婚活のお悩み“金銭感覚のすり合わせ”について
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目次
- お金の話はしづらいけれど、大切なこと。
- (Ⅰ)金銭感覚って、どこまで確認していいの?
- (Ⅱ)自然なタイミングで話を切り出すには
- (Ⅲ)会話でそっと確認できる質問例
- (Ⅴ)金銭感覚の“ズレ”に気づいたときの考え方
お金の話はしづらいけれど、大切なこと。
「どんな人となら、日々の暮らしを心地よく積み重ねていけるだろう」
婚活のご相談にのっていると、そうした“等身大の安心”を求めている方がとても多くいらっしゃいます。
会話のテンポや趣味の一致、フィーリングの良さももちろん大事。でももうひとつ大切なのが、「お金」に関する感覚や価値観。
収入や支出、借金の有無、将来の生活設計…。これらは決してセンシティブな話題ではなく、「共に暮らす前提」を考えるうえでのごく自然な確認事項です。
とはいえ、「どう切り出せばいいの?」「警戒されたりしないかな」とためらうお気持ちもよくわかります。
この記事では、“相手の心をざわつかせずに”、金銭感覚や価値観の確認ができる会話のコツを、実例とともにお伝えします。
(Ⅰ)金銭感覚って、どこまで確認していいの?
“お金の話=がめつい印象にならないか”という不安は、多くの方が抱えるものです。
けれど結婚は「心」と「暮らし」の両輪。心の相性に惹かれていても、「経済観のずれ」がのちのち重くのしかかるケースは、相談者の中でも少なくありません。
🌱 会話例
Aさん「お金の話ってまだ早いかなって思って…」
わたし「確かに言い出しにくいですよね。でも、“どんな生活を大切にしたいか”っていう方向から入っていくと、自然に話せることも多いんです」
結婚相談所の出会いでは、条件から互いを選びご縁を組んでることから、通常の恋愛と違って具体的な条件の確認はしやすくなっています。そうはいっても嫌厭されたり、誤解されないように言葉やタイミングを間違わずに行いたいですね。
(Ⅱ)自然なタイミングで話を切り出すには
お見合いや仮交際中は、言葉選びがとても繊細になります。相手の価値観に触れながらも、“探られている”と感じさせない会話運びがポイントです。
「最近ふと考えることがあって…」
「これって人によって違うと思うんですが…」
🌿 事例
仮交際中の女性(40代後半)は、彼との金銭感覚のすり合わせにどう切り出してよいか悩んでいました。
私は「休日の過ごし方を伺う事から入りましょう」とご提案。「お休みの日って、どんなことに時間やお金を使ってますか?」という質問をきっかけに、価値観が自然と浮き彫りになります。
(Ⅲ)会話でそっと確認できる質問例
金額の大小よりも、「どう使うか」「何に優先順位を置いているか」に人柄が表れます。以下は、構えずに投げかけられる質問の一例です。💬 質問例
・「最近“これ買ってよかったな”って思ったもの、ありますか?」
・「家計管理とか、考え方ありますか?ざっくりとでも」
「旅行とか体験に使うのが好きで…」というお相手に
「私もです。体験や思い出って、形がなくても残りますよね」と返した女性。
会話のあたたかさはそのままに、金銭感覚の重なりが自然と確認できていました。
🔑 対応のコツ
タイミングは、仮交際後半〜真剣交際手前がベスト
(Ⅴ)金銭感覚の“ズレ”に気づいたときの考え方
相手が浪費家すぎる・極端に節約家すぎる、など自分の許容範囲を超える場合は、「直してもらう」ではなく「合わない可能性」として見極めを。
あなたは「理想通りじゃなくても合わせるべき?」と考えますか?
「譲れるところと、譲れないところ。どちらもきちんと認めてくれる人を選んでくださいね」
長い年月共に過ごす結婚生活です、価値観をしっかり見極め、我慢や無理なくあなたらしく過ごせるお相手を手に入れてください。
お金の話はデリケート。けれど、"安心して人生を委ね合うための確認”と考えれば、それはとても健全なコミュニケーションです。
見えにくい部分にこそ、結婚後のリアルな暮らしのヒントがあります。無理のないかたちで、すこしずつ、話してみてくださいね。