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自己PRの“さりげない実績” の盛り方

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グリム結婚相談所「自己PRの“さりげない実績” の盛り方」-1

「自己PR=自慢」ではない

「自己PRを書いてください」。
婚活アプリや結婚相談所で最初にぶつかるこの壁、想像以上に高いですよね。
学歴や年収をストレートに書けば“ドヤ感”がにじむし、控えめにし過ぎると埋もれてしまう。
そこで本記事では、仲人・婚活ライターとして千組以上のプロフィールを添削してきた筆者が、自慢にならない“さりげない実績”の盛り込み方を徹底解説します。

読み終えたころには、自分の魅力をナチュラルに伝えるコツが手に入り、プロフィール作成のストレスがぐっと減っているはず。肩の力を抜いて、ゆったり読み進めてくださいね。

婚活自己PRがうまく書けない三大理由 1 「誇張」と「謙遜」の間で迷子になる

自己PRは“長所の提示”が目的ですが、婚活の場では「自慢する人=自己中心」と見なされかねません。
そのため多くの人が過度に謙遜して情報を削り、個性が埋没する結果に。

2 成果を数字で語る文化に慣れていない

ビジネスシーンでは実績を数字で示すのが当たり前でも、プライベートの場で数字を並べると堅苦しく映ります。
婚活プロフィールでは「数値化」と「人柄描写」のバランス感覚が問われるのです。

3 読み手の想像力を過信しがち

「会社では後輩育成を担当」と書くだけで、どれほど忙しいか、どんな工夫をしたのかは伝わりません。
背景やエピソードを省略すると、読み手の脳内にポジティブなイメージを描いてもらえないままスルーされます。

“さりげない実績” とは何か?

派手な肩書きや受賞歴でなくても

仕事以外の趣味や生活習慣でも

読み手が「それは素敵」と感じる行動の積み重ね

これらを指します。
たとえば「朝6時に起きて弁当を作る」「地域の清掃活動に月1参加する」といった等身大の実績が、婚活市場ではむしろ光ります。

理由はシンプル。
結婚相手に求められるのは“日常を共につくれるか”だからです。
日常的に続けているポジティブ行動こそ、誠実さと生活力の証明になります。

盛り込み方の黄金公式「S・T・O・R・Y」

自己PRを考えるとき、以下の五要素を順に並べるだけで“さりげない実績”が自然に浮かび上がります。

S(Situation) どんな状況で

T(Task) どんな課題に向き合い

O(Obstacle) 何が壁だったか

R(Result) どう行動して

Y(Your feeling) 何を感じ、今後にどう活かすか

これを「ストーリーフレーム」と呼びましょう。
下準備としてメモ帳に書き出すだけで、文章に厚みが出て誇張臭が消えます。

事例で理解 黄金公式を使った文章変換 NG文

部活のキャプテン経験があります。リーダーシップに自信があります。

悪くはないものの、抽象的でどこか“自慢風”です。

黄金公式で改善

S:高校時代、弱小テニス部は地区大会一回戦敗退が定位置

T:三年生最後の大会で初勝利を目標にした

O:練習量よりモチベーションの低さが最大の壁

R:朝練後にミニミーティングを導入し、目標をカードに書いて可視化

Y:「小さな成功体験が人を動かす」と実感。今も職場で同じ手法を活かし後輩育成中

これを120文字程度にまとめると──

弱小テニス部主将として「朝練後1分の目標共有」を続け、部創設24年目で初勝利を達成。小さな習慣の力を学び、今も後輩育成で実践しています。

具体性が増しつつ、数字や年数で信頼性も確保。誇張感はなく、読み手は努力と継続性に好印象を抱きます。

「仕事」「生活」「趣味」三領域で実績を掘る

婚活自己PRは、仕事以外の情報がむしろ差別化ポイント。
あなたが当たり前と思っている行動が、誰かには魅力的なアピールになるかもしれません。

仕事領域

社内表彰より「チームの残業を月20時間削減」のほうが生活イメージにつながる

海外出張回数より「現地スタッフと現地語でランチ会を主催」のほうがコミュ力を示す

生活領域

週末の作り置きおかずは「食費2割削減+同僚にお裾分け」まで書くと気配りが伝わる

家計簿アプリ利用歴を「3年」と明記し、「昨年は旅行費を20万円貯蓄」と添えれば将来設計の具体性が増す

趣味領域

マラソン記録より「月間走行100kmを3年継続」のほうが粘り強さを示す

読書量より「感想を家族LINEに共有し推し本を交換」のほうがコミュニケーション力がわかりやすい

「等身大の数字」を添えて説得力アップ

数字は説得力を高めますが、桁が大き過ぎると別世界の自慢に見えがち。
目安は「1〜365の範囲の具体数」。

「出張先で47都道府県制覇」

「自炊歴8年、レシピは約50種」

この程度なら親近感を保ちつつ、努力の裏付けになります。

文章を柔らかくする「対話表現」

自己PR文はモノローグになりやすく、固い印象になりがち。
そこで「対話表現」を一文入れるとぐっと親しみが増します。

例:

友人から「弁当箱がいつも彩り豊かだね」と言われ、彩り重視のレシピ研究にハマりました。

他者の声を借りることで、客観性と優しさを同時に演出できます。

やり過ぎ注意 “さりげなさ”が消えるパターン

マニアック専門用語を多用し、読み手が置き去り

年収や貯蓄額を細かく列挙して数字マウント

実績を羅列し、感情や学びがゼロ

上記は「凄い人だけど一緒にいて疲れそう」という逆効果を生みます。
ストーリーフレームで感情や背景を語り、数字はあくまで裏付けに留めましょう。

プロフィールの流れを整える「三段構成」

最初の三行でアイスブレイク

名前の由来や住んでいる町の好きな風景を添え、親近感を生む

ストーリーフレームで実績を一つだけ深掘り

盛り込みは1トピックで十分。過剰は情報過多

未来志向の締めくくり

「料理好き同士で新レシピを試したい」「一緒に早朝ランを楽しみたい」など、相手参加型のビジョンを示す

この順番なら読み手が負担なく“あなた像”を組み立てられます。

テンプレート例 コピペ&カスタマイズOK

はじめまして。海が見える町で育ち、夕焼けの色が変わる瞬間が一日のご褒美になっています。

仕事では新人教育を担当し、**「ミス共有ノート」**を週1で作る仕組みを導入。半年でクレーム件数が3分の1になり、チーム全体の残業も月18時間減りました。失敗を笑い合える空気が成果につながると実感し、次は後輩と資格取得に挑戦予定です。

プライベートは早朝ジョギング歴4年。友人から「継続力の人」と呼ばれますが、本音は美味しく朝ご飯を食べるためです。将来は一緒に朝活を楽しみ、季節ごとに小旅行できるパートナーと出会えたら嬉しいです。よろしくお願いします。

数字・エピソード・感情をバランス良く配置し、自慢臭を抑えながら実績を提示できています。

よくある質問

Q 複数の実績がある場合、全部盛りしてもいい?
A 読み手の集中力は2分ほど。メイン実績は1〜2個に絞り、残りは箇条書きプロフィール欄で触れる程度が効果的です。

Q 資格や賞を伏せるのはもったいない?
A 業界で伝わりづらい資格なら「年100時間の勉強を3年継続し取得」など、努力過程を強調しましょう。賞は「参加200人中3位」など相対値がわかると親切です。

Q 数字を公開するのが怖い
A 具体数→範囲に変換すれば安心。「3年連続で営業目標達成」→「複数年にわたり達成」「毎月10冊読書」→「毎週2〜3冊」など、柔らかい表現に置き換えましょう。

まとめ 「自己PR=自慢」ではない

婚活プロフィールで大切なのは、

日常を共につくるイメージ

継続と誠実を示す具体性

相手が参加できる未来の描写

この三つを自然に伝えることです。
黄金公式「S・T・O・R・Y」を下敷きに、仕事・生活・趣味の実績を一つずつ掘り下げれば、数字とエピソードが調和した“さりげない実績”が完成します。

派手な肩書きより、日々の小さな習慣こそが信頼の証。
あなた自身が気づいていない魅力を丁寧に言語化し、読む人が「もっと話してみたい」と感じるプロフィールを目指しましょう。

今日このあと5分だけ、メモ帳に「最近うまくいった小さなこと」を書き出してみてください。
それが、未来のパートナーへ届く“さりげない実績”の第一歩です。

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