投稿日：2025/10/31

婚活に必要な“行動力”は、あとから育てられるものです

婚活のコツ
恋愛の法則
自分磨き

婚活に必要な“行動力”は、あとから育てられるものです

〜心理学に基づいた婚活支援の視点から〜

婚活を進める上で、「行動力が足りない」とご自身を責めてしまう方は少なくありません。特にエンジニア職など、日々の仕事で集中力を消耗している方ほど、「新しい出会いに踏み出すエネルギーが湧かない」と感じやすい傾向があるようです。しかし実際には、行動力は“もともと持っているもの”ではなく、“経験によって育つもの”であるという見方があります。

努力と成功体験の相互作用に注目

心理学者アイゼンバーガー博士が提唱した「努力性の学習（Learned Industriousness）」という概念によると、人は「努力したことに対して報酬が得られる経験」を繰り返すことで、努力すること自体を肯定的に捉えるようになるとされています。

婚活においても、次のような事例が見られます。

• プロフィールを少し整えた結果、お見合い成立につながった

• 会話の準備を丁寧にしたことで、初対面でもスムーズに話せた

• 担当カウンセラーとの振り返りを通じて、自信を持って次の行動ができた

これらはすべて、「行動したことへの肯定的なフィードバック」が積み重なった事例です。

行動力を育てるための3つの視点

婚活において行動力を育てるためには、以下のような視点が役立ちます。

1. 行動のハードルを細分化する

　一度にすべてをやろうとせず、「プロフィールを修正する」「カウンセラーと話す」など小さな行動に分けて捉えることが重要です。

2. 成功体験を言語化し、可視化する

　どんな些細な変化でも、「自分の力で前進できた」という認識が、次の行動意欲につながります。

3. 適切なフィードバックを得られる環境に身を置く

　一人で悩むよりも、客観的に見守ってくれる存在とともに進めることで、モチベーションが継続しやすくなります。

「行動できない」は、責めるべきではなく、整えるべきもの

婚活における行動のペースには個人差があります。動き出せない時期があること自体は、何もおかしなことではありません。重要なのは、その時に「自分のせい」と責めるのではなく、環境や考え方を整え直す視点を持てるかどうかです。

近年はSNSや情報メディアの影響で、他人のスピードや成果と比較して焦燥感を抱く方が増えています。ですが、性格特性や生活スタイル、メンタルの状態によって「行動に踏み出すタイミング」は人それぞれ異なります。そうした違いを認め、自分のペースで取り組むことが、結果として継続的な行動につながると考えられます。

まとめ

行動力は、努力の積み重ねと環境の整備によって育てられるものです。「動けない」と感じる瞬間があったとしても、それを起点に自分の状態を見直すことができます。自分に合ったペースで前に進むことが、婚活の成果にもつながりやすくなるはずです。専門家に相談することも、そのプロセスのひとつです。一人で抱え込まず、まずは周囲の支援を活用してみることをおすすめします。