真剣交際=安心ではない|プロポーズのタイミングの落とし穴
真剣交際になれば、成婚はほぼ確実。
そう思っている方は少なくありません。
実際、結婚相談所で活動していると「ここまで来たなら、あとはプロポーズするだけですよね」という声をよく耳にします。
しかし現場の実態はそこまで単純ではありません。
真剣交際から成婚に至る割合は、体感としてもおよそ6割前後。
つまり、真剣交際まで進んでも一定数は成婚に至らず終わっているということです。
その中でも、実はプロポーズをしたタイミングで交際終了することがあるのです。
男性側は気持ちも固まった。
覚悟も決めた。
それでも、プロポーズを境に女性にフラれてしまい真剣交際が終わってしまう。
これは実際にあるケースです。
ではなぜ、プロポーズという決断が、交際終了という結果につながってしまうのか。
まずは最も多い原因から見ていきます。
女性がプロポーズを受ける決断ができるほど、感情がまだ上がっていない
プロポーズで失敗するケースの多くは、男性側が「もう十分だろう」と感じたタイミングで起きています。
真剣交際に入った。
デートも重ねている。
大きな問題も起きていない。
この状況になると、男性は「もう決めていい段階だ」と判断しがちです。
しかし女性側は、必ずしも同じ温度感にいるとは限りません。
真剣交際は、「この人と向き合って結婚を考えるフェーズ」に入っただけであって、「結婚を決断しきった状態」ではないことも多いのです。
プロポーズをされた瞬間、女性は一気に“決断する側”に立たされます。
その時点で感情がまだ追いついていないと、
嬉しさよりも戸惑いや不安が先に立ちます。
この不安は、「嫌いだから」「不安材料が多すぎるから」とは限りません。
・まだ好きという感情が強くなりきっていない
・結婚を決めるほどの確信が持てていない
・気になる違和感を言語化できていない
こうした状態のままプロポーズされると、女性は「答えられない」という結論に至ります。
結果として出てくる言葉は、「もう少し考えたい」「今は決めきれない」。
これは保留ではなく、その時点で決断できなかったという事実です。
結婚相談所では、この時点で真剣交際が終了するケースは珍しくありません。
仲人に相手の希望を確認せずに行う、サプライズプロポーズ
※シチュエーション・場所・指輪の考え方は人によって違う
結婚相談所で多い失敗が、独りよがりなサプライズプロポーズです。
男性側は「一生に一度のことだから」「男として格好よく決めたかった」という思いで動いています。
しかし女性側が求めていたものとズレていると、そのプロポーズは感動ではなく、違和感として受け取られます。
・人前でのプロポーズが苦手
・注目されるシチュエーションが負担
・指輪は一緒に選びたかった
・プロポーズ自体をもっと落ち着いた形で受けたかった
これらは性格や価値観の違いであり、どちらが正しい・間違っているという話ではありません。
問題なのは、事前に確認できる環境があるのに、確認せずに進めてしまうことです。
結婚相談所では、仲人を通して相手の考えや希望を把握することができます。
それを使わずにサプライズを選んでしまうと、女性側はこう感じます。
「この人は、大事な場面でも自分の考えを優先する人なんだ」
プロポーズは、愛情や覚悟だけでなく、結婚後の話し合いの姿勢まで見られる場面です。
その瞬間に「この人とは、今後すり合わせが大変そう」という印象を与えてしまうと、真剣交際は一気に終わりに向かいます。
結婚後の将来像がまとまらないまま、不安を残してプロポーズしてしまう
プロポーズを受けた瞬間、女性の頭の中では感情よりも先に現実が一気に動き出します。
それまでの真剣交際では、多少曖昧でも流せていた話があります。
住む場所はどこになるのか。
仕事は続けられるのか、変える可能性はあるのか。
家計はどう考えているのか。
子どもについての考え方はどこまで一致しているのか。
真剣交際中は、「いずれ話せばいい」「その時になったらすり合わせればいい」と先送りにされがちです。
しかしプロポーズは、その“先送り”を一気に現実に引き戻します。
女性側はプロポーズをされた瞬間に、「この内容で結婚生活が始まる」と捉えます。
そのとき、将来像が整理されていなければ、喜びよりも不安が勝つのは自然な反応です。
ここで重要なのは、不安が大きいか小さいかではありません。
不安が残っているかどうかです。
たとえ致命的な問題がなくても、「まだはっきりしていない」「決断するには情報が足りない」と感じた時点で、プロポーズは受け取れません。
結果として、「今は決められない」「もう少し考えたい」という言葉になりますが、結婚相談所ではそれが事実上の終了判断になるケースも少なくありません。
親との関係が強い女性に、親の理解が得られていない段階でプロポーズする
このケースは、男性側が見落としやすい失敗ポイントです。
女性によっては、結婚は本人同士の問題だけでは終わりません。
親との関係が強く、親の意向や価値観を大切にしている人も多くいます。
そのような女性にとって、プロポーズは「自分が決める瞬間」ではなく、「親との関係性も含めて判断を迫られる瞬間」になります。
まだ親に話せていない。
話したとしても、反応が分からない。
場合によっては、反対される可能性もある。
こうした状況でプロポーズをされると、女性は前向きな気持ちがあっても、「今は答えられない」という状態に追い込まれます。
ここでよくある誤解が、「親はあとから説得すればいい」「本人の気持ちが一番大事だ」という考え方です。
もちろん理屈としては正しいかもしれません。
しかし現場では、親との関係を軽く扱われたと感じた瞬間に、女性の気持ちは一気に冷えます。
結果として、プロポーズそのものではなく、タイミングのズレによって真剣交際が終わる。
これも結婚相談所では実際によく起きているケースです。
プロポーズは、女性のすべての不安が解消されたタイミングでするべき
結婚相談所でプロポーズが成功するかどうかは、気持ちの強さや覚悟の大きさでは決まりません。
決め手になるのは、女性側の不安がすべて解消されているかどうかです。
ロマンチックな演出ができているか。
そういった要素は、優先順位としては高くありません。
女性はプロポーズを受けた瞬間、「この人と結婚して、本当に大丈夫か」を冷静に判断します。
そのとき、
・将来像
・生活の具体性
・親との関係
・価値観のすり合わせ
どれか一つでも未解消の不安が残っていれば、答えは出せません。
ここで重要なのは、不安が「小さいから大丈夫」ではないという点です。
女性にとっては、不安が残っている時点で、決断する材料が揃っていないのです。
だからこそ、結婚相談所の現場では、プロポーズは「女性の不安がすべて消えた瞬間」に行うべきだとされています。
このタイミングを誤ると、どれだけ真剣交際を重ねていても、プロポーズを境に交際は終わります。
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