『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が他人事じゃない理由
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こんにちは。縁結 Leij(レイジェイ)のエリです。
前回は自己紹介のブログをお読みいただき、ありがとうございました。今回はその続きとして、「離婚にならない結婚の選び方」という視点でお話しします。
話題のドラマから考える、結婚生活のすれ違い
つい先日最終回を迎えた話題のテレビドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』をきっかけに、結婚生活で本当によく起きる“すれ違い”について考えてみたいと思います。
このドラマ、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
男女間の料理分担をめぐるやりとりがリアルだと話題になり、SNSでも賛否両論が飛び交っていましたね。
「それくらいで怒るの?」
「いや、あれは積もり積もった結果でしょう」
そんな声を見ながら、私は法的支援の現場での仕事を思い出さずにはいられませんでした。
なぜなら、受けてきた夫婦相談の多くは、まさにこのドラマに描かれているような、些細な問題が積み重なった末の姿だったからです。
離婚相談で本当に多いのは「日常のズレ」
離婚相談として表に出てくるのは、浮気やDVといった深刻な問題ですが、支援の現場で背景をたどると、日常の些細な違和感から始まっていることが大半です。
料理、洗濯、掃除、子どもの世話、仕事後の疲労感——。
その中でも「料理」は、象徴的なテーマです。
料理の問題ではなく、想像力の問題
料理が得意かどうか、好きか嫌いか。誰が担当するべきか。
問題は、料理そのものではありません。
本質は、「相手の負担を想像できているか」「気持ちを言葉にして伝え合えているか」という点にあります。
ドラマの中でも、登場人物たちは決して“悪人”ではありませんでした。
ただ、お互いに
「自分はこれだけやっている」
「相手はわかってくれない」
という思いを抱えたまま、伝え合うタイミングを失っていった。
現実に”離婚問題”にまで発展してしまった夫婦間のトラブルの根っこも、ほとんど同じです。
婚活中に見てほしいポイント
最初は些細な違和感だったものが、数年かけて大きな溝になり、最終的に「もう無理です」という言葉に変わっていく。
ここで大切なのは、
「どちらが正しいか」ではありません。
婚活中の方にぜひお伝えしたいのは、結婚相手として見るべきポイントは
「料理ができるかどうか」
「家事を何割やってくれるか」
ではない、ということです。
それよりも、
・価値観の違いが出たとき、話し合おうとする姿勢があるか
・相手の大変さを想像しようとする人か
・不満を溜め込まず、言葉にできる関係性を築けそうか
こうした点のほうが、結婚生活の安定にはずっと重要です。
レイジェイが大切にしている視点
私はInstagramで、「レイジェイの胃袋掴み作戦」として婚活レシピを発信していますが、あれは「女性が料理を頑張りましょう」という意味ではありません。
婚活中の今だからこそ、豊かな食卓や美味しいお酒を楽しみながら、結婚後の穏やかな日常や素敵な食卓を思い描く。
そんなイメージトレーニングを通して、”婚活じかん”そのものを、人生にとって価値ある、素晴らしい時間にするお手伝いをしたいと思っています。
料理は、相手を思いやる行動の一例にすぎません。
一緒に暮らす中で、相手の生活や疲れを想像し、行動に移せるかどうか。
そこに、性別は本来関係ないはずです。
離婚にならない結婚のために
結婚は、特別なイベントの連続ではなく、圧倒的に“日常”の積み重ねです。
だからこそ、日常のズレをどう扱えるかが、離婚にならない結婚かどうかを分けていきます。
ドラマがここまで話題になったのは、きっと多くの人が自分自身や身近な関係を重ねたからでしょう。
それは決して悪いことではなく、結婚について考える良いきっかけだと思います。
これからこのブログでは、
・法的支援の現場で見てきたリアルな夫婦の姿
・自分自身の結婚・離婚の経験
・婚活中だからこそ気づいてほしい視点
そんなお話を、できるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。
「結婚したあとも、穏やかに暮らしていける相手を選びたい」
そう思っている方に、少しでも参考になる時間になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。