出雲大社の「円」の上に巨大建築物がありました

今週は縁結びの神様として超有名な出雲大社をご紹介しています

写真の３つの円は、出雲大社の八足門の階段下にあります

この円は、古代にあった本殿の柱の跡です。

三本の木柱を鉄輪でまとめて一本の巨大な柱にして
本殿を支えていたものです

髙さは４８メートルもあって

今でいえば１５階の高層ビルにあたります

なぜそのような巨大な神殿が建てられたのか・・・

それは古事記にある「国譲り神話」で語られていて
出雲地方を統治していた大国主大神が

天照大御神に国を譲るための条件として

髙い神殿を建てることが約束されたからです

長らく神話の世界だと思われていましたが
今から１７年前、
スギの大木３本を束ねた直径３mもの巨大な柱が発掘されました

鎌倉時代前半の１２４８年に造営された本殿を支える柱と見られ
現実に巨大な神殿が建てられていたことが立証されました

写真の円はその時の柱の跡を指しているのです

現在の本殿も大きいですが

それでも髙さは２４mです

発掘された柱の上にあった本殿の高さは４８m

なんと今の本殿の２倍の高さもあったのです

今のビルの１５階です

少なくとも鎌倉時代に
それほど大きな神殿が建造されたことは驚嘆ですね

今度、出雲大社を参拝されたら

八足門前の円の上に立って

１５階建てのビルを想像してみてください

改めて出雲大社のパワーを感じられると思います

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