いつかの話
- カウンセラーの日常
いつかの話
婚活カウンセラーとしての私も私。
だけど、それ以前にあるありのままの私が自分の思う事をブログに書いていきたい。
ちなみに言っておくと、思いついた時に思いつく事を書くので、ブログの方向性とかタイトルの一貫性はないかも笑
さて、今日は「不登校について」
娘が中学生2年のある日、登校する前に腹痛や頭痛を訴えるようになった。
ただの風邪なのかと私も娘も最初は特に気にすることもなく、症状が落ち着く頃に登校したり早退したり。
なんだろうね、と話していたけれど、あまりにも症状が続くので何か怖い病気が隠れていたら...と、たくさん病院も行ったし、MRIも撮ったりした。
けれども結果は異常なし。
その後も症状は良くならず、しばらく様子を見ていたある日、学校から電話がかかってきた。
「お迎えに来てください」
パニック発作を起こした娘が青い顔をして待っていた。
大好きなバレエのレッスンに行っても、発作が起きると立てなくなって、踊りどころではない。
次第に眠れなくなっていく。
あの時の娘は暗闇の中をもがいているように見えた。
パニック発作はいつ起きるかわからない。発作が起きるとこのまま死んでしまうんじゃないかと思うほど苦しいものらしい。
目の前で苦しむ娘に何もできない自分が情けなくて、何をしてあげれるか問い続ける日が続く。
そして、娘の心の健康のため、心と体がバラバラな状態で、無理して学校に行かせるのをやめた。
学校をお休みした娘を連れて私はランチに一緒に行ったり、海に行ったり映画を見に行った。
娘は「こんな平日に皆学校行ってるのに」と罪悪感のようなものを口にしたけど、私はそんな事はお構いなし。
人生長いんだから、ブレーキかけたっていいのよ。
またいつか自分が動きたいと思えれば、その時必ず支える。
娘に言っているように見えて、実は自分に言い聞かせた。
学校に行くのをやめて、娘の発作がなくなった。笑うようになった。顔色も良くなった。
長い長いトンネルから少し光が見えてきた。
娘には叶えたい夢もあり、思い切って転校した。
それも、遠く離れた愛媛県に。
転校先で親友が出来た。
彼女との出会いが娘をまた彩のある世界に引き戻してくれた。
進路はバラバラだけど、今も長期休みにはお互いの家を行き来して楽しそう。
辛いことはたくさんあったけど、それでもあの経験があるからこその今もある。
それは娘にとってはあのタイミングに来るべくして来たのかも知れない。
難しい判断を迫られる時、どうすればいいかは人それぞれに答えがあるけど「運」という漢字の示すように
運は運ばれるもの、動いた先に見つけた出会い。
今日はそんなお話でした。