「あの時、決めていれば…」婚活の後悔と、今からの一手

迷ったあの日が転機に

婚活を続ける中で、ふと思い出す「あの人」の存在。
悪い印象はなかった。むしろ丁寧で、真面目で、優しい――けれど、何か物足りないような気がして「次の人を見てから決めよう」と、関係を終わらせた。

それから数ヵ月経ち、思うようにお見合いが組めず、やっと成立した交際もピンとこない…。そんな時ふと、「あの人と進んでいたら違った未来があったかも」と後悔の念が押し寄せてくることがあります。

婚活は、「ご縁を繋ぎ続ける力」が問われる場所。
一人ひとりの出会いに対して、自分がどう動き、どう決断するかがすべてを左右します。

迷いがあった日、その決断が自分の人生をどう動かしたか――
“あの時”の選択を振り返ることは、自分の婚活傾向を見直す貴重なきっかけです。

「決断が遅れたことでチャンスを逃した」という実感があるなら、今後はその逆をやってみることです。早めに会う、感触が良ければ進める、「一旦保留」はなるべく避ける。
婚活における“反省点の逆を行動にする”ことこそ、最も有効な一手になります。

先延ばしで失うご縁

婚活でよくある後悔は、「もう少し様子を見てから判断しよう」と保留を続けた結果、お相手に他の真剣交際相手ができてしまうことです。

たとえば、「まだ会って間もないから判断できない」「気になる点がいくつかあるから、もう少し時間をかけたい」と、ゆっくり関係を深めようとしたつもりが――実際には、相手は「自分には気がないんだ」と受け取り、他の交際相手とのご縁を選んでしまう。

婚活は、“早く決めた人”が選ばれる世界です。
感触が良ければ早めに行動し、気持ちを伝えて関係を深めた人が、結果的に成婚に近づいていきます。

「慎重さ」は大切ですが、それが「何も伝えずに保留し続けること」と紙一重になると、ご縁は離れていきます。
もし「また迷っているだけかもしれない」と思ったら、一度自分の気持ちに向き合ってみてください。

婚活は、タイミングのズレがすれ違いを生みます。
チャンスを逃さないためには、「この人ともう一度会いたい」と思ったときに、その気持ちをしっかり行動に変えることが必要です。

比べすぎて選べない罠

結婚相談所などの婚活で“選べない人”に共通しているのは、「比較癖」が強いことです。

複数人と仮交際を同時進行できるルールは、一見メリットに思えますが、逆に「誰とも深く関われなくなる」リスクを抱えています。
Aさんは優しいけど頼りない、Bさんは条件がいいけど感情表現が少ない、Cさんは会話が楽しいけど忙しそう――こうして全員に短所を見出し、決め手が見つからないまま交際終了を繰り返してしまう。

また、婚活アプリやプロフィール検索の影響で、「もっといい人がいるかも」という幻想を持ちやすくなっていることも一因です。
しかし、婚活はオークションではありません。“理想の誰か”を探す場ではなく、“一緒に進める相手”を見つけるプロセスです。

重要なのは、比較して一番良さそうな人を選ぶことではなく、「一緒にいて違和感がない」「自然体でいられる」人を見つけて決めること。
比較し続けるほど、選択肢は増えず、むしろ“決断できない自分”が強化されてしまいます。

次に誰かと出会ったら、「今の相手の良さ」に目を向ける。過去や他人との比較ではなく、「自分がどう感じるか」を大切にしてください。

後悔しない選び方とは？

婚活のゴールは、「条件が完璧な人と出会うこと」ではなく、「心穏やかに一緒に暮らせる人を選ぶこと」です。

しかし現実には、プロフィールの情報に左右されすぎてしまい、「年収」「学歴」「身長」「家族構成」などの数字ばかりに意識が向き、実際に会ってみると違和感だらけだった…というケースも少なくありません。

また、「フィーリングが合えば条件は気にしない」と言いつつ、無意識のうちに年齢や年収で選別してしまっている人も多いです。

成婚者に多いのは、「この人と一緒にいたいと思えた」「会話がスムーズで、将来の生活をイメージできた」といった“感覚面”を重視していた人たちです。
完璧に好きじゃなくても、心が落ち着く。そんな関係こそが、結婚生活に適しています。

後悔しない選び方とは、自分にとって“自然体でいられる人”を選ぶこと。
スペックでなく、「一緒に歩めるか」で見る視点に切り替えましょう。

今からの一手はこれだけ

過去の後悔は変えられません。ですが、未来を変える行動は今すぐにでも取れます。

「また同じ後悔をしないためには、どうすればいいか」
その答えはシンプルです。

まず、「違和感がない相手には、早く気持ちを示す」こと。
好意があるのに黙っていると、相手は“気がない”と受け取り、他の相手と関係を深めてしまいます。

次に、「相手の良いところを意識的に見る」こと。
過去に迷った相手を思い出してみてください。
あの時は気にならなかった優しさ、真面目さ、返信の早さ――今なら価値がわかることがあったのではないでしょうか。

そして、「完璧を求めすぎない」こと。
結婚は、現実です。気が合って、会話ができて、不満が致命的でなければ、“及第点”で進んでいいのです。

最後に、「行動を止めない」こと。
婚活がつらいと感じたらペースを落としても構いません。でも完全に止めてしまうと、また感覚が鈍ってしまいます。
お見合いを月1件にする、定期的に面談するなど、小さく続ける姿勢を持ち続けましょう。

それが、“あの時の後悔”を、未来に持ち越さないための一手です。
もう迷わない自分になるために、今日からできる小さな行動を始めてください。

さらに、創業12年目を迎える当相談所は、IBJより「成婚優秀賞」「男性婚活支援殊勲賞」「敢闘賞」など、数々の賞を受賞。

確かな実績と経験で、皆さまの婚活を全力でサポートいたします。

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