短期間で人を知るためには【番組セカチャンからの学び】
- 婚活のコツ
- お見合い
- 恋愛テクニック
目次
- ABEMA恋愛番組「セカンドチャンスウェディング」で思う
- 人を知るための、たった1つのポイント
- どうやって相手の思想を理解するの?
- 婚活におけるコミュニケーションの目的とは
ABEMA恋愛番組「セカンドチャンスウェディング」で思う
こんにちは、きずなコンシェルジュ代表の寺西智彦です。
皆さま、ABEMA恋愛番組「セカンドチャンスウェディング」はご覧になられてますでしょうか。
我が家は妻と共に、意見を交わしながら熱心に視聴しております。
離婚経験者同士の1週間の共同生活で、果たして再婚は実るのか?!
とても面白く、また婚活者にとっても客観視することで、色々なことを考えさせられる番組です。
ここで思ったのは、
短期間で人を知ることの難しさ
です。
婚活現場では緊張もしているし、感情の盛り上がりもあり、冷静に客観的にお相手の人柄を知ることは難しい状況です。
勝手な解釈で、自分勝手にお相手の人柄や相性を決めつけてしまっているケースも多々あるかもしれません。
多くは自分にとって都合のいい部分を先にみて、お付き合いが進むことで徐々にデメリットに気付いていく、、、
というパターンではないでしょうか。
人を知るための、たった1つのポイント
私は約13年のヘッドハンターとしてのキャリア支援の経験から、人を知るための最重要ポイントを心がけています。
但し、これは仕事のパフォーマンス、転職・キャリアの場面でのポイントのため、おそらく婚活のケースではより深い洞察が必要かもしれません。
では、人を知るための、最重要ポイントは何なのか?
それが
思想です。
価値観の土台ですね。
思想にも根深いものと、そうでないものがあります。
幼少期の経験や原体験から根付いた思想は、そうそう変えることができません。
生まれてから様々な体験、言語、視覚・体感など、浴びてきた情報によって徐々に蓄積されてきた地層のようなものだからです。
人間の性根といってもいいでしょう。
なぜ、人を知るうえで思想が重要なのか。
人の選択と決断、行動は思想というOSで動かされているからです。
自分を動かすOSがWindowsなのに、相手がMacで、アプリが作動しない、、、。
こんな不一致が起こり得るのが、OSの違い。
すなわち思想の違いです。
修正できるものであれば問題ないのですが、結婚後に修正できない思想の違いが判明した場合は、なかなか厄介です。
話し合いの前段階で、分かり合えないという状態になる可能性があります。
結果として、離婚理由不動の1位「価値観の不一致」に至ります。
どうやって相手の思想を理解するの?
完璧な方法はありません。
ただ、誰もが思想が言動に影響しています。
感じが良かったり、相性がいいと感じる場合は、根底にある思想や価値観があっている可能性があります。
結婚生活もフィーリグの合う心地良い方が絶対いいですよね。
よって、下記のようなポイントでお相手を理解する努力が必要です。
1.会話から推察する
「これってどう思います?」など意見を聞いてみる。
できれば、本質的なテーマで真面目に聞いてみると良いかもしれません。
また、どうしてそう思うのか?といった掘り下げて聞いてみることも有効です。
ポイントは相手に「考えさせる」質問、自分の心と向き合って価値観を引き出させるような質問をしてみること。
2.書いたもの、読んでいるものを知る
書いているブログや読んでいる本の傾向など、その人の思想を醸成している言葉から、性根の部分を理解する。
3.行動、結果(現状)を見る
思想≒結果(行動)といえます。
但し、行動や現状は変えられるものでもあるため、安易に行動からお相手の思想や価値観を断定することは避けた方が賢明です。
「思想→行動・結果」ではあるものの、「行動・結果→思想」とはならない可能性が多いためです。
最終的には、思想や価値観は言語化の範囲を超えたものになります。
容姿や雰囲気、心地良さといった感覚と同様、言語化できる範囲を超えたもので、安易な言葉(〇〇タイプなど)で人を決めつけることは逆に避けた方がいいかもしれません。
婚活におけるコミュニケーションの目的とは
よって、婚活におけるコミュニケーションの目的は
お相手を理解するため
自分との本質的な相性を知るため
です。
単に楽しく過ごしたり、ストレス解消が目的ではない、ということです。
結局、結婚相手をあなたに決めるのも、思想が左右しています。
仕事や収入、ファッションなど変化できるものよりも、根底にある思想のような変えることが難しいもの。その人の人生の結果を生み出している根源を理解することに努めたいものです。
そのために表面的な会話を楽しみつつも、思想や価値観を理解するための深い対話もしていかなければなりません。
と、いうことは
お見合いに準備が必要
ということです。
準備とは、
・お相手のプロフィールや文章、お写真から仮説を立てること(きっとこんな人かな、というイメージ)
・関心を持った理由を自分の言葉でしっかり伝えること
・プロフィールの中でもっと聞いてみたいことを明確にする
もっというと、
質問を準備しておく
ということですね。
真剣に準備をすると、緊張も軽減されます。
お見合いは、大切な方との一期一会です。
結婚に結びつかないお相手だったとしても、人との出会いはたった一言から学びを得ることも多々あります。
それは、仮説を立て、準備し、会話を掘り下げた場合でしか得られません。
飛び交う会話や言葉の上に乗っている「感情」「思想」といったものをしっかりと感じ、共感すること。相手が大切だと思うテーマについて真摯に掘り下げていくこと。
小手先のコミュニケーションテクニックの前に、仮説と準備が重要です。
冒頭に戻りますが、恋愛番組「セカンドチャンスウェディング」で思うのは、短期間で人を知り、選び決断する難しさ。
しかも恋愛相手ではなく、結婚相手としての選択と決断です。
第一印象の良さから入ったカップルが、思想や価値観、性根の部分での擦り合わせを短期間で行なえるのか。
しかも離婚経験という強い原体験を持つ者同士が、どのタイミングで深いコミュニケーションをとっていくのか。
お互いに同じ深さで対話できるのか。
お互いの思想の違いを感じた時に、どう修正していくのか。
自分だけの頭で決断せずに、しっかりと相手と共に擦り合わせしていけるのか。
ある意味、婚活は時間との戦いですよね。
限られた期間だからこそ、日々準備の徹底を心がけたいものです。
成果に繋げるコミュニケーション。
結婚相手として相応しい思想や価値観か。
全ては自分の準備次第です。