“完璧主義”な人が婚活でハマりやすい3つの落とし穴とは?
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"完璧"にこだわっていませんか?
「結婚相手に妥協したくない」
「どうせなら理想通りの人と出会いたい」
「人生のパートナー選びなんだから、完璧を目指すのは当然でしょ?」
このように、婚活に真剣に取り組む人ほど、完璧主義的な思考に陥りやすい傾向があります。
一見すると真面目で慎重な姿勢は、結婚という重要な選択においては望ましいものです。
しかし、行き過ぎた完璧主義は、逆に婚活を停滞させたり、成功のチャンスを遠ざけてしまう大きな落とし穴にもなり得ます。
この記事では、**完璧主義な人が婚活で陥りやすい3つの代表的な“落とし穴”**を紹介し、
どうすれば理想を持ちながらも柔軟で前向きな婚活ができるのか、実践的なアドバイスも交えて詳しく解説していきます。
あなたの「理想を手放す」のではなく、「理想と現実のバランスを整える」ためのヒントを、ぜひ見つけてください。
落とし穴①:理想条件に“縛られすぎて”出会いを逃す完璧主義な人の婚活で最も多いのが、**「理想条件を完璧に満たす人しか見ない」**という状態です。
たとえば、以下のような条件を持っていないでしょうか?
年齢:自分より3歳以内
年収:600万円以上
学歴:大卒(MARCH以上)
見た目:清潔感があり、高身長で痩せ型
性格:優しくてリードしてくれて、ユーモアもある
家族構成:両親健在で長男以外
住居:同県内、車所有
このような“理想リスト”を作るのは悪いことではありません。
問題は、「この条件に1つでも合わなければ即スルー」と判断してしまう点にあります。
特にマッチングアプリや結婚相談所など、選択肢が多い婚活市場では“比較癖”が強くなるため、
目の前にいる相手の良さよりも「他にもっと条件のいい人がいるかも」という思考になりがちです。
完璧主義の人にとって、「妥協=負け」のように感じられるかもしれません。
でも婚活は、「理想を削る」のではなく「本当に大事なことに集中する」ことが鍵です。
具体的には以下のような考え方を取り入れてみましょう。
条件に「必須」「優先」「できれば」の3段階をつける
100点満点の相手を探すのではなく、70点でも“可能性のある人”に会ってみる
会ってみて感じる“人柄”や“フィーリング”を重視する
実際、「あまり条件に当てはまらなかったけど、会ってみたらすごくいい人だった」というケースは少なくありません。
完璧な人ではなく、“一緒に完璧な関係を作っていける人”を探す視点が必要です。
落とし穴②:「自分も完璧でいなければ」と思い込む完璧主義の人は、他人に対してだけでなく、自分に対しても厳しくなりすぎる傾向があります。
デート前は2時間かけて服装やメイクを完璧に
会話の内容や話題をシミュレーションして挑む
「失敗したら終わり」という緊張感でガチガチになる
自分の欠点を見せられない
相手からの反応を過剰に気にする
このように、婚活の場面で常に“完璧な自分”を演じようとしてしまい、
結果的に本来の魅力が出せず、疲弊してしまうことがあります。
また、「自分に自信がないから完璧を目指す」というケースも多く、
常にプレッシャーと隣り合わせの婚活になってしまうのです。
婚活は、「プレゼンの場」ではなく「人間関係のスタート地点」です。
完璧でいようとするよりも、
「うっかりしちゃった」
「ちょっと緊張してます」
「こういうの初めてで戸惑ってて…」
といった“等身大の自分”を見せるほうが、親しみやすさや安心感を与えます。
むしろ、「完璧そうな人がちょっと抜けてる」と、ギャップとして好印象になることも多いです。
婚活では“完璧な自分”ではなく、“安心して一緒にいられる自分”を目指しましょう。
落とし穴③:相手の“欠点探し”に敏感になりすぎる完璧主義な人ほど、初対面や数回のやりとりで、
話し方が気になる
LINEの返信が遅い
趣味が自分と違う
笑いのツボがズレている
お金の使い方が合わない
など、細かい違和感や“欠点”を見つけては評価を下げてしまいがちです。
確かに、違和感を見逃さない慎重さは大切です。
しかし、それが「許容できるかどうか」を考える前に、即“切り捨て判断”してしまうと、
せっかくのご縁も自ら手放してしまう結果になります。
また、「理想通りじゃない=価値がない」という思考に囚われすぎると、
どんな人と会っても不満ばかりが先に立ち、恋愛感情が育ちにくくなります。
婚活における相性とは、「似ている人を探すこと」ではなく、「違いを楽しめるかどうか」です。
相手が自分にない視点を持っている
自分と違う行動や思考に触れて刺激になる
お互いを補い合える関係になれる
こうした“違いの魅力”に気づけるようになると、婚活は一気に楽になります。
小さな違和感や癖も、話し合えば解消できることも多く、
「ここがイヤ」と思った時ほど、「なぜそう思うのか」を自分に問いかけるクセをつけましょう。
完璧主義な人は、婚活においても“戦略的”“努力家”であるがゆえに、
うまくいかないと「自分が悪い」「もう無理かも」と自責に走ってしまうことがあります。
でも実は、完璧主義には婚活を成功に導く“強み”もたくさんあるのです。
真面目で誠実だからこそ、信頼されやすい
細かい配慮ができる
相手への礼儀や尊重を忘れない
関係を築くことに時間を惜しまない
これらの特性は、「信頼関係を長く育てたい」と思っている人にとっては非常に魅力的です。
だからこそ、
自分の完璧さを「守るべき価値」ではなく「共有する魅力」に変える
条件や基準を“固定”ではなく“柔軟な指標”として捉える
小さな“違い”を否定するのではなく、“調和”として育てていく
このようなマインドを持つことで、
完璧主義という性格が、逆に“婚活成功への最短ルート”になる可能性もあります。
婚活は、「理想の人を見つけるゲーム」ではありません。
それは、「お互いに違いを受け入れ、協力して関係を作り上げる旅」の始まりです。
完璧主義であることは、あなたの誠実さや真剣さの証。
けれど、婚活においては「100点満点の人」も「完璧な答え」も存在しません。
むしろ、“70点の人と出会って、一緒に100点を目指す”ことが、本当の意味での幸せな結婚へと繋がる道なのです。
自分自身に対しても、相手に対しても、少しだけ“余白”を残してみてください。
その余白が、優しさになり、柔軟性になり、信頼を生み、
あなたの婚活を一歩先へ進めてくれるはずです。