婚活で「本音を出せない人」の勘違いとは?
- 婚活のお悩み
- 恋愛テクニック
- 婚活のコツ
最初は感じよく、やわらかく、相手に合わせて、波風立てずに。そうやって丁寧に振る舞っているうちに、気づけば“ちゃんとした自分”ばかりが前に出て、本当の気持ちはずっと後ろに下がっている。
でも、婚活で本音を出せない人が苦しくなるのは、性格が弱いからではありません。むしろ、相手を思いやれる人ほど、本音の扱いに慎重になります。ただし、その慎重さが強くなりすぎると、ご縁を育てるはずの婚活が、だんだん「嫌われないための演技」に変わってしまうことがあります。
今回は、婚活で本音を出せない人が陥りやすい勘違いを整理しながら、どうすれば自然に自分を出せるようになるのかを考えてみます。
本音を出せない人はやさしい人が多い
嫌われないことを優先しすぎる
本音を出せない人は、わがままなのではなく、むしろ逆です。相手を困らせたくない。空気を悪くしたくない。せっかくのご縁を壊したくない。そんな思いが強いからこそ、自分の気持ちを後回しにしてしまいます。
たとえば、本当は少し気が進まないお店でも「大丈夫です」と言う。連絡頻度に違和感があっても「気にしていません」と言う。会っていて疲れているのに「楽しかったです」ときれいにまとめる。こうした小さな遠慮が積み重なると、相手には感じのいい人として伝わりますが、自分の中には静かな疲れだけが残ります。
婚活で本音を出せない人は、関係を壊すことを怖がっています。でも実際には、本音を隠し続けるほうが、あとから関係を苦しくすることも少なくありません。
本音は重たいものだと思い込んでいる
ここで多くの人がしている勘違いがあります。それは、本音を出すことを「深刻な告白」みたいに考えてしまうことです。
本音というと、価値観の衝突や、強い主張や、相手を傷つけるような言葉を想像しがちです。でも本当の本音は、もっと小さいものです。
今日は少し緊張しています。
実は人見知りなんです。
そのお店より、もう少し静かな場所が好きです。
連絡はもう少しゆっくりでも大丈夫です。
こういうものも立派な本音です。なのに本音を出せない人は、「本音を出す=場を乱すこと」と思っているので、必要以上に黙ってしまいます。これがまず、大きな勘違いです。
本音を隠すほど関係は浅くなりやすい
合わせることが誠実だと思ってしまう
婚活では「感じのいい人」でいようとするのは大切です。けれど、本音を出せない人は、ときどき“合わせること”を誠実さと勘違いしてしまいます。
相手に合わせていれば、うまくいく。
否定しなければ、好印象になる。
自分の希望は控えめなほうが、大人っぽい。
たしかに、最初の印象は整うかもしれません。でも、結婚に向かう関係で必要なのは、ただ感じがいいことではなく、二人で無理なく過ごせることです。ここで片方だけがずっと合わせていると、関係は進んでいるようでいて、実は本当の相性が見えないままになります。
言ってしまえば、婚活は“いい人コンテスト”ではありません。一緒に暮らしていけるかを見る時間です。だから、合わせすぎるほど、相性の確認ができなくなるのです。
相手は察してくれると思っている
本音を出せない人にもうひとつ多いのが、「このくらいなら察してくれるかもしれない」という期待です。
少し表情が曇ったから気づいてくれるはず。
返事のトーンで違和感を感じてくれるはず。
何度か会えば、私のタイプもわかってくれるはず。
でも、婚活の初期段階でそこまで正確に察するのは、なかなか難しいものです。相手はあなたのことをまだ深く知らないし、そもそも人にはそれぞれ受け取り方の癖があります。察してもらえないと、「やっぱりわかってもらえない」と傷つく。でも実際は、伝えていないだけだった、ということもよくあります。
本音を出せない人ほど、言わなくても伝わることを期待して、言わないまま失望しやすい。これも婚活で苦しくなる原因のひとつです。
本音を出すと嫌われるは本当か
本音で離れる相手は早めにわかっていい
本音を出すのが怖い理由は、たいていひとつです。嫌われたくないからです。でも、ここで少し見方を変えてみてください。
あなたが無理なく過ごすために必要な本音を出して、それで距離ができる相手なら、その人とはどのみち長く続けるのが難しかった可能性があります。たとえば、少し静かな場所が好きだと言っただけで面倒そうにされる。連絡の感覚を伝えただけで不機嫌になる。そんな相手と結婚生活を始めたら、たぶん後でもっと苦しくなります。
婚活で本音を出すことは、関係を壊す行為ではありません。むしろ、続けられる関係かどうかを確かめるための大事な作業です。本音で離れる相手は、あなたが間違っていたのではなく、相性が見えただけなのです。
好かれるより伝わることが大切
本音を出せない人は、「好かれること」を優先しすぎて、自分が伝わることを後回しにしがちです。でも結婚に近づくほど大事なのは、好かれることより伝わることです。
仕事では多少誤解されても調整できますが、結婚生活は日々の積み重ねです。好きなこと、苦手なこと、疲れやすいこと、うれしいと感じること。そうした輪郭が少しずつ伝わってこそ、相手もあなたを大事にしやすくなります。
つまり本音とは、わがままの表明ではなく、取り扱い説明書のようなものです。これがまったく渡されないままでは、相手もどう接していいかわかりません。
本音を出せる人になるコツ
大きな本音ではなく小さな感想から始める
本音を出す練習は、いきなり深い話をすることではありません。まずは小さな感想を言葉にすることからで十分です。
このお店、落ち着きますね。
今日は少し緊張してました。
私はわりとゆっくり仲良くなるタイプです。
そういう考え方、面白いですね。
こういう言葉には、ちゃんと自分が入っています。本音を出せない人は、正解の返事をしようとしすぎるので、感想をそのまま言うだけでも大きな一歩です。
本音は、一気にさらけ出すものではなく、少しずつ混ぜていくもの。その感覚を持つと、婚活の会話はかなり楽になります。
まとめ
婚活で「本音を出せない人」の勘違いは、本音を出すと嫌われる、合わせることが誠実、察してもらえるはず、と思い込みやすいことです。でも実際には、本音は関係を壊すものではなく、相性を見極めるために必要なものです。
しかも本音は、何かを強く主張することだけではありません。少し疲れた、こういうほうが好き、実は緊張している。そんな小さな気持ちも立派な本音です。
婚活で大切なのは、完璧に感じよく振る舞うことではなく、自分が無理なくいられる相手を見つけることです。そのためには、好かれる努力だけでなく、伝わる努力も必要になります。
本音を出すのが怖いのは、真剣だからです。でも、ずっと隠したままでは、本当に合う人にもあなたが見えません。だからまずは、小さな感想をひとつ。そこからで十分です。あなたの本音は、ご縁を遠ざけるものではなく、本当に合う相手を近づけるための大切なサインなのです。