自分の価値観と合わないから、交際終了にする不思議!
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結婚相談所でお見合いからプレ交際に入って、何度かお会いする中で、価値観の相違ということでお断りをする人がいます。
価値観の相違であれば仕方がないよねと思う一方で、そんなに簡単にご縁を潰してもいいの?と思ってしまうことも多々あります。特に、生活習慣や生活スタイル、金銭感覚等については、自分の価値観をベースに考えていて、それとズレがある場合はバッサリと切り捨てるという人はいかがなものかと思ってしまいます。
どうしてかと言いますと、合わないから切るというのは、自分の価値観や考え方を変えたり、見直すつもりがないというふうに解釈が出来るからです。要は自分の価値観に合わせてくれる都合の良い人を結婚相手として見つけようとしているということになるのです。
結婚生活は、自分の思い通りにいくものではありません。パートナーがいて、子供を授かれば子供もいて、自分以外の家族のことを常に考えて行動していく必要があります。特に、子供中心の生活になりますので、自分の価値観や考え方を固辞する人は、結婚生活でとても苦労を強いられると思います。
自分の価値観は正しい、相手は間違っているという考え方では、結婚はしない方が良いのかもしれません。
一つの事例ですが、初夏ぐらいに自宅デートをした際に、家主はいつも節約のためにエアコンは入れず、窓を全開にして換気をすることで涼を取っているとのことでした。自宅に来たお相手は、「暑いから冷房を付けて欲しい」と依頼をし、「窓を開けていると周りから見られるし」と併せてお願いをしたようでした。しかし、家主は「そんなに暑くないでしょ、涼しいもんんだよ」ということで、拒んだようでした。ただ、その時はエアコンを入れたようでした。
後から、「図々しい」とか、「経済観念が」とか、「贅沢な育てられ方としている」等と自分の価値観や考え方、生活習慣とズレが生じたことで憤りを感じていたようでした。自分の価値観が正しいということで、お相手の意識を変えようとしたり、文句を言ったりしてしまったようでした。結果として破断になったという事例になります。
自分の価値観が正しいと思い込んでいて、更には自分の価値感を変えるつもりがないということから、相手の価値感を変えさせたりするのは大きな間違いです。まずは、自分から歩み寄るぐらいの気持ちが必要になります。また、価値観が合わないことで交際終了にするのももったいない話しになるので、まずは自分がどの程度歩み寄れるのかについて考えて、お相手と話をする機会を作るのが良いと思います。