本音で向き合えない限り仮交際とお見合いループは終わらない
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婚活では「相性が合う人と自然に関係が進む」と考えがちだが、実際にはそこまでの段階に到達できず、仮交際とお見合いを行き来して活動が長期化するケースが少なくない。
初回や2回目のデートで相手の言動に違和感を覚えても、穏便に終えたい気持ちが勝り、本音を伝えずに静かに交際終了する。
そしてその空白を埋めるように次のお見合いを組み続けるため、誰とも関係が深まらないまま時間だけが過ぎていく。
活動量が多いほど前に進んでいるように見えて、実際には“誰とも深まっていない状態”が続く。
この繰り返しに気づけない限り、仮交際もお見合いも「積み重ね」ではなく「消費」になり、その先の真剣交際へはたどり着けない。
本当に止まっている原因は、相手ではなく“本音で向き合う前に毎回終えてしまう自分のパターン”にある。
2回目デートまでに違和感を覚えても伝えられず、黙って終了してしまう
仮交際が深まらない人の多くは、初回〜2回目のデートで小さな違和感を覚えた時点で、理由を言わずに静かに交際終了を選ぶ。
違和感そのものは誰にでも生じるが、問題は「伝えた時に相手がどう反応するか分からない」という不安によって、本音を出す前に交際を閉じてしまう点にある。
結婚相談所の初期デートでは、相手の価値観や日常の考え方はほとんど共有されていない。
その段階で見える違和感は、単なるコミュニケーションのすれ違いであることも多く、話せば解消する可能性が十分にある。
しかし、本音を言う前に終了してしまうと、相手の本当の姿にも、自分がどう感じるのかにも触れないまま終わるため、次に進む判断材料が増えない。
この「判断材料が増えないまま終わる」を繰り返すと、毎回のデートが“ゼロスタートの繰り返し”になり、経験値は積み上がらず、次の相手でも同じ違和感が“1回目と同じ重さ”で現れる。
本来は「ここからすり合わせる」段階なのに、そこに至る前に止めてしまうため、関係が深まる可能性自体を自分で閉ざしている。
違和感は交際終了のサインではなく、すり合わせを始めるサインである。
ここを理解できない限り、仮交際は毎回“浅いまま終了”というパターンを脱することができない。
仮交際がいつ終わるか分からない不安からお見合いを増やし、“1人ずつ向き合う”ことができなくなる
本音を言えないまま仮交際が終了すると、次は「またすぐ終わるかもしれない」という不安が強くなる。
その不安を埋めるために取られがちな行動が、“お見合いを増やすこと”である。
しかし、数を増やして安心感を得ようとするほど、1人の相手と向き合う時間と心理的余裕がなくなり、仮交際が深まる可能性はさらに低下する。
お見合いを多くこなせば前に進んでいるように見えるが、実際には「最初の違和感が出ても伝えず同じ理由で終了」というサイクルを繰り返すだけで、人数が増えるほどこの循環が加速する。
また、複数の仮交際が同時に進むと、相手ごとの違いが把握しづらくなり、重要な価値観の差よりも表面的な印象だけで判断する姿勢が強まる。
その結果、誰と会っても深まらず「合う人がいない」という錯覚が生まれやすい。
本来、交際が進むのは“向き合える人数の範囲で丁寧に関係を作ったとき”である。
しかし、不安に押されて数を増やす行動を取ってしまうと、向き合うどころか、相手の中身を知る前に次へ進む“消耗型の婚活”に変わっていく。
お見合いの数が多いほど有利に見えるが、「本音で向き合って深める」フェーズに入らなければ、何人会っても結果は変わらない。
量ではなく質を高める視点が欠けると、仮交際もお見合いも“増えているのに前に進まない”という矛盾が必ず起きる。
誰と会っても興味を持てず、自分から本音を出さないため距離が縮まらない
仮交際が続かない人に共通しているのは、相手そのものに興味が持てないという表面的な理由に見えて、実際には 「自分が本音を出していないため、相手に興味が湧かない」 という構造が起きている点である。
興味は相手の情報量に比例する。
相手の考え方・価値観・日常の基準などに触れたときに初めて「この人はこういう一面がある」と把握できるが、本音を出さずに浅い会話だけで終わる仮交際では、その材料がほとんど増えない。
誰と会っても印象が薄いのは、相手が薄いのではなく、会話が“本題に入っていないまま終わっている”だけである。
自分の価値観や考えを少しでも開示しなければ、相手も同じように深い話題を出しづらくなるため、お互いに踏み込めず、表面的な印象のまま回数だけが増える。
そして、3回目のデートに到達する前に「よく分からない」「特に惹かれなかった」と終了し、また次の相手へ進む。
婚活では、恋愛のような自然発生的な熱量よりも、“関係性の積み重ね”が先に来る。
最初から興味が湧く人と出会える確率は高くないため、本音で話してお互いが見えてきた段階で興味が育つことが多い。
しかし本音を出さないままでは、育つはずだった興味が芽生える前に交際が終わる。
興味は“湧くもの”ではなく“作るもの”である。
その最初のきっかけを作るのは、自分の本音であり、小さな価値観・日常の考え方・違和感の境界線などを伝える姿勢である。
ここを避け続ける限り、誰と会っても「よく分からない人」で終わってしまい、仮交際の質は上がらない。
自分から本音を出さなければ、相手も本音を出してくれないという現実
仮交際が深まらない最大の理由は、相手が本音を言わないからではない。
自分が本音を出していないから、相手も出せないのである。
婚活の初期段階では、相手は「嫌われないように」「距離を詰めすぎないように」と慎重になる。
これは誰でも同じであり、相手が積極的でないように見えるのは、あなたの様子を見ているだけのことが多い。
そのため、自分が踏み込んだ話題を出さなければ、相手もその深さに合わせてしまい、浅い会話のまま交際が続く。
本音のやり取りは、どちらかが先に動く必要がある。
相手の出方を待ち続けてしまうと、双方が“浅いまま”を維持し、相手の魅力も弱点も分からない。
結果として、判断基準が曖昧になるため、小さな違和感が過大評価され、交際終了につながりやすくなる。
また、本音を出さないままでは相手の温度感も読めない。
相手は慎重なだけで脈がある場合でも、深い話ができないことで「距離が縮まらない」と判断され、相手側から終了されるケースも多い。
つまり、本音を出さないことは、自分の魅力を伝えられないだけでなく、相手の本音を引き出すチャンスも失っている。
結婚相談所の交際は、限られた期間で将来像のすり合わせに進む必要がある。
本音を出せない状態では、このステップに到達できず、交際は表面的なまま終わる。
相手が本音を出さないのではなく、自分が本音を出した深さまでしか、相手も話してこない。
この現実を理解した人ほど、交際が一気に深まりやすい。
本音で話せた時に初めて交際は深まり、お見合いループを抜け出せる
仮交際とお見合いループを抜け出す転機は、多くの場合「本音で話せた瞬間」に訪れる。
完璧な人と出会ったからではなく、お互いの価値観や気になる点を率直に共有できたことで、関係が“深まる方向に動き出す”のである。
初期段階の本音は重い話ではない。
・どういうときに不安を感じるか
・どんな距離感が心地よいか
・違和感を覚えたときどう受け止めるか
こうした日常的な価値観の共有だけで、交際の質が大きく変わる。
また、本音を伝えることで相手の反応が明確になるため、判断材料が一気に増える。
相手が受け止めてくれるのか、すり合わせができるのか、その場で分かるため、ただ“終わらせるだけの交際”とは違い、次に進める関係かどうかを具体的に判断できる。
本音を伝えることは、相手を試す行為ではない。
関係を深めるための必須プロセスであり、お見合いループを終わらせる唯一の方法である。
結局、お見合いループから抜け出す人と抜け出せない人の差は「自分の本音を伝えた経験があるかどうか」に尽きる。
本音で向き合えた時、初めて“選び方”ではなく“関係の作り方”が分かる。
その瞬間に、仮交際もお見合いも消費ではなく積み重ねに変わり、結果として成婚までの道筋が明確になる。
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