40歳で不妊治療を経て双子を出産した女子アナウンサー!
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40歳でも子を授かる女性は多くいる!
世の中には妊娠・出産に関するデータが沢山でています。2度の流産経験から体外受精で双子妊娠、そして無事の出産し「恐怖と闘いながら」と報告をした40歳・坐間妙子アナのネット記事が出ていました。
30代後半から40代前半の婚活者にとっては、とても勇気づけられる記事だと感じました。
記事では、フリーアナウンサーの坐間妙子さんが20日、女の子と男の子の双子を出産したことを自身のSNSで報告したとのことです。坐間さんは、Xで双子を抱いた自身の写真とともに、「先日、女の子と男の子の双子を無事出産しました 2人で5300gでした」と明かしています。本当に頑張ったと思いますし、自然妊娠ではなく不妊治療を経てのご出産とのことです。大変なご苦労があったと思います。
さらに記事では、「実は去年2回流産したのですが、2回とも手術をさせてしまった先生に2人をとりあげていただきたくて…37週まで管理入院なしでがんばれました」と過去の流産経験を告白。「これから、仕事と3人の子育てがんばります」と今後の意気込みをつづったと記載されています。
また、インスタグラムでも「去年2回の流産をし、体外受精も保険適用リミットの迫った5回目 上の娘も体外受精4回目だったので覚悟はしていましたが、なかなか長い道のりでした。いつまで妊娠を継続できるか分からない恐怖と闘いながら、2回とも流産手術をさせてしまった先生に2人を取り上げていただきたくてがんばりました!」と投稿した。
婚活レッツの仲人アドバイザーをしている私も、10歳年下の妻が私が50歳と52歳で不妊治療を経て出産をしています。40歳女性が自然妊娠をする可能性は、1周期あたり5%とされています。1年間避妊しないで性交渉をした場合の年代別妊娠確率は、40歳で36%とされています。(M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Edition よりデータ引用)決して高い数値ではありません。
また、不妊治療の中でも妊娠しやすいとされる高度不妊治療である体外受精・顕微授精を実施した場合の 40歳女性の体外受精による1回の妊娠成功率は約30%となります。ただしこの可能性は年齢とともに低下します。
私たちの場合は、高度不妊治療を選択できる状況であったこともあり、最初から高度不妊治療を行いました。可能性としては上述の通り1回当たりの妊娠率は30%とされていますが、そこから出産まで出来るのは更に30%程度で、妊娠・出産まで到達できる可能性は10%程度とされています。そんな中で、幸運にも1回の治療で妊娠、出産まで実現出来ましたことは、感謝でしかありません。
高度不妊治療には、体外受精と顕微授精があり、採卵した卵子の中から体外受精と顕微授精をするものに分けて実施しました。結果としては体外受精分は全滅でしたが、顕微授精分については良い成績が得られ、受精胚が8個ほど得られました。ちなみに、受精胚(じゅせいはい)とは、精子と卵子が受精してできた受精卵が、細胞分裂を繰り返して発育し始めた状態のものを指します。受精後数日間の受精卵を「胚」と呼び、さらに分裂を続けて、着床に適した「胚盤胞」という状態に進みます。
<受精胚の段階>
受精卵 / 採卵した卵子と精子が体外で受精した直後の状態です。
初期胚 /受精後、約2日から数日の間に、初期の細胞分裂(2細胞期など)を始めた状態です。
胚盤胞 / 受精後5~7日ほどで、赤ちゃんのもとと胎盤のもとになる細胞に分化し、着床できる状態になったものです。
胚盤胞まで進んだ段階で凍結をして、その後1つずつ子宮に戻していきます。1つ戻してそれが着床し、妊娠するかどうかが重要になり、子宮に戻してから2週間程度で判断されることになります。ちなみに、正常に受精した受精卵(胚)が、胚盤胞まで育つ割合は約50%程度とも言われていますが、わたしたちの場合は、8個のうち6個が胚盤胞まで成長してくれました。それを凍結して1つずつ使用して戻すということになります。状態の良い胚盤胞から1つ戻し、そのまま妊娠・出産まで進み第1子が誕生しました。第2子は凍結胚を使用して1つ戻して妊娠・出産まで進み第2子が誕生しました。要は、ストレートで妊娠・出産まで進むことが出来たということになります。
高度不妊治療は、女性側に大きな負担がかかることになります。合併症などのリスクもありますので、40歳前後で子供を授かりたいという場合には、二人でしっかりと話し合い、覚悟をもって進めていくことが大切になります。