岩手県の婚活冊子に批判殺到、HPから削除となる!
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炎上した岩手県の婚活本は、そこまで酷かったのか?
岩手県が婚活支援で作成した冊子の表現が「ジェンダー役割の押しつけ」などと批判を浴び、県がホームページでの公開を取りやめたことが30日分かり、ニュースになっている。県の担当者は「多様な価値観に寄り添った支援に努めたい」と釈明していました。具体的な内容としては、冊子「いわてでステキな出会い 叶えるBOOK」で、県が2019年度に業者に委託して作成したものです。
はたして、この婚活ガイドブックは、そこまで酷いものなのだったのでしょうか?
実際に岩手県が公式サイトで公開していた婚活支援のページでは、婚活の心構えや身だしなみについて、専門家のアドバイスを紹介していました。具体的な内容としては、女性に向けては、「美しさや品の良さを意識した髪型」や、「ナチュラルで上品に見える控え目なメイク」、服装は「パンプスにスカートやワンピースを着て、可憐で透明感を出す」といった詳細な記載があります。
一方、男性向けには、「清潔感を大切に」「自分に似合う服で、体形に合ったサイズを選ぶ」という程度にとどまっています。このページについて、SNSでは「性別による役割の押し付けではないか」といった批判の声が相次ぎ、岩手県はページを削除しました。県の担当者は、「今後は婚活に取り組む人に寄り添い、配慮ある情報発信に努めたい」とコメントしています。
結婚相談所の仲人アドバイザーをやっている私の意見としては、私的なサービスである結婚相談所の仲人アドバイザーが発信するものと、地方自治体である県が発信するものといったところで、公的機関が発信する情報としてはいかがなものなのかという点がポイントになるのだと思います。ただ、冊子の内容については、婚活スペシャリストによる助言ということで、外部に委託したものではあるのですが、発信元が地方自治体になるので発信元としてジェンダー論に触れる内容ということで批判を浴びているのだと思います。仮に、同様の内容を私的なサービスである結婚相談所や仲人アドバイザーが発信をしたとしても、そこまで大きな問題にはならないと思います。
内容的に、まず男性向けの助言は当たり障りのない内容ではありますが、出来ていない人が多いので、基本的なことを記述することでベースアップを促すものになっていると思います。
一方で、女性向けのアドバイスは、男性向けのものに比し、より具体的な内容になっています。清楚至上主義的な内容にはなっているのですが、仲人としては、清楚系は男性婚活者からの評判は良いので最大公約数的なアドバイスとしては良いのかなと思います。ただ、決めつけ感や押し付け感はあるのでその辺りから批判を買ってしまったようにも感じます。
誰が発信するかによって、婚活者のためを思って発信する内容もマイナスに捉えられてしまうので、発信する側も慎重に対応する必要があると思います。ただ、批判を恐れてしまうと積極的な発信が出来なくなるので勇気を出して発信することも大切になると思っています。
婚活レッツの仲人アドバイザーである私は、ブログ、youtube、SNS等で婚活情報を発信していますが、様々な意見やご批判を頂くことがあります。時には誹謗中傷的なことを言われたりすることもありますが、それに屈してはダメだと思っています。もちろん、責任感をもって情報発信をすることは大切になると思いますが、批判されることを恐れてしまうと何も発信が出来なくなるので、その辺りの匙加減はとても大切だと思っています。