルを示す)
【概要】
「こうしたら成功した人がいる」という具体的な成功事例を示し、真似したくなる動機を作る方法。
【実践例:身だしなみ改善】
伝え方: 「先月成婚されたBさん(50歳)も、最初は身だしなみで苦戦していました。でも、美容院を変えて、服をシンプルな上質なものに変えたところ、お見合い成立率が3倍になりました。Bさんのビフォーアフター写真、見てみますか?」
効果: 同年代の成功例を見ると、「自分にもできるかも」と前向きになる。
【実践例:コミュニケーション改善】
伝え方: 「先日成婚されたCさん(48歳)は、最初『コミュニケーションが苦手』とおっしゃっていました。でも、『相手の話を8割聞く』『共感の言葉を意識する』この2つだけを実践したら、女性からの評価が激変しました。Cさんがやった具体的な方法、お伝えしますね」
方法⑤:セルフチェックリスト法(自己診断させる)
【概要】
仲人が一方的に指摘するのではなく、本人に自己診断させることで、問題点を自覚させる方法。
【実践:身だしなみチェックリスト】
【婚活身だしなみセルフチェック】
以下の項目について、◯×で自己評価してください。
□ 髪は月1回以上カットしている
□ 白髪染めをしている(または清潔感ある白髪スタイル)
□ 鼻毛・耳毛は定期的にチェックしている
□ 眉毛を整えている
□ 歯は白く、口臭ケアをしている
□ 爪は短く清潔
□ ヒゲは毎日剃っている(または整えている)
□ 服にシワ・ヨレがない
□ 服のサイズが体型に合っている
□ 靴は磨いてある
□ 体臭対策をしている
□ 肌の手入れをしている
活用方法: 「まずはご自分で評価してみてください。その後、一緒に見直しましょう」
効果: ×が多いと、自然と「改善が必要だ」と自覚する。
【実践:コミュニケーションチェックリスト】
【お見合い・デートコミュニケーションチェック】
直近のお見合いを思い出して、◯×で評価してください。
□ 相手の話を最後まで聞いた
□ 相手の話を遮らなかった
□ 自分の話:相手の話=3:7くらいだった
□ 質問を適度にした
□ 「それは大変でしたね」など共感の言葉を使った
□ 笑顔で相槌を打った
□ スマホを見なかった
□ 相手を褒めた
□ 上から目線の発言をしなかった
□ 自慢話をしなかった
活用方法: チェック後、「×の項目が改善ポイントですね。一つずつ改善していきましょう」と前向きに伝える。
方法⑥:専門家紹介法(外部のプロに任せる)
【概要】
仲人アドバイザーからの指摘だと素直に聞けない男性も、外部の専門家からのアドバイスなら受け入れる場合があります。
【実践例】
A. イメージコンサルタント・パーソナルスタイリスト
提案方法: 「Aさん、婚活専門のスタイリストさんがいます。プロの目で、似合う服、髪型、全体のコーディネートをアドバイスしてくれます。投資する価値はあると思いますよ。成婚された方の多くが利用しています」
効果:
・プロの診断という形で、客観的なアドバイスを受けられる
・「似合う色」「体型に合う服」など、具体的な改善策が分かる
・買い物同行サービスもあり、実際に服を揃えられる
B. 話し方講座・コミュニケーションセミナー
提案方法: 「コミュニケーションは生まれつきの才能ではなく、学べるスキルです。婚活に特化した話し方講座があるので、参加してみませんか?同じ悩みを持つ男性もたくさんいますよ」
効果:
・客観的なフィードバックを他の参加者や講師からもらえる
・実践的なテクニックを学べる
・「自分だけじゃない」という安心感
C. 婚活写真専門カメラマン
提案方法: 「プロフィール写真は婚活の生命線です。婚活専門のカメラマンに撮影してもらうと、表情の作り方、角度、服装まで全てアドバイスしてくれます。費用は2〜3万円ですが、お見合い成立率が3倍になった方もいます」
方法⑦:ポジティブリフレーミング法(強みを活かして弱みを改善)
【概要】
いきなり弱点を指摘するのではなく、まず強みを認めた上で、改善点を伝える方法。
【実践例:コミュニケーション】
❌NG例: 「Aさん、話が一方的すぎます。もっと相手の話を聞いてください」
✅OK例: 「Aさん、お仕事の話、とても興味深かったです。Aさんは知識も豊富で、話も上手です。ただ、婚活では『自分の魅力を伝える』より『相手の魅力を引き出す』方が好印象なんです。Aさんの聞き上手な一面も見せると、さらに魅力的になると思います」
効果:
・まず褒めることで、心理的防衛を解除
・「改善=成長」というポジティブな印象を与える
方法⑧:小さな成功体験の積み重ね法
【概要】
一度に全てを改善しようとせず、一つずつ小さな成功体験を積ませる方法。
【実践ステップ】
ステップ1:一つだけ改善する 「今月は『笑顔』だけを意識してみましょう。他のことは気にしなくて大丈夫です」
ステップ2:成果を確認 お見合い後のフィードバックで「笑顔が素敵でした」と女性から評価があれば、すぐに伝える。
ステップ3:次の改善へ 「笑顔は完璧です!では次は『質問の仕方』を意識してみましょう」
効果:
・一つずつクリアすることで自信がつく
・「改善すれば結果が変わる」と実感できる
・モチベーションが維持される
方法⑨:未来イメージ法(改善後の明るい未来を描かせる)
【概要】
「このままだとダメ」というネガティブな動機づけではなく、**「改善すればこんな素敵な未来が待っている」**というポジティブな動機づけ。
【実践例】
伝え方: 「Aさん、もし身だしなみを整えて、コミュニケーションも改善したら、どんな女性と出会えると思いますか?想像してみてください。清潔感があって、会話も楽しいAさんなら、素敵な女性があなたを選んでくれるはずです。そのために、今できることから始めましょう」
効果:
・ポジティブな未来像が、改善への強い動機になる
・「やらされている」ではなく「自分のため」という自発的行動につながる
方法⑩:定期振り返り面談(PDCAサイクル)
【概要】
月1回など定期的に面談し、活動を振り返り、改善点を一緒に考える仕組み。
【面談の流れ】
1. 活動状況の確認
・お見合い申し込み件数
・お見合い成立数
・仮交際・真剣交際の状況
2. うまくいったこと 「今月良かったことは何ですか?」→ポジティブな点を強化
3. うまくいかなかったこと 「今月の課題は何だと思いますか?」→本人に考えさせる
4. 改善策の提案 仲人から具体的なアドバイス
5. 次月の目標設定 「来月はこれをやってみましょう」
効果:
・定期的に振り返ることで、問題点を早期発見
・仲人と二人三脚で進んでいる実感
・継続的な改善習慣が身につく
【実践例】40代男性が3ヶ月で変わったケース
プロフィール
45歳、会社員、年収600万円
入会後6ヶ月、お見合い20回申し込むも成立1件のみ
その1件も交際に至らず
問題点(本人は無自覚)
プロフィール写真が10年前のもの(実物と違う)
服装がカジュアルすぎる(ジーンズ、スニーカー)
髪が伸びて ボサボサ
お見合いで自分の仕事の話ばかり
相手の話を遮る癖
<仲人の気づかせ方>
第1週:第三者フィードバック 唯一のお見合い相手からの意見を伝える。 「写真と実物が違いすぎて驚いた」「服装がラフすぎて真剣さを感じない」
第2週:ビフォーアフター写真 現状の写真を撮り、「プロに撮ってもらった写真と比べてみましょう」と提案。
第3週:データ提示 「写真を変えた方は、お見合い成立率が平均3倍になっています」
第4週:成功事例 「同じ45歳のBさんも、写真と服装を変えただけで、成婚しました」
第5週:プロのスタイリスト紹介 外部のパーソナルスタイリストと連携し、服装を一新。
第6週:コミュニケーションチェックリスト 自己診断させ、「話を聞く」ことの重要性に気づかせる。
第7週:ロールプレイング 仲人が女性役で模擬お見合い。録画して一緒に見る。
第8週:小さな目標設定 「次のお見合いでは、『相手の話を8割聞く』だけを意識しましょう」
結果
・プロフィール写真を刷新
・服装をジャケットスタイルに変更
・月1回美容院
・お見合いでは「聞き役」に徹する
3ヶ月後:
・お見合い申し込み15件→成立5件
・仮交際2名
・6ヶ月後に真剣交際→成婚
本人のコメント: 「最初は『自分は普通』だと思っていました。でも、女性からの率直な意見や、データを見て、『変わらなきゃ』と思いました。仲人さんが一緒に考えてくれたので、頑張れました」
仲人が避けるべきNG対応
❌NG①:頭ごなしに否定する
「その服装はダメです」「話し方が下手すぎます」 →プライドを傷つけ、心を閉ざしてしまう
❌NG②:他の会員と比較する
「Bさんはもっとちゃんとしています」 →屈辱感を与え、やる気を失わせる
❌NG③:抽象的な指摘
「もっと清潔感を出してください」 →具体的に何をすれば良いか分からない
❌NG④:一度に全てを指摘
「髪も服も話し方も全部ダメ」 →圧倒されて、何から手をつけて良いか分からなくなる
❌NG⑤:感情的に叱る
「何度言ったら分かるんですか!」 →信頼関係が崩れる
まとめ:気づかせるための黄金ルール
1. 事実ベースで伝える
感情論ではなく、データや第三者の意見など客観的事実を提示
2. 本人に考えさせる
一方的な指示ではなく、「どう思いますか?」と本人の意見を引き出す
3. ポジティブな未来を見せる
「改善すればこんな良いことがある」という希望を持たせる
4. 小さく始める
一度に全てではなく、一つずつクリアする
5. 褒めて育てる
小さな改善も見逃さず、すぐに褒める
6. 信頼関係が土台
普段から会員を尊重し、信頼関係を築いておく
最後に:仲人としての心構え
40代以上の男性は、社会で実績を積み、プライドも持っています。その尊厳を傷つけることなく、「あなたの幸せのために」という愛情を持って、気づきを促すことが仲人の役割です。
時には厳しいことも伝えなければなりませんが、その根底には「この人に幸せになってほしい」という純粋な思いがあることを、言葉と態度で示し続けることが大切です。
気づいて、変わって、成婚する——その喜びの瞬間に立ち会えることが、私たち仲人の最大の報酬です。一人でも多くの婚活男性が、素敵なパートナーと出会えることを願っています。