世にも奇妙な「おぢアタック」とは!
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今、SNSを中心に話題となっている「おぢアタック」とは?
ネット記事でおぢアタックに関する記事がありましたので、まとめさせて頂きました。
近年、SNSを中心に急速に広がっている言葉が「おぢアタック」。中年男性、いわゆる“おじさん”が、年の離れた若い女性に対して「自分はまだイケる」と勘違いし、強引なアプローチを仕掛けてしまう行為を指します。職場や飲み会、接客業、そして婚活の現場など、あらゆる場所でトラブルが起きているのが現状です。
◆おぢアタックの実例としては、「職場に青いバラ100本」恐怖の“おぢアタック”実例があるようです。
「仕事関係で知り合った50代男性に突然告白された」というMarleyさん(20代女性)。親子ほど年齢の離れた相手からのアプローチに戸惑い、丁重に断ったところ、後日、職場に**青いバラ100本(推定5〜10万円相当)**が届いたといいます。「本当に怖かった。今でも思い出すと鳥肌が立つ」とMarleyさん。SNS上でも「突然の贈り物」「断っても続く連絡」など、類似の“おぢアタック”被害が多数報告されています。
◆婚活業界で深刻化する「おぢアタック」問題
IBJ加盟店であるわれらの結婚相談所「あおぞらマリアージュ」の婚活カウンセラー、茂木由理香氏は次のように語っています。
「20代女性が入会した瞬間に、50代男性からの申込みが殺到します。ほぼ100%の確率で“おぢアタック”を受けるのが現実です。」若い女性の多くは「気持ち悪い」「怖い」と感じ、なかには退会してしまうケースもあるそうです。一方で男性側は「若い子に行けないなら結婚する意味がない」と語る人もおり、価値観のズレが浮き彫りになっています。
◆“おぢアタック”当事者の声 ―「バリおじ」さんの場合
「婚活アプリや結婚相談所で20代女性を約300人アタックした」と話すのは、39歳の“バリおじ”さん。彼は2025年8月、ついに20代女性と結婚したといいます。
なぜ若い女性ばかりを狙ったのか?
「同年代や年上の女性だと条件の話になりがち。若い女性とは、趣味や休日の過ごし方など自然な会話ができる。その方が関係が築きやすいから。」
とはいえ、彼自身も「悪質なおぢアタック」には否定的。SNSで女性が被害を訴える様子を見て、「怖がられないアプローチ」を常に意識していたと語ります。「リアルで強引なアプローチはしない。お見合いの申し込みなど、正規のルートを通してアプローチしていた。」
◆専門家が見る“おぢアタック”男性の心理と背景
茂木氏は、“おぢアタック”をしてしまう男性の多くが次のような心理を持っていると指摘します。
<背景心理> < 内容>
子どもが欲しい :出産可能年齢の女性を条件で狙う
自信過剰 :「自分は若く見える」「まだモテる」と思い込む
現実のズレ :若い女性の価値観や恋愛観を理解できていない
実際、婚活業界全体を見ても、男性40代の25〜30%が20代女性を希望する一方で、20代女性が40代男性を希望する割合は5%未満(IBJ調べ)。
需要と供給のバランスが大きく崩れているのが現状です。
◆“モテるおぢ”の6条件 ― 若い女性に好かれる中年男性とは?
茂木氏は「魅力的なおぢ」には明確な共通点があると話します。
<条件> <内容>
① 清潔感 :髪・肌・歯・爪まで整い、服もサイズが合っている
② 適度な距離感 :一歩引いた姿勢で押しつけない
③ 余裕 :経済的・精神的に落ち着いている
④ リスペクト :若者の文化や価値観を理解し尊重する
⑤ 聞き上手 :相手の話を遮らず、受け止める姿勢
⑥ 学び続ける :流行やマナー、時代感覚をアップデートしている
「まずは清潔感がすべて。髪、歯、肌、爪、服、すべてが綺麗であることが最低条件です」(茂木氏)
◆要注意!“おじさんLINE”の地雷ポイント
SNSや婚活現場で若い女性に敬遠されやすいLINEの特徴も明らかになっています。
・絵文字やスタンプのセンスが古い
・ポエム調のメッセージ
・聞かれてもいない近況報告
・長文すぎるメッセージ
◆“バリおじ”さんは、こうした失敗例を避けるため、
「若い人の文章を観察し、温度感を合わせるよう心がけた」と語っています。
◆識者のコメント:「おぢアタック」は構造の問題
ジャーナリストの堀潤氏は、この現象をこう分析します。
「おじさんたちが“構造的に関係性を見直す”ことが必要です。若い女性への一方的な憧れではなく、相互理解の関係を築く努力を。」
冗談交じりに「iPhoneは30代以上が使えない絵文字を設定すべき」と提案する場面もありましたが、その裏には“世代感覚のズレ”を象徴的に示す意図が込められています。