「恋に臆病な自分も愛していい」

「どうせまた傷つくかも…」

「俺にはもう、恋なんて無理や…」

そう思って、心を閉じてしまったこと、ないやろか？

特に、過去にうまくいかんかった恋愛があると、

その“痛み”が尾を引いてしまって、

新しい一歩を踏み出すことが怖くなる。

でもな、――

その“臆病さ”こそが、ほんまはあなたの優しさの証なんやで。

なぜなら、

何も感じない人間は臆病にならへん。

大切にしたいって思ったことがあるから、

その気持ちを失うのが怖くなる。

つまり――

恋に臆病になるほど、あなたは「誰かを大切にできる人」なんや。

世の中には、

自信たっぷりでグイグイいける人もおる。

でも、そういう人が必ずしも“やさしい恋”ができるとは限らん。

逆に、ちょっと不器用で、慎重で、臆病な人のほうが、

相手の心を大事にできる。

「本当にこの人でいいのか？」

「嫌われたらどうしよう？」

そう悩みながらも、一歩踏み出そうとするあなたの姿こそ、

相手の心を動かすんやで。

恋は、完璧な人がするもんちゃう。

不安を抱えながらも、それでも信じてみようとする人がするもんや。

だから今のあなたのままでええ。

自信がなくても、恐れていても、

「また恋してみたい」と思える気持ちがあれば、

それだけで、十分や。

恋に臆病な自分を責めるんじゃなくて、

「よう頑張って生きてきたな」と、自分にやさしい言葉をかけてあげてほしい。

あなたのその繊細さは、

きっと誰かの心に、やさしく染み込むはずやから。