不妊治療中の仕事との両立は1割!
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不妊治療中に9割の妻が働いていた!
山梨県が行った不妊治療と仕事の両立に関する調査の結果が、ネット記事に出ていました。とても興味深いものだったので共有したいと思います。
まず、不妊治療中に働いていましたか?という調査については、91.4%の女性が働いていたと回答。働いていなかったのは僅か8.6%に過ぎなかった。
また、不妊治療と仕事の両立は出来ていますか?または出来ていましたか?については、問題なく出来ていたと回答した人は9.5%で、一部支障があるが50.0%、かなり困難であるが19.8%、治療のために仕事を調整、休職した が20.8%となっています。
費用面では、自己負担額(保険適用、助成金を除いた実費総額)については、10万円未満が29.9%、10-100万円が45.1%、100万円以上が24.9%となります。
不妊治療を経験している私の立場からすると、働いている(いた)という人が9割を超えているのが驚きでした。私の場合は、妻に働かないのか?軽く聞いたところ劇ギレされたのでそれ以上は触れないようにしていましたが、世の中の多くの人は妊活中の人に係わらず、妊娠してもある程度は働いていると思いますので、私の感覚は間違っていなかったと感じました。
ただ、ドクターのお話しなどを聞いていると、特に高齢出産を控えた妊活や不妊治療においては、出来れば仕事は止めて欲しいという見解でしたので、妊娠をすること、および流産や死産の確率を低くするためにも仕事は控えた方が良いと強く想いました。
我が家の場合は、最初から高度不妊治療を選択していたので、妊活に集中した方が良いということと、高齢出産になるので安静にすることが必須ということでしたので、仕事をするという選択肢はありませんでした。
ドクターからは、買い物や掃除なども極力せずに、一日ベッドやソファーの上でゴロゴロしていてくださいと言われていました。ヨガやジム等は論外で、適度な運動が良いと言われるのは、10代や20代前半ぐらいの女性であれば良いのですが、40歳ぐらいの超高齢出産者はNGとのことでした。このドクターは良い方は少し厳しい感じでしたが、親身になって言ってくださっていることを信じてただただ藁をもすがる想いで日々過ごしていた記憶があります。
特に、妊婦である妻の体調が悪くなると、とても心配になりました。お腹が痛いと言うと「ダメかな」と頭をよぎったり、妻の体調もそうなのですが、お腹の中の赤ちゃんが大丈夫なのかがとても心配になりました。何度、ダメか―と思ったことかと思います。ただ、今考えると人の生命力は思っている以上に強く、たくましいと感じることが多かったです。
私は、結婚相談所の仲人アドバイザーとして、不妊治療の相談なども頂くのですが、自分自身の経験だけでなく、日々調べたり、AI検索をすることで、知識を増やすことに注力をしています。また、会員さまには不妊治療を行う際は、奥様のお仕事については考えて頂く必要があるということもお伝えをしています。
特に高齢出産になる女性に関しては、何を優先するべきかをしっかりと考えて、治療に専念して頂きたいと思っています。後悔先に立たずで、満員電車で通勤をしたり、転んだり、ストレスと感じたりということでも大きなダメージを負うこともあり、それが起因して流産や死産の可能性もあるのです。
不妊治療中の女性の9割以上が仕事をしているというのは、かなりの驚きではありますが、妊娠出来るかどうか、着床できるかどうか、妊娠初期の不安定な時期に安静にしていられるかはとても重要なポイントになると思います。
以前に仲人さんのお話をお聞きしていてとても悲しくなったのですが、女性のご年齢が46歳で、ご成婚退会をしてから妊活をして、何度かチャレンジする中で漸く妊娠が出来たとのことで、とても喜んでいらっしゃったそうです。ただ、高齢出産を前提とした不妊治療にも拘わらず、毎朝満員電車で通勤をしていたそうで、それが原因かどうかは分かりませんが、途中で流産をしてしまったとのことでした。過去にも流産経験はあったとのことですが、今回の流産で諦めがついたとのことで、妊活を終えたそうです。
ベストを尽くすことは大切だと思います。お金は後から何とかなります。今しか出来ないことを優先させて、確度を高めて実現を目指して欲しいと思います。お金に振り回されてしまっている人がとても多くいます。
株式投資に狂っている人も数多く見てきました。そのような人は利益もそこそこ出していて、ウハウハなのかもしれませんが、私からみると完全にお金に振り回されてしまっていると感じます。以前に、アメリカのダウインデックスだったと思いますが、急上昇している時期に信用取引をしてかなりの利益を上げている人がいました。しかし、ある時に大暴落をしてしまった時がありました。信用取引をしている際に、暴落をしてしまうと追証と言われる追加の申込証拠金を入れる必要があると思います。ただ、その額が相当額であったと思いましたが、どうなったのだろうかと思いました。
お金に支配されてはいけません。お金に支配されてしまと、日々の大切な日常を蔑ろにしてしまい、あっという間に年を重ねてしまっていることもあります。何を優先するかを理解して、婚活を進めて頂きたいと思います。