からあげクンレッドがくれた、夫婦円満のヒント

「レッド2つください」──それだけで空気が変わった日

ある日の夕方、私たち夫婦はローソンに立ち寄りました。

特別な記念日でも、何かを祝う日でもありません。

ただ、少しだけ会話が減っていた時期でした。

お互い忙しく、気づけば「おはよう」「いってきます」だけのやりとりが続いていた頃です。

レジ前でふと、私はこう言いました。

「からあげクンレッド、2つください」 その一言に、隣にいた妻がふっと笑ったんです。

「え、レッド？辛いの苦手じゃなかったっけ？」

「今日は一緒に食べてみようかなって」 ──それだけで、空気がやわらかくなりました。

おそろいの味が、ふたりの距離を近づける

からあげクンは、ただのスナックかもしれません。

でも「おそろいの味を選ぶ」という行動には、ちいさな意味があります。

「一緒に食べたい」「同じものを選びたい」──そんな気持ちが、言葉にしなくても伝わる瞬間です。

婚活中の方にとっては、まだ遠い話に感じるかもしれません。

でも、こうした日常のやりとりこそが、夫婦関係を育てていく土台になります。

「何を食べるか」よりも、「誰と、どんな気持ちで食べるか」が、関係性をつくっていくのです。

婚活中のあなたへ──未来の関係を想像してみませんか？

もし、パートナーとコンビニに立ち寄ったら。

あなたは何を選びますか？ そして、どんなふうに声をかけますか？

「からあげクン、レッド2つ買ってみようか」

そんな一言が、ふたりの笑顔を引き出すかもしれません。

婚活は、条件やプロフィールだけでなく、“日常を一緒に過ごすイメージ”を持つことがとても大切です。

そのイメージがあるだけで、相手との会話も、選び方も、自然と変わっていきます。

小さな行動が、未来の関係をつくる

婚活中は、どうしても「正解」を探したくなります。

でも、正解はひとつではありません。 「おそろいの味を選ぶ」「ちょっとした笑顔を交わす」──

そんな小さな行動が、未来の関係を育てていくのです。

まずは、あなた自身が「こんな関係、いいな」と思える日常を想像してみてください。

そして、次に誰かと出会ったとき、そのイメージを少しだけ共有してみてください。

それが、婚活の一歩になるかもしれません。

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