お見合いは“何人と会う”のがベスト?
- お見合い
お見合いの正解は“回数”ではなく“向き合い方”
お見合いは、真剣に結婚を考える方々にとって非常に有効な出会いの手段です。ですが、多くの方が悩むのが「一体何人と会えばいいのか?」という疑問ではないでしょうか。
最初の1人目でうまくいけば理想ですが、現実はそう甘くないのが婚活の世界。あまりに多くの人と会っても疲れてしまい、逆にチャンスを逃すこともあります。
一方で、数人と会っただけで諦めてしまうと、本来出会えるはずだった運命の人を見逃してしまうかもしれません。
この記事では、お見合いにおける平均的な回数、何人と会うのが最適なのか、そして精神的な疲労をどうコントロールしていくかを、現場の実例や婚活のプロの視点も交えながら、徹底的に解説します。
お見合いの平均人数は?現実的な目安を知ろう結論から言えば、お見合いで成婚に至るまでに会う人数の平均は5人から10人前後が一般的だと言われています。ただし、これはあくまでも「平均値」であり、当然ながら個人差があります。
たとえば、以下のようなケースが存在します。
1人目で相性が合い、トントン拍子で結婚に至った例
10人以上会っても、なかなか交際に進めなかった例
30人以上と会って、ようやく理想の相手に出会えた例
つまり、平均という数字にあまり縛られすぎず、自分にとっての最適なペースを見極めることが重要なのです。
何人と会えば「多すぎ」「少なすぎ」なのか?では、具体的に何人とお見合いすれば「多すぎ」や「少なすぎ」になるのでしょうか?
婚活の現場でよく見られる傾向を以下に示します。
お見合い人数が少なすぎる場合(〜3人)自分の理想像にこだわりすぎて、お見合い自体の数が増えない
一度会ってピンとこなかっただけで次に進まない
「最初の1人と絶対に決めなければ」と焦っている
このようなケースでは、視野が狭まりすぎてしまい、せっかくの可能性を自ら狭めてしまっていることがあります。
最低でも5人以上には会う覚悟を持つことが、婚活成功への第一歩です。
比較対象が多すぎて、誰に決めてよいか分からなくなる
次第に会話がマンネリ化し、相手への興味が薄れていく
疲労や婚活疲れを感じて、お見合いが義務のようになる
このような場合、「出会うこと自体」が目的化してしまい、本来の目的である成婚に集中できない状態に陥る危険があります。
「数」よりも大事な“出会いの質”を意識しようお見合いの回数は確かに一つの指標ではありますが、それ以上に重要なのが「どんな出会いをしているか」という“質の問題”です。
例えば、以下のような点に注目してみてください。
自分の価値観や将来像について、相手と話し合えるか
緊張しすぎず、自然体でいられるか
お互いに尊重する姿勢があるかどうか
会話のキャッチボールがストレスなく続くか
これらは、単なる外見やスペックでは測れない部分です。
つまり、お見合いの回数を重ねることそのものよりも、「1回1回の出会いにどれだけ真剣に向き合っているか」が最終的な結果を大きく左右するのです。
お見合いを繰り返す中で、多くの人が直面するのが「婚活疲れ」です。
婚活疲れとは、婚活を続けることで感じる精神的・身体的な疲労感やモチベーションの低下のことを指します。
ここでは、お見合いを続ける中でも気持ちを保ち、前向きに取り組むための5つのメンタルケア法を紹介します。
1. 無理なスケジュールは避ける
週に複数回お見合いを詰め込んでしまうと、休む暇がなくなり疲弊します。
週1回、多くても2回程度にとどめておくことで、心に余裕を持ちながら婚活を進めることができます。
他人の成功例や進捗と比べると、自分が遅れているように感じて落ち込みやすくなります。
自分は自分、他人は他人という視点を持つことで、冷静さを保てます。
たとえ成婚には至らなかったとしても、「初対面で30分以上楽しく会話できた」「価値観の合う人に会えた」など、小さな成果に目を向けて自己肯定感を育てることが大切です。
4. 婚活以外の時間も充実させる
婚活ばかりに意識が集中してしまうと、日常の充実感が損なわれ、焦りやストレスが蓄積します。
趣味や運動、友人との時間など、バランスの取れた生活を意識しましょう。
仲人やカウンセラーなど、客観的な視点からアドバイスしてくれる存在がいると、モヤモヤした気持ちも整理しやすくなります。
成功した人は何をしていた?実例に学ぶお見合い戦略ここでは、実際にお見合いから成婚に至った方々の共通点をもとに、成功のための具体的な行動や考え方を紹介します。
Aさん(30代後半・女性)の例:10人目で成婚最初の数人とのお見合いでは、「自分に合わない」とすぐに判断し、断っていました。しかし、5人目以降からは「合わない理由」ではなく「合う部分はあるか」に視点を切り替えたことで、気持ちが前向きに。
最終的には10人目のお見合いで出会った相手と、半年後に成婚。“減点方式”から“加点方式”への思考転換が成功の鍵だったと語っています。
Bさん(40代・男性)の例:3人目で成婚
婚活初期から「自分の理想像」をノートに書き出し、その優先順位を明確にしていました。
「年齢」「職業」「価値観」など、譲れない部分と妥協できる部分を把握していたため、3人目の方と出会った際に、理想とのマッチ度が高いことをすぐに見抜くことができたそうです。
婚活を続けていると、時に「もう何人目か分からない」「全部同じような会話になる」といった“マンネリ”が起こりがちです。
そのようなときに有効な対策は以下の通りです。
会話テンプレートに頼らない「休日は何してますか?」「お仕事は何を?」といった定型文的な質問ばかりでは、お互いの本質が見えてきません。
自分の価値観にまつわる質問や、人生観を共有できるテーマを話すように意識することで、深い理解が生まれます。
フィードバックを記録する
お見合いが終わったら、相手の印象や会話の内容、自分の気持ちをメモにまとめましょう。
これにより、「なぜ合わなかったのか」「どのタイプの人が心地よいのか」が明確になります。
お見合いにおける最適な人数は、結局のところ人によって異なります。
ただ一つ言えるのは、「回数」だけを追い求めても、そこに質や誠実な向き合いがなければ、本当のパートナーには巡り合えないということです。
逆に、たとえ数回の出会いであっても、心からのコミュニケーションがあれば、そこから一生の伴侶を見つけることも可能です。
大切なのは、
自分自身を知ること
出会いに真剣に向き合うこと
焦らず、自分のペースを大切にすること
お見合いは「ゴール」ではなく、「スタート」のための扉です。
その扉を、しっかり見定め、勇気をもって開けていきましょう。