「好き」じゃなくても結婚していい？成婚前の愛の育て方
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こんにちは、港区の結婚相談所 フェリーチェラボ代表カウンセラーの笹﨑です。
婚活中の皆さん、交際に至ったとしても「惚れる」「好き」までいかず、多くの方が悩むこと…
「この人でいいのかな？」
「まだ心から好きになれていない…」
「ときめかない…」
といった不安に襲われることがありますよね。
特に、結婚相談所での婚活は3〜6ヶ月で成婚に至るため、
「本当に好きになれるか不安です」
「恋愛感情が湧かなくて悩んでいます。」
いうご相談をよくいただきます。
「惚れたはれた」の感情が湧かなくても、結婚に踏み切っていいのでしょうか？
多くの方が抱えるこの悩みに、今日はじっくりと向き合っていきたいと思います。
「一目惚れ」だけがゴールじゃない
「結婚相手は、燃えるような恋の末に見つけたい！」
そう思う方は多いでしょう。
ドラマや映画で描かれるような、一目見た瞬間に運命を感じるロマンス。
たしかに、そんな出会いは素敵です。
しかし、現実の結婚生活は、激しい恋の延長線上にあるとは限りません。
結婚相談所の婚活では、お互いのプロフィールや条件をしっかりと確認し、価値観や将来のビジョンを丁寧にすり合わせることで、理性的な判断を重ねていくスタイルです。
このプロセスでは、感情よりも
「一緒にいて安心できるか」
「将来を共に歩むパートナーとして信頼できるか」
といった部分が重視されます。
そのため、「会った瞬間にビビッときた！」というような、激しい感情の動きが少ないこともあるでしょう。
「好きになれない」と感じたとき、焦りや不安で心がぐらつくかもしれませんが、それは決して悪いことではありません。
愛は「育む」もの。成婚はスタートライン
結婚において本当に大切なのは、「惚れた」という一瞬の感情よりも、二人で「愛を育んでいく」という長期的なプロセスです。
「惚れたはれた」は、ある意味で瞬間的なエネルギーのようなものです。
それはとても魅力的ですが、時間とともに形を変えたり、冷めてしまったりすることもあります。
一方、「愛を育む」ことは、二人で過ごす日々の積み重ね、つまり「時間」と「努力」によって築かれます。
結婚生活は、楽しいことばかりではありません。
意見がぶつかったり、お互いの欠点が見えたりすることもあるでしょう。
そんなとき、一瞬の感情に頼るのではなく、日々の生活の中で育まれた信頼や絆が、二人を支える力となります。
「愛を育む」具体的な３つのステップ
では、具体的にどうすれば「愛を育む」ことができるのでしょうか？
1. 「相手を大切にする」という意識を持つ
「惚れた」という感情がなくても、「相手を大切にしたい」という気持ちは持てるはずです。
・相手の話を丁寧に聞く
・感謝の気持ちを言葉で伝える
・相手の好きなことや興味を尊重する
・体調が悪いときに気遣う
こうした小さな行動の積み重ねが、
「この人は自分のことを大切にしてくれる」
という
信頼感を生み、それが愛情へと変化していきます。
2. 共通の「楽しい」を増やす
「一緒にいて楽しい」という感覚は、愛情の土台となります。
・お互いの趣味を一緒に楽しむ
・新しい場所へ出かける
・共通の友人との時間を共有する
・一緒に料理を作る
特別なことでなくても構いません。
二人で笑い合える時間を意識的に増やすことで、
「この人といると楽しいな」
というポジティブな感情が育まれていきます。
3. 「違い」を認め、歩み寄る努力をする
結婚生活では、どれほど気が合う相手でも、考え方や価値観の違いに直面するものです。
そんな時、「なぜ理解してくれないんだ」と相手を責めるのではなく、お互いの「違い」を認め、歩み寄る努力をすることが大切です。
・相手の意見を頭ごなしに否定しない
・自分の価値観だけが正しいと思わない
・「どうすればお互いが納得できるか」を二人で話し合う
「違い」を乗り越え、二人で協力して解決策を見つけ出すプロセスこそが、揺るぎない絆を育み、愛情をより深いものへと変えていきます。
【事例紹介】「好き」から始まったわけじゃないけれど…
ここで、実際に「好き」という感情がなくても結婚し、今では幸せな家庭を築いているカップルの事例をご紹介します。
事例①（30代後半男性）：
お見合いで出会った彼女に、最初は特別な感情が湧かなかった。
ただ、話してみると考え方が似ていて、一緒にいてとても落ち着いた。
デートを重ねるうち、彼女が自分の話をいつも真剣に聞いてくれることに気づいた。
仕事で悩んだとき、ただ「大変だね」と共感してくれるだけでなく、冷静な視点でアドバイスをくれた。
真剣交際中のある日、自分が風邪をひいて寝込んでいたとき、彼女から連絡がきて、ゼリーやスポーツドリンクやお粥などを家まで届けにきてくれた。
その時、「この人となら、どんな困難も乗り越えられるかもしれない」と強く感じた。
「愛している！」という感情はまだなかったが、「この人となら信頼関係を築ける」と確信し、プロポーズを決意。
結婚後、二人で家事を分担したり、些細なことで笑い合ったりするうちに、彼女への気持ちが「信頼」から「深い愛情」へと変わっていった。
今では、彼女がいない生活は考えられないです。
事例②（30代前半女性）：
婚活で出会った彼は、とても穏やかで真面目な人だった。派手さやサプライズはなかったが、約束の時間を守り、いつも誠実に対応してくれた。
初めは「いい人だな」という印象だったが、デートのたびに彼が自分のことを知ろうと努力してくれているのが伝わってきた。
彼女が仕事で悩んでいた時、彼が「何かできることはありますか？」と親身になって話を聞いてくれて、本気で私を心配してくれた。
その時、「こんなに優しい人と出会えたんだ」と、じんわりと温かい気持ちになった。
結婚生活では、家事や子育てを二人で協力しながら乗り越えるうちに、彼への尊敬の念が芽生え、徐々に信頼と愛情へと変化していきました。
「楽しい未来」を想像できる相手か
あなたが今、お相手に対して「好き」という感情を持てていなくても、以下の3つの質問に「YES」と答えられるなら、そのお相手は「愛を育む」ことができる可能性を秘めています。
・この人と一緒にいると、楽しいと感じる瞬間があるか？
・この人を大切にしたい、守りたいと思えるか？
・この人との将来の生活を、具体的に想像できるか？
二人の楽しい未来を想像でき、お互いを大切にできる人であれば、きっと長い年月をかけて、深い愛を育んでいけるでしょう。
まとめ
婚活で、結婚したい気持ちと好きになれない気持ちの板挟みで…焦りや不安を感じるのは、決して恥ずかしいことではありません。
大切なのは、「一目惚れ」という特別な感情を追い求めるのではなく、お相手と「愛を育む」という長期的な視点を持つことです。
焦らず、お互いの良いところを一つずつ見つけていきましょう。
そうすることで、最初は小さな「好き」だった気持ちが、やがて揺るぎない「愛」に変わっていくはずです。
もし、婚活で悩んだり立ち止まったりすることがあれば、いつでもご相談ください。
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