女性婚活者が交際終了する際にフェードアウトするのはなぜ?
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女性は交際終了の時に即終了するのではなく、フェードアウトするのには理由がある!
結婚相談所の婚活でも多いのですが、女性は交際終了にする際にデートで「次はない」とか「交際を終わらせよう」と決断しても、すぐに連絡をして交際終了にするのではなく、少し時間を置いてから交際終了に踏み切ることが多いように感じます。
婚活女性がフェードアウトを選ぶ背景には、様々な複雑な心理が絡み合っています。婚活女性がフェードアウトを選ぶ10の理由と詳細について記述をしたいと思います。
1)相手を傷つけたくない、罪悪感からくる回避行動
女性は一般的に共感性が高く、相手の感情に敏感な傾向があります。直接別れを告げることで相手が深く傷つくのではないか、悲しませてしまうのではないかと考えると、その直接的な状況に耐えられないと感じます。自分が悪者になることを避けたい、という心理も働きます。
2)別れ話の修羅場を避けたい(感情的な衝突への恐怖)
感情的になりやすい男性との別れ話は、修羅場になることを恐れる女性は少なくありません。怒鳴られたり、泣かれたり、問い詰められたりする状況を想像すると、精神的な消耗が激しいため、それを避けるために自然消滅を望みます。
3)ストーカー化や逆恨みへの潜在的な恐怖
特に婚活アプリなどで出会った相手の場合、相手の本当の性格や行動パターンが掴みきれていないことがあります。もし相手が別れ話を受け入れず、執着したり、逆恨みしたりする可能性を考えると、安全を確保するために直接的な接触を避ける選択をします。
4)関係を断ち切るエネルギーがない・疲弊している
交際がうまくいかなくなると、すでに精神的に疲弊していることが多いです。新しい出会いを探すエネルギーも、別れ話をするエネルギーもない、と感じている時に、自然と連絡を減らして関係を終わらせようとします。
5)キープしておきたい、他の選択肢を検討したい(一時的な優柔不断)
もしかしたら、他に良い人が見つかるかもしれない、という期待や、今すぐ別れてしまうと一人になる不安から、関係を完全に断ち切る決断ができない場合があります。すぐに別れると後悔するかもしれないという迷いから、関係を曖昧にしておくことがあります。
6)相手に察してほしい、自己解決を促したい
「言わなくてもわかるでしょ」「私の気持ちを察してほしい」という心理が働くことがあります。言葉で伝えなくても、行動で示せば相手も理解してくれるはずだと期待し、別れ話という直接的なコミュニケーションを避けます。
7)関係を終わらせる理由を説明したくない・説明できない
別れる具体的な理由が相手を傷つける内容だったり、自分でもはっきり言語化できない漠然とした不満だったりする場合、説明すること自体を避けたいと考えます。「他に好きな人ができた」など、相手に不快感を与える理由を伝えることを躊躇します。
8)相手への期待が完全になくなった(無関心)
相手に対して愛情や関心が全くなくなり、別れることすらどうでもよくなってしまっている状態です。別れ話をする労力すら無駄だと感じ、自然に関係が終わるのを待つ、という無関心からのフェードアウトです。
9)過去の恋愛経験から学んだ(直接伝えるとこじれる経験)
過去に直接別れを伝えて、相手が激しく感情的になったり、関係がこじれたりした経験がある場合、その教訓からフェードアウトを選択するようになります。安全で波風立てない終わらせ方だと学習している可能性があります。
10)決断力や自己主張が苦手な性格
元々、自分の意見をはっきり主張したり、対立を避けたりする性格の女性は、別れという困難な決断を相手に伝えることが苦手です。曖昧な態度をとることで、いつか相手が諦めてくれることを期待します。
これらの理由の多くは、女性が自分自身を守ろうとする自己防衛本能と、相手への配慮(あるいはその欠如)が複雑に絡み合って生じるものです。フェードアウトは一見すると無責任に見えるかもしれませんが、その裏には多くの女性特有の心理が隠されていると言えるでしょう。