【価値観で築く結婚 第3回】趣味の違いは歩み寄りで変わる

「一緒に楽しめること」が嬉しかったあの頃

「同じ映画が好きで、話が弾んだ」

「旅行のスタイルが似ていて、自然に予定が合った」

「趣味の時間が、ふたりの絆を深めてくれた」

共通の趣味は、出会いのきっかけにもなりやすく、

「一緒にいて楽しい」と感じられる大きな要素です。

価値観が近いと感じる瞬間でもありますよね。

でも、ふとしたきっかけで――

「最近は趣味ばかりで、私との時間が減った」

「相手の趣味に合わせるのが、少し負担になってきた」

そんなふうに感じることもあるかもしれません。

同じ趣味が、いつの間にかすれ違いの原因になることもあるのです。

「趣味が合う」より、「尊重し合える」かどうか

大切なのは、趣味そのものではなく、

「その趣味をどう共有するか」

「どう向き合うか」

という価値観です。

一緒に楽しむことが心地よい人もいれば、お互いに違う時間を持つことでバランスが取れる人もいます。

「趣味が合うかどうか」よりも、

「相手の楽しみをどう受け止められるか」

「自分の時間と、ふたりの時間をどう大切にしたいか」

そんな価値観のすり合わせが、長く続く関係を支えてくれるのです。

違いを楽しめる関係が、心地よさを育てる

婚活では、つい「趣味が合う人がいい」と思いがちですが、

実は、違う趣味を持つふたりでも、心地よい関係は築けます。

大切なのは、相手の世界を否定せず、

「それもいいね」と受け止められる柔らかさ。

そして、自分の楽しみも大切にできる安心感。

そんな関係こそ、日々の暮らしを豊かにしてくれるはずです。

気づいた今が、動くとき。

あなたの人生を、誰かと共に歩み始める、その一歩を踏み出す時です。