物は贈るな。
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40代のプレゼントは「消え物」一択
「これ、君に似合うと思って」
そう言って差し出した、有名ブランドのネックレスや、高価な香水。
彼女は「えっ、すごい……ありがとう」と受け取ってくれましたが、その後、連絡が減ってしまった。
なぜだか分かりますか?
それは、あなたのプレゼントが**「重すぎた」**からです。
40代男性は、財力がある分、つい「金額」で愛を証明しようとします。
しかし、付き合う前の高価なプレゼントは、女性にとって**「見返りを求められているプレッシャー」**か**「お金で買おうとされている屈辱」**でしかありません。
形に残るものは、心が通じ合ってから。
今日は、相手に負担をかけず、かつ「センスいい!」と感激される、大人のギフト戦略をお伝えします。
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## 1. アクセサリーは「手錠」と同じ
まだ関係が浅いうちに、ネックレス、指輪、ピアスなどのアクセサリーを贈るのは絶対にNGです。
身につけるものは、彼氏や夫から貰いたいもの。
好きでもない男性(あるいは、まだ吟味中の男性)から貰ったアクセサリーは、つけるにつけられない、捨てるに捨てられない、まさに**「呪いのアイテム」**です。
「俺の女になれ」という独占欲が透けて見え、女性は本能的に逃げ出したくなります。
形に残るものは、正式に交際が始まってからのお楽しみに取っておきましょう。
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## 2. 正解は「消え物(きえもの)」
では、何を贈ればいいのか。
40代のプレゼントの正解は、使ったり食べたりすればなくなる**「消え物」**です。
### 高級なお菓子、入浴剤、ハンドクリーム
これらは、貰っても負担にならず、消費すればなくなるので「重さ」がありません。
* 「行列ができる店のクッキー」
* 「自分では買わないちょっと高い入浴剤」
* 「季節限定の紅茶」
ポイントは、**「自分では買わないけど、貰ったら嬉しいプチ贅沢」**です。
これなら、彼女も「わあ、嬉しい! ありがとう!」と素直に笑顔になれます。
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## 3. 予算は「3,000円」が黄金ライン
張り切って1万円、2万円のものを選んではいけません。
付き合う前のプレゼントの適正価格は、**「3,000円〜5,000円」**です。
これ以上高いと、相手は「お返しをしなきゃ」と気を使います(これを「返報性の原理」による心理的負債と言います)。
相手に気を使わせない金額で、最大限のセンスを見せる。
それが、スマートな大人の遊び心です。
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## 4. 「ついで」を装う演出力
渡し方も重要です。
改まって「君のために買ってきた」と渡すと、重くなります。
### 「出張のお土産」という最強の口実
「この前、出張で近くまで行ったから、そのついでに」
「美味しそうだったから、自分用と一緒に買っちゃった」
あくまで**「ついで」**を装ってください。
「君のために必死に選んだ」のではなく、「たまたま見つけたから」。
この軽やかさが、女性の心のガードを下げ、素直に受け取ってもらえる秘訣です。
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## 5. 最後に:物は記憶に残すな、心に残せ
高価なバッグを贈れば、そのバッグを見るたびにあなたのことを思い出すかもしれません。
しかし、それが「重い男だったな」という記憶なら、逆効果です。
一方で、美味しいチョコレートなら、食べた瞬間に「幸せだな」と感じます。
その**「幸せな感情」**と、あなたの記憶がセットになるのです。
「あの人といると、なんだか心地いい」
そう思わせるのは、何十万円のブランド品ではなく、数百円の美味しいお菓子と、あなたのさりげない気遣いです。
さあ、デパートのジュエリー売り場から離れて。
地下のスイーツ売り場で、彼女のとびきりの笑顔を買いに行きましょう。