定年後も続く幸せな結婚のために〜婚活で見極める事

今週、12月3日のNHK「あさイチ」で興味深い特集が放送されていました。

定年後の夫婦の離婚が増えている現実を踏まえ、定年後も良好な夫婦関係を築いている3組のカップルが紹介されました。

婚活中の皆さんにも参考になることをご紹介したいと思います。

定年後の離婚が増えている現実

長年連れ添った夫婦が、定年を機に離婚を選択するケースが増えています。「子育ても終わり、これからは自分の人生を」と考える妻と、「退職後はゆっくり夫婦で過ごしたい」と考える夫。この意識のズレが、長年の不満とともに表面化するのです。

なぜこのような事態になってしまうのでしょうか。

それは、結婚当初から「お互いがどんな老後を望んでいるか」「どんな夫婦関係を理想とするか」について、十分に話し合ってこなかったことが大きな原因です。

幸せな結婚生活を続ける3つのスタイル

番組では、定年後も良好な関係を保っている3組の夫婦が紹介されていました。

興味深いことに、その3組がまったく異なるスタイルで関係を築いていらっしゃいました。

1組目は「適度な距離を保つ夫婦」でした。家庭内別居をし、互いに干渉せず、食事の時も横に座って顔を見ないようにするなど、それぞれの領域を尊重し合っています。一見冷たく見えるかもしれませんが、お互いの自立を認め合うことで、ストレスのない関係を維持しているのです。

2組目は「密なコミュニケーションを大切にする夫婦」。何でも話し合い、「ありがとう」「愛してる」はもちろん、「ごめんなさい」もきちんと伝え、後に引かない関係性を築いています。毎日のハグとキスも欠かさないそうです。これは、感情を素直に表現し、小さな不満も溜め込まないスタイルと言えるでしょう。

3組目は「役割を柔軟に変化させる夫婦」。定年した夫が家事のすべてを担当し、パートに出ている妻をサポートしています。従来の性別役割分担にとらわれず、その時々の状況に応じて柔軟に役割を変えられる関係です。

大切なのは「自分たちに合ったスタイル」を見つけること

この3組の夫婦から学ぶべき最も重要なことは、「幸せな結婚には唯一の正解はない」ということです。

1組目のように距離を保つスタイルが合う人もいれば、2組目のように密接なコミュニケーションを求める人もいます。また、3組目のように状況に応じて柔軟に対応できる関係を理想とする人もいるでしょう。

どのスタイルが正しいということはありません。大切なのは、お互いが心地よいと感じるスタイルを共有できているかどうかなのです。

結婚生活を続かせる意識と方法

では、どうすれば長く続く良好な夫婦関係を築けるのでしょうか。

まず、「相手は自分とは違う人間である」という認識を持つことです。

育った環境も価値観も異なる二人が一緒に暮らすのですから、すべてが一致するはずがありません。

違いを否定するのではなく、認め合うことが第一歩です。

次に、「定期的な対話」を習慣化することです。

日々の些細なことから、将来の生活設計まで、話し合う機会を意識的に作りましょう。

特に、老後の過ごし方、お金の使い方、それぞれの趣味や友人関係についてなど、重要なテーマは早い段階から話し合っておくべきです。

そして、「感謝と謝罪を忘れない」ことです。

長く一緒にいると、相手のしてくれることが当たり前になりがちです。

しかし、「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉は、関係を円滑に保つための潤滑油です。

恥ずかしがらずに、素直に伝えましょう。

最後に、「変化を恐れない柔軟性」を持つことです。

人生には様々なステージがあります。子育て期、仕事の最盛期、定年後など、その時々で最適な夫婦のあり方は変化します。

固定観念にとらわれず、柔軟に対応できる関係性を築きましょう。

婚活で本当に見るべきポイント

これらのことを踏まえて、婚活中の皆さんにお伝えしたいことがあります。

お相手を選ぶ際、年収や職業、容姿などの条件も大切ですが、「価値観のすり合わせができる人かどうか」を最も重視してください。

具体的には、以下のような点を確認しましょう。

• 将来どんな生活を望んでいるか(都会か地方か、賃貸か持ち家か、など)

• お金の使い方や貯蓄に対する考え方

• 子どもについての考え方

• それぞれの趣味や友人関係をどう尊重し合うか

• 家事や育児の分担についての考え方

• コミュニケーションのスタイル(たくさん話したいタイプか、一人の時間も大切にしたいタイプか)

• 定年後の生活イメージ(一緒に旅行したいのか、それぞれの趣味を楽しみたいのか)

これらについて率直に話し合える関係性を築けるかどうかが、最も重要です。

完璧に一致する必要はありません。むしろ、意見が異なる時にどう話し合い、歩み寄れるかという姿勢の方が大切です。相手の話を最後まで聞けるか、自分の意見を押し付けないか、妥協点を見つけようとする努力ができるか。これらを見極めてください。

〜長く続く幸せのために〜

結婚は、ゴールではなくスタートです。そして、その道のりは決して平坦ではありません。

しかし、お互いを尊重し、対話を重ね、柔軟に変化していける関係を築ければ、定年後も、いえ、一生涯にわたって良好な関係を保つことができるでしょう。

婚活中の今だからこそ、表面的な条件だけでなく、「この人と一生をかけて関係を育んでいけるか」という視点で相手を見てください。

そして、不安なことや確認したいことがあれば、遠慮なく私たち結婚相談所のカウンセラーにご相談ください。

あなたにとって最適なパートナーと出会い、長く幸せな結婚生活を送れることを、心から応援しています。

egao結婚相談所のカウンセラーは、接客のプロとして多くの方との接してきたキャリアを持っています。

egao結婚相談所では、こうした具体的なアドバイスも含め、お一人お一人に寄り添ったサポートを行っております。婚活でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの幸せな結婚を、私たちが全力でサポートいたします。

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