義母は最強
今日は「義母」のお話
夫の母との出会いは20年前
両家の顔合わせで、私に会うなり
「あなたが私の娘になるんやねー!嬉しい!」とハグ!
声が大きく、豪快
「ちっちゃいことーは気にするな」
と、ゆってぃのネタが聞こえてきそうな昭和の母ちゃん
でーんと構えるTHE胆っ玉母ちゃん!
思いついた時に思ったことをストレートに言う
結婚してしばらく経ってから
私達は敷地内同居(敷地は同じで別々の家)になりました。
朝の5時に「裕子さーん」と声掛けられることもしばしば。
んー、、まだ寝てるんよ
迷惑 笑
けど、それを伝えてもお構いなし笑
またやってくるのです。
夫から注意してもらうも
意味なし笑笑
またやってくるのです。
はぁ、、、諦める。笑
ですが、そんな義母はたいていは私の味方。
夫の不満や愚痴は実家よりもまず義母と義父に伝えてました。
ある日、夫にイラだって、義母に「腹立つんよー!」と話したら
「裕子さん、子どもら連れて1週間くらい遊びに行きな(家出してやりな)その間、生存確認のために私に連絡くれたらいいから」と封筒に結構なお金を入れて持たせてくれました。
その言葉に甘えて、まだ小さかった子どもらとどこ行く?と皆でスーツケースに荷物を詰め家を出ることに。
なんなら、冒険のようで内心ワクワクしてた。
子ども達の行きたいテーマパークを目指してレッツゴー!
...結果
あのね。やっぱり無理でした。
一泊はしたけど、次の日帰ろ...ってなりました。
離れてみると色々反省します。
そして義母の偉大さに頭が下がります。
「ただいまー」と伝えると、いつもの笑顔で「はいはい、おかえり」と、なーんにもなかったかのように迎えてくれました。
そんな義母は今から6年前に亡くなりました。
最期が見えはじめた頃、現実と夢と堺がわからない日もあるように見えました。
その中でも、言葉を振り絞って、自分が棺に入る時の着物はどこにあるから今日帰ったら見ておいて、とか、お父さん(義父)のことよろしく、とか、子ども達のこと色々話しました。
若い頃、お嫁に来てお姑さんを早くに亡くし、人一倍苦労もしてきた義母
そんなことは微塵も見せず、大きな愛でまわりを明るく照らしてくれていました。
そして「裕子さーん、私なお父さん(義父)のことが大好きなんよ」と何度聞かされたか笑
70代になってそんなことが素直に言えるなんて、幸せですよね。
そして今、義母が残してくれた言葉が私の人生の指標となっています
「裕子さん人生って素晴らしいものよ」
何気なく放った義母の言葉
それが深いなぁとしみじみ感じる今日この頃です。
花を植え、野菜を作りながら
横にネコと犬を従えて
青空の下、鼻歌をうたう
芸術のセンスが良く、絵画・書道・華道・歌
たくさんの趣味があった母
私の憧れの強く逞しい女性です。