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“損したくない心理”が恋を遠ざける理由 3選

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グリム結婚相談所「“損したくない心理”が恋を遠ざける理由 3選」-1

婚活をしていると、どうしても頭の中にいろんな計算が浮かんでしまいますよね。

この人と会うメリットはあるかな、時間をかけて大丈夫かな、断られたら嫌だな、自分だけ頑張るのは損だな……そんなふうに考えてしまうのは、とても自然なことです。

人は誰しも、自分が傷つかないように、損をしないように、心を守る働きがあります。


心理学ではこれを「損失回避」と言います。

損失回避とは、得をする喜びよりも、損をする痛みのほうが強く心に影響するという人間の傾向のことです。

つまり人は、ちょっと得するより「損したくない」が優先されやすいのです。


ただ、この損を避けたい気持ちが強くなりすぎると、婚活の成功率が下がってしまう場面が少なくありません。

自分を守るつもりが、逆にチャンスを逃す原因になってしまうのです。


この記事では、「損したくない心理」が恋を遠ざけてしまう理由を、実際の婚活でよく見られるケースを交えながら丁寧に解説していきます。

結婚相談所の活動でもよく見かける課題であり、少し考え方を整えるだけで状況が大きく変わるテーマでもあります。

あなたの心に優しく寄り添いながら、一歩先に進むヒントをお伝えします。

損したくない心理が恋を遠ざける理由の全体像

婚活では、思った以上に“心のクセ”が行動に影響します。

特に、自分を守ろうとする心理は、知らないうちに相手との距離を広げてしまうものです。


損したくないという気持ち自体は悪いものではありません。

ただ、その心理が強すぎると、婚活の世界では次のようなことが起きやすくなります。


・挑戦する前にやめてしまう

・相手の良さを見つける前に判断してしまう

・自分ばかり損しているように見えてしまう


どれも悪気があるわけではなく、むしろ「傷つきたくない」という優しい心の働きです。

だからこそ、一度その仕組みを理解してみると、気持ちが少しラクになります。

そして、恋愛や婚活で前に進む勇気が生まれます。


ここからは、この心理が実際にどのように恋を遠ざけてしまうのかを、三つの観点から詳しく解説していきます。

その1:相手を“減点方式”で見てしまうから

損をしたくない心理が強い人ほど、無意識に相手を減点方式で見てしまう傾向があります。

減点方式とは、相手の魅力を見るのではなく、マイナスポイントを探してしまう見方のことです。


お見合いや初回デートの場面で、次のような考えが頭に浮かんだことはありませんか。


・もっと話が上手い人がいるかもしれない

・この人は完璧じゃない

・年収や生活リズムが理想と少し違う

・プロフィールの写真と印象が違う


こういった感想は決して珍しいものではありません。

むしろ婚活ではよくある反応です。


ただ、減点方式が強い場合、相手の良い部分を見る前に判断してしまいます。

本来なら会話が進む中で見えてくる魅力や人柄を知るチャンスがあるのに、そこに到達する前に扉を閉めてしまうのです。


結婚相談所で長く活動していると、よくこんな声が聞こえます。


「最初の印象は普通だったけど、話すほどに良い人だと気づいた」

「もっと早く出会っていれば良かった」


これは、減点方式をゆるめたことで、本来の出会いがちゃんと花開いた例です。

逆に、減点方式が強まると、せっかくのご縁を自分から切ってしまいがちです。


損したくない心理が働けば働くほど、「もっと良い人がいるかも」と考えてしまい、今目の前にいる人の魅力を感じにくくなります。


婚活では、加点方式のほうが圧倒的に成功しやすいという傾向があります。

加点方式とは、相手の良いところを見つけて、その人との可能性を広げようとする姿勢です。


もちろん、すべてを受け入れる必要はありません。

ただ、減点方式から加点方式へ少し視点を変えるだけで、世界が驚くほど広がります。

損をしたくないという気持ちは自然なものなので、その感情を責める必要はありません。

ただ、減点方式が強くなっていないかだけ、一度見つめてみるのがおすすめです。

その2:“先に好かれたい”気持ちが強くなるから

損したくない気持ちが強い人ほど、「自分から好きになるのは損」と感じてしまうことがあります。

これは心理学で「防衛規制」と呼ばれるもので、自分が傷つくことを避けるために一定の距離を保つ心の働きです。


婚活の現場では、次のような言葉として現れやすいです。


・相手の気持ちがわからないと不安

・自分から積極的になるのが怖い

・好かれてから安心したい

・自分だけ頑張っているように感じる


誰だって自分ばかりが頑張るのはしんどいですよね。

そして、こちらの好意が伝わってしまった後に相手から断られると、その痛みは大きいです。

だからこそ、「先に好かれたい」という気持ちが生まれるのは当然です。


ただし、この心理が強くなりすぎると、恋愛が進みにくくなります。

なぜなら、恋は“キャッチボール”だからです。


相手がボールを投げるのを待つばかりで、自分が一切キャッチもスローもしなければ、ラリーが始まらないのです。

相手も「距離を取っているのかな」「興味がないのかな」と感じてしまい、関係が深まりません。


結婚相談所の現場でも、こんなことがよくあります。


「相手は気に入ってくれていたのに、積極性が感じられないと言われた」

「自分は慎重にしていたつもりだったのに、相手には“距離が遠い”と伝わってしまった」


ここで大事なポイントは、積極的になる=リスクを取ることではないということです。

積極的になるとは、少し心を開いて、相手を知ろうとする姿勢を持つこと。

これは決して損でも負担でもなく、恋愛に必要なコミュニケーションの一部です。


先に好かれたいと思うほど、自分の心の扉が固く閉まっていきます。

恋は“開いてくれる人”にやってきます。

少しだけ扉をゆるめれば、心地よい関係が進みやすくなります。

その3:“時間の投資”ができなくなるから

婚活では、時間の投資がとても重要です。

会って話して、相手の人柄を知り、お互いの距離を縮めていくためには、どうしても一定の時間が必要です。


ただ、損したくない気持ちが強いと、この時間の投資すらリスクに感じてしまいます。


たとえばこんな思考が起きます。


・結果が出るかわからないのに時間を使いたくない

・最初の数回で判断したい

・途中でうまくいかなかったら損する気がする

・忙しい中で婚活に時間を割くのがもったいない


こういった考えが頭をよぎるのは当然ですが、これが強すぎるとご縁が深まりません。


実際、お見合いや初対面の数時間で相手の本質を見抜くのはとても難しいことです。

表面的な印象だけでは分からない魅力こそ、結婚生活の安心や幸福に繋がります。


よくあるケースとして、次のような言葉を耳にします。


「最初の印象は普通だったけど、何度か会ううちに安心できる人だと気づいた」

「会えば会うほど信頼できる人だと分かった」


これは、時間という投資をしたからこそ生まれた関係です。


もちろん、最初から違和感が強い場合は無理に会う必要はありません。

ただ、「まだ相手の良さが分からない」という段階で切ってしまうと、心の扉が開く前に終わってしまいます。


損したくない心理が強くなるほど、「数回で判断しよう」と思いがちですが、これが恋を遠ざける原因になってしまうのです。

損をしたくない心理をやわらげるための考え方

ここまで損失回避の心理が恋を遠ざける理由を紹介してきましたが、ここからはその心理を少しやわらげる方法についてお伝えします。

完璧に変える必要はなく、ほんの少し視点を変えるだけで十分です。


・損を避けたい自分を責めない

・“損ではなく経験”と考える

・完璧な相手を探すより、居心地の良さを大切にする

・早期判断ではなく“見極めるための会う回数”を決めておく

・自分の感情を少しずつ出す練習をする


これらは、婚活の現場で多くの人が成功のきっかけにしている方法です。

自分のペースで取り入れながら、少しずつ心を軽くしていけば大丈夫です。

結婚相談所の活動では“損失回避”の癖が改善しやすい

実は、結婚相談所で活動すると、この損したくない心理が少しずつ和らぎやすくなります。

その理由は、担当カウンセラーと一緒に進めることで、心の負担を半分にできるからです。


婚活で一人だと、どうしても不安や迷いを抱え込んでしまいます。

「本当にこれでいいのかな」「自分だけが頑張っている気がする」と感じてしまうものです。

それが損失回避の心理を強くし、恋に慎重になりすぎてしまいます。


しかし、相談所の活動では


・相手の情報が明確

・結婚を本気で考えている人同士

・価値観の確認ポイントがはっきりしている

・交際の進み具合を客観的に相談できる

・不安をその都度プロに相談できる


このような環境の中で進められるため、損をしたくない気持ちが過剰になりにくいという特徴があります。

判断の基準も感情より事実に基づくため、「この決断は本当に正しいのか?」と迷いすぎなくて済みます。


出会いが自然と深まりやすい構造になっているため、必要以上に慎重にならず、安心して進めることができます。

まとめ:損をしないように生きるより、幸せに近づく行動を選んでいく

損をしたくないという心理は、あなたに備わった大切な防御機能です。

この気持ちがあるおかげで、人はリスクから身を守れます。

だから、まずはその心理を否定しなくて大丈夫です。


ただ、恋や婚活では、この心理が強すぎるとチャンスが遠ざかってしまいます。

今回紹介した三つの理由を振り返ると、それがよく分かるはずです。


・相手を減点方式で見てしまう

・先に好かれたい気持ちが強くなる

・時間の投資ができなくなる


どれも心を守るために起きる自然な反応ですが、ほんの少し考え方を緩めるだけで、出会いの景色は大きく変わります。


婚活で大切なのは、損をしないように動くことではなく、幸せに近づくための小さな行動を重ねることです。

あなたの優しさや思いやりが、心を開いた時にもっと伝わりやすくなります。


そして、結婚相談所はその心の重荷を軽くする場所です。

あなたのペースで、安心して一歩一歩進める環境があります。


損をしないための婚活ではなく、幸せを広げるための婚活へ。

その考え方の変化が、きっとあなたの未来を柔らかく明るいものにしてくれます。

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