恋愛禁止”だった父が“結婚してほしい”に変化する
- 女性向け
- カウンセラーの日常
笑って泣ける、親心と娘の選択。
こんにちは。
父の日から1週間が過ぎようとしていますが、先日、街中で目に入ったのは、あるお店の看板。
そこには「父の日、子どもから何もなかったけど、今週中までなら許す💛」という、冗談の怒りと愛情の入り混じった可愛らしいメッセージが書かれていました。
思わず笑ってしまったと同時に、以前の面談でお聞きした印象的なお話を思い出しました。
昔の父は“恋愛NG”の鉄壁ガードマン
その女性が高校生の頃、まさに「恋バナ」全盛期。
友人たちが「彼ができた〜♡」と楽しそうに話す中、彼女の家だけは違っていました。
LINEが鳴れば「誰だ?」
電話していれば「相手は男か?」
外出前には「どこへ行くんだ?男と会うのか?」
そう、彼女の父は「恋愛=ダメ!」という姿勢を貫き、家庭には無言の“恋愛禁止令”が存在していたそうです。
そして今。30代になった娘に父が放った言葉は…
時が経ち、彼女も30代に。
ある日、母親からこんな言葉を聞かされます。
「お父さんね、“いい人いないのか”って気にしてたよ」
え?あの父が?あの“恋愛NOの父”が??
そして次に、父から直接言われたひと言。
「結婚、考えてないのか?」
あのころ、恋をしても認めてくれなかった父が、今ではまさかの“結婚応援モード”。
あまりの変貌ぶりに、彼女は心の中でツッコミを入れたそうです。
「心配」が形を変えただけだった
よくよく考えてみると、
父が恋愛を禁じたのは「娘が傷つかないか心配だったから」。
そして今、結婚をすすめてくるのは「娘が一人で寂しくないか心配だから」。
不器用だけど、どちらも“愛情”だったんだと気づいた彼女。
彼女が婚活を始めた理由彼女はこう語ってくれました。
「父みたいに家族を大切にしてくれる人と出会えたら、きっと私も幸せになれると思ったんです」
さらに、
「私が幸せになれば、父や母も安心できる。それってすごく素敵なことだなって」
その想いを胸に、彼女は私たちの相談所の扉をたたきました。
いま、幸せへと進んでいる今、彼女は前向きに活動を続けています。
素敵な男性と巡り合い、幸せはもうすぐ目の前という段階まできています✨
最初は笑ってしまった“結婚しろ”モードの父の言葉。
でも、それをきっかけに、彼女は大切なものに気づいたのです。
親の愛情を受け止めながら、
自分の未来を選びにいく
その姿はとても素敵で、心が温かくなります。
おわりに
結婚する・しないは人それぞれ。
でも、「誰かを想ってくれている存在」に気づいたとき、
心がふっと軽くなったり、背中を押されたりすることがあります。
その瞬間こそ、人生の転機なのかもしれません。
私たちは、そんな“気づき”を大切に、これからも会員の皆さまを全力でサポートしてまいります✨