ホーチミンで感じた結婚観の違い
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先日、ベトナムのホーチミン市を訪れる機会がありました。ホーチミン市は非公式ではありますが、1400万人が集まるアジア有数の大都市です。
活気あふれる街の風景、若い人々の笑顔、そして家族連れの多さに驚かされました。開発されたマンション群には、プールやジム、子供たちが遊べる公園が併設され、学校も近く、家族が住みやすい環境があるように感じました。今回は、ベトナムの結婚事情を日本と比較しながら、それぞれの国における「結婚」という選択について考えてみたいと思います。
結婚する年齢の違い~若さか、準備期間か~
まず最も驚いたのが、結婚年齢の違いです。ベトナムの法律上の結婚可能年齢は男性20歳、女性18歳。かつては「早婚」のイメージが強かったベトナムですが、近年は上昇傾向にあり、実際の平均初婚年齢は、女性が約23.1歳、男性が約27.2歳となっており、日本に比べてかなり若い印象です。
一方、日本の平均初婚年齢は、2020年のデータで男性が31.0歳、女性が29.4歳。ベトナムと比較すると、男女ともに約4~6歳も遅い計算になります。
この違いには理由があります。ベトナムでは「早く子供が欲しい」という考えが根強く、若くして結婚する「早婚」が今でも主流です。国民の平均年齢が31歳と非常に若く、結婚式に参加する機会も多いのだとか。
しかし興味深いのは、ベトナムでも世代間で大きな変化が起きていることです。前世代は24歳までに結婚することが通常でしたが、現代の若いベトナム人は結婚を遅らせ、自己啓発やキャリア形成に時間を費やすことを優先する傾向が強まっています。近年、少子化を懸念した政府が、「30歳までの結婚と早期出産」を推奨する動きを見せています。この点は、日本における晩婚化の流れと共通しているとも言えます。
家族観の違い~個人主義か、家族第一主義か~
ベトナムと日本の結婚観の最も大きな違いは、家族に対する考え方にあります。
ベトナム人は何よりも家族を大切にします。毎日のように親や兄弟姉妹と電話で連絡を取り合い、週末には必ず実家に帰る人も少なくありません。結婚は個人と個人の結びつきというよりも、家族と家族の結びつきと捉えられており、結婚相手を選ぶ際にも家族の承認が非常に重要視されます。
日本でも家族は大切にされますが、結婚後は核家族として独立することが一般的です。親との同居率も減少し、個人の選択や自立が重視される傾向にあります。この点で、ベトナムの集団主義的な家族観と日本の個人主義的な傾向は対照的と言えるでしょう。
結婚式のスタイル~厳粛な儀式か、自由なパーティか~
結婚式のスタイルにも大きな違いがあります。
ベトナムの結婚式は、とにかく自由で賑やか。披露宴では音楽が流れ、パフォーマンスが行われ、参加者は自由に出入りします。規模が大きく、親戚や近所の人、仕事の知人まで含め300〜1,000人規模の披露宴を行うのが一般的だそうです。食事が終わると三々五々に帰っていくスタイルで、日本人から見ると驚くほどカジュアルです。逆に、近年はSNS映えを意識したパーソナライズされた演出や、親しい人のみを招く「デスティネーション・ウェディング(リゾート婚)」も流行しているとのこと。
伝統的な儀式も大切にされており、新郎側が新婦の家へ向かう「迎えの儀式」や、先祖への報告など、家族の絆を確認する重要な儀式が含まれています。結納金(20~30万円程度)を新郎側から新婦側へ贈る習慣もありますが、家庭によっては結納金がない場合もあり、地域や家庭によって大きく異なります。
一方、日本の結婚式は厳粛で計画的です。2024年のデータによると、披露宴の招待客人数平均は52人、総額平均は343.9万円。きちんとしたスケジュールに沿って進行され、参加者は最後まで席を立たないのが一般的です。近年は「こだわり重視」の傾向が強まり、1組あたりの平均単価も上昇しています。
恋愛観と結婚への道筋
ベトナムでは、恋愛においても誠実さや忠誠心が非常に重視されます。ベトナム人男性は「ロマンチスト」とも言われ、結婚意識が早いのが特徴です。交際期間が短いまま結婚するケースも見られ、伝統的な価値観が強い地域では、親の意見が大きな影響力を持ちます。
興味深いのは、ベトナムでは未婚の男女が22時以降にふたりきりで密室にいることが法律で禁止されている点です。ホテルに同室で宿泊するには結婚証明書が必要とされるなど、結婚前の男女関係には一定の規制があります。
日本では、恋愛の自由度が高く、同棲や婚前交際も一般的です。平均交際期間は約4.3年と、じっくりと相手を知る時間をかける傾向にあります。
変化の兆し~両国に共通する課題~
興味深いことに、ベトナムと日本は異なる文化背景を持ちながらも、似たような課題に直面しています。
ベトナムでは晩婚化が進み、キャリアを優先する若者が増えています。都市部では特にその傾向が顕著で、自己実現を求める価値観が広がっています。
日本では少子高齢化、晩婚化、未婚率の増加が深刻な社会問題となっています。結婚に対する価値観も多様化し、「結婚しなければならない」という意識は薄れつつあります。
ベトナムの結婚観から、感じたこと
まず、家族とのつながりを大切にする姿勢です。結婚は個人だけでなく、家族との関係も含めた大きな決断です。パートナーの家族との良好な関係を築くことは、幸せな結婚生活の基盤となります。
次に、結婚に対する前向きな姿勢です。ベトナムの若い世代は、キャリアと結婚のバランスを取りながらも、家族を持つことに対して前向きです。「準備が整ってから」と待ちすぎるのではなく、適切なタイミングで決断する勇気も大切かもしれません。
そして、結婚式の自由な発想です。形式にとらわれすぎず、自分たちらしい結婚式を作り上げるベトナムの柔軟性は、近年の日本でも「こだわりの結婚式」として注目されています。
ホーチミンで感じた活気と家族の温かさは、結婚や家族に対する価値観の違いから生まれているのだと実感しました。ベトナムと日本、どちらが正しいということではなく、それぞれの文化や社会背景に根ざした「幸せのかたち」があるのだと思います。
結婚のタイミング、相手との向き合い方、家族との関係性——正解は一つではありません。大切なのは、自分自身が望む幸せな結婚生活のビジョンを描き、それに向かって一歩を踏み出す勇気です。
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