婚活では自分の立ち位置を理解しないと、勘違い婚活になる
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自分のポジショニングを理解した婚活が大切
婚活市場において、自分自身の立ち位置というか市場価値がどの程度なのかを理解することはとても大切だと思います。
自分自身の婚活市場における需要はどの程度あるのか?特に、希望したいターゲット層からの需要はどの程度あるのかについては、理解をしておく必要があります。自己評価も大切なのですが、どうしても甘く評価してしまいがちなので、客観的な視点で判断を受けることが大切になります。
自分自身の婚活市場における需要や立ち位置を理解した上で、将来のパートナーとしてのお相手のターゲティングを行うことになります。このターゲティングはとても難しく、自分の需要とあったお相手のターゲティングはどうしもて本人としては不本意なものになってしまうことが多いです。それを受け入れたくないということで、結果としてつり合いが取れていないような高嶺の花狙いをしている人が多いというのが現状です。
婚活は大学受験と似ているところがある
多くの婚活者は、お見合いのお申込みをする時点で大きな勘違いをしており、高嶺の花的なお相手ばかりにお申込みをしているケースが多いです。これを分かりやすく説明するために、大学受験を例にお話をしたいと思います。
例えば、自分自身の偏差値が50だとします。一般的に考えるならば大学に行きたいなら偏差値が50前後の大学を受験する必要があります。もし偏差値50の人が偏差値70の大学に行きたいといって受験をしたところで、合格することは絶対にありません。記念受験となり受験料をどぶに捨てるようなものです。
偏差値50の人が偏差値70の大学にいくためには、勉強を頑張って自分自身の偏差値を70まで引き上げる必要があります。ただ、時間的な制約があったり、本人のやる気の問題で、50から70に上げることは容易なことではありません。
もし大学に行きたいのであれば、偏差値70の大学は避けて、50前後ぐらいの大学にまずは行くことをおススメします。
婚活は偏差値化されないけど、実質的な何度はおなじである
婚活で条件面が平均的な男性が、見た目・ルックスの良い女性をターゲットにしたい場合、お見合いでお会いして、交際に進展し、そのまま交際を深めて真剣交際からご成婚に至る可能性というのはどの程度あるのでしょうか?
ここで条件面が平均的な男性としていますが、例えば、40歳男性で、身長は171cm、体重は65kg、年収は420万円、見た目は普通、最終学歴は大学卒で偏差値50前後ぐらいの大学です。婚活をする男性のボリュームゾーンが40歳前後ということもあるので40歳、身長、体重、年収は全国平均値、学歴は偏差値50ぐらいということでイメージをしています。
結婚相談所でこのクラスの男性が婚活をした場合、あまり条件の良い女性をターゲットとすると決まらない可能性が高くなります。仮に子供を授かりたいという希望があって、30歳前後ぐらいの女性をターゲットとして、見た目も出来るだけ可愛い人が良いという要望があるとします。学歴は大卒以上、タバコは吸わない、初婚限定、太っていない、優しい性格、男性を立ててくれて、身だしなみに気を遣っている。節約的な金銭感覚の持ち主が良いとのこと。
いろいろと要望を出せば出すほどお相手探しは難しくなるのですが、仮に30歳で可愛い女性という条件で探すとなると、成婚の可能性はどの程度なのでしょうか?この可能性や確立を表す数値は出ていないのですが、結婚相談所の仲人アドバイザーとしての所感としては、かなり難しいということになります。
IBJが毎年リリースしている成婚白書2024年度版によりますと、40代前半(40-44歳)の成婚相手の年齢中央値は38歳です。あくまでも中央値になりますが、あまり年の差はないというデータになります。
一方で、当該男性が希望する30歳の女性に関して言えば、30代前半(30-34歳)の成婚相手の年齢中央値は34歳、年収中央値は650万円となります。こう考えると40歳男性で年収が420万円で、学歴も特段高学歴でもなく、40歳で420万円ということは大手企業ではないと推察されますので、条件面では特筆すべき特徴はないということです。
このような偏差値50レベルの男性が、高嶺の花的なお相手をターゲットにした場合、成婚まで進める可能性はなしと言い切って良いと思います。あまたいるライバルに負けてしまうということで、敢えて年の離れたおじさんを選ぶ必要がないということです。
いわゆるおじアタックという迷惑行為ということになってしまいます。婚活市場だからおじアタックは許されるという認識はできるだけ避けて頂くと良いと思います。