金銭的に余裕がないと結婚どころではない!
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年収は低いけど貯金はある、または貯金はあるけど年収は低いはまだ良い
ネットの記事に就職氷河期世代の現実ということで、記事がありました。以下の内容になっているのですが、金銭的、資金的に厳しい状況の人は、心にも余裕がなくなり、結婚したいという願望も薄れてしまうようです。結婚すること自体が金銭的な負担がかかるものであり、住宅費、家具家財、結婚式費用は予め準備をしておくか、婚活をしながら貯金をしていうといことが必要になります。
また、将来が考えられるお相手と交際を進展する中で、どこかのタイミングで預貯金額を聞かれる可能性があるので、そもそも金銭的に厳しい人は婚活をするのは良いけど、結婚成果活に入っていけるかという問題もある。誰かから借りれる先があれば良いと思いますが、無い場合はやはり結婚や婚活は難しいのかもしれません。
ネット記事について、まとめていますので確認をしてみてください。
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◆就職氷河期世代の現実――「結婚を考える余裕も願望もない」
東京都北区に住む45歳の男性は、派遣のコールセンター勤務で月収25万円。生活費を補うために、週末は単発バイトを掛け持ちしている。
高校卒業後、就職氷河期に直面し、フリーターとして20以上の職を転々。安定を求める余裕もなく、「結婚を考える気力もない」と話す。
◆非正規雇用の拡大と結婚格差
総務省によると、2024年の日本の労働者5780万人のうち、契約社員やパートなど非正規雇用は37%(2126万人)に上る。
賃金は正社員の7割未満とされ、待遇格差は依然として大きい。このデータから全国民のうち正規雇用車として働いている人は30%程度の人に過ぎないということになります。
◆雇用形態の影響は結婚にも及ぶ
内閣府の調査では、30代前半の男性で「正規雇用者の結婚率」は56%に対し、「非正規」は20%。さらに年収500万円以上の男性は7割以上が結婚しているのに対し、300万円未満では4割にも満たない。
◆女性も厳しい現実
OECDのデータでは、日本の女性の就業率は80%を超えるが、非正規が多く男性より賃金が約2割低い。その男女格差は調査対象37カ国の中でワースト3位という厳しい結果だ。
◆格差を生む構造と求められる改革
立教大学の首藤若菜教授(労働経済学)は、「欧州では職務ごとに賃金が決まる一方、日本は年功制が根強く、非正規は賃金が上がりにくい」と指摘する。厚労省も、正規雇用化を進める企業への補助金や、非正規向けのリスキリング支援を強化しているが、依然として非正規労働者の約1割が正社員を希望しており、安定雇用の道は険しい。
◆首藤教授は最後にこう訴える
「若い世代が安心して結婚・出産できる社会のためには、非正規の収入向上と格差是正が不可欠。職務に応じた公正な評価制度の整備が急務です。」
日本の非婚化、晩婚化が進んでいる理由の一つに、金銭的な問題があるということがあります。その根底に正規雇用ではなくアルバイト、パート、派遣社員、契約社員等の非正規雇用社員が増加しており、その賃金は正規雇用社員に比べると低いということで、非正規雇用社員の結婚は更に難しくなっているようです。
結婚することで、二人の収入で生計を立てていくことになるので、賃金の低い人は結婚するメリットはとても大きいと思う一方で、男性の非正規雇用者は、そもそも年収が低いことや非正規ということで、女性からパートナーとして選ばれづらいという現状があります。