広く遊ぶか、深く潜るか
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結婚はコスパが悪い。
⎯⎯⎯でも、人生は「損得」じゃない次元で動いている。
「独身でいることのメリット?そんなの、数え上げたらキリがないですよ」
そう胸を張る人に、私はこれまで何人も会ってきました。
仕事は充実し、趣味の予定は数ヶ月先まで埋まっている。
お金も時間も、100%自分のためだけに使える。
今の時代、賢く器用に生きるなら、損得勘定で言えば「独身」という選択に軍配が上がるのは、むしろ自然なことかもしれません。
その「広々とした、自由な景色」を否定するつもりは、私には全くありません。
ですが、多くの方の人生に触れてきて、思うことがあります。
「独身」という自由と、
「結婚」という不自由。
この二つは、どちらが優れているかではなく、見ている「景色の次元」が、根本的に違うのだと。
独身という選択がくれる「広さ」
独身の醍醐味は、パノラマのような「広さ」にあります。
新しい趣味を増やし、気の合う友人と乾杯し、身軽さを武器に、どこへでも行ける。
自分自身を磨き続け、可能性をどこまでも広げていく生き方は、非常に納得感があります。
そこにあるお金や時間は、すべて「自分の機嫌」を取るためのもの。
自分という人間を、どこまでも豊かにしていく旅。
それは自由で、合理的で、一点の曇りもない選択です。
結婚は、人生を「深く」遊ぶ選択
ただし、この自由は別の遊び方を選ばないということでもあります。
結婚という選択は、広げることをやめて「一つの場所を深く掘る」作業です。
以前、あるタレントさんが自身のお子さんについて、こんなことを口にしました。
「コイツに、俺はこの先ずっと飯を奢り続けなきゃいけないのか」
独身の視点、つまり損得勘定で見れば、それはただの「負担」であり「不自由」でしかないでしょう。
ですが、その理不尽なまでの不自由さを引き受け、家族という一つのチームに自分の時間やエネルギーを注ぎ続けること。
そこには、一人で自分を磨いているだけでは一生出会えない「想定外の自分」に触れる深みがあります。
例えば⎯⎯⎯
「子供なんて苦手だ」と言っていた人が、親になった途端、見たこともないような優しい顔で子供をあやしていたり。
「自立した関係が一番」とクールに構えていた夫婦が、どちらかの窮地に際して、迷わず相手の盾になって守り抜いたり。
これらは、結婚して深く潜るまで、本人たちですら気づかなかった性質です。
「自分の中に、こんなにも泥臭く誰かを守れる底力があったのか」
深く掘ったからこそ得られるその手応えは、独身で自分をアップデートし続ける楽しさとは、また違う種類の実感を人生に与えてくれます。
どの次元で、人生を遊びたいか
人生を、広く遊ぶか。
それとも、一人の人間と深く遊ぶか。
どちらが正しいわけでもありません。
趣味はあなたを裏切りません。
ですが、あなたが倒れた時に手を握ってくれることもありません。
世界を広く知る自由より、一人の人間を深く知る不自由。
それは単純に、
「そのルールで、残りの人生をプレイしたいか」
という好みの問題なのです。
もし、
「自分一人の景色」を一通り見終えて、次は「自分でも知らない自分」に出会ってみたいと感じたなら⎯⎯。
そのときが、別の次元の扉を叩くタイミングかもしれません。
最後に
私の仕事は、あなたがその「深い次元」へ飛び込むための準備を整えることです。
損得勘定をいくら積み上げても、人生の答えは出ないことがあります。
もしあなたが、
「次は、別の次元の景色を見てみたい」
そう感じる瞬間が来たなら⎯⎯
その感覚だけは、大切にしてほしいと思っています。