「むすびのそら」に込めた想い
- カウンセラーの日常
「むすびのそら」に込めた想い
企業で多くの人と関わる中で、私はある違いに気づきました。
それは、独身者と結婚経験者との間にある“人生の幅”──知識や経験、視野の違いです。
この差が、職場の空気や組織力にじわじわと影響を与えていることに、後から気づきました。
結婚や家庭を持つことで育まれる「他者との関係性」や「責任感」は、個人の成長だけでなく、組織や社会の土台にもなる。そんな確信が、私の中に静かに根づいていきました。
一方で、現代は「個人を尊重する時代」へと移り変わりました。
多様性が進む一方で、“出会いの機会”は減り、対人コミュニケーションが育ちにくい社会になっていることも、私は肌で感じています。
その結果、「相手を尊重する力」が弱まり、ネット上での誹謗中傷なども起こりやすくなっている──そんな現実にも直面してきました。
そして今、結婚を選ぶ人の数は年々減少し、家庭を築くという選択が「特別なもの」になりつつあります。
人と深く関わることに不安を感じたり、誰かと人生を共有することに踏み出せない人が増えている──それが、今の社会の姿です。
それでもなお、結婚し、家庭を築き、幸せな人生を望む人は、今も沢山います。
私は、そうした方々の背中をそっと押し、出会いの場を提供したい。
人と人を結び、人生を結ぶ──その願いを込めて、屋号を「むすびのそら」と名付けました。
「そら」は、誰の上にも広がる青空。
年齢や背景に関係なく、すべての人に開かれた希望の象徴です。
この結婚相談所が、未来に向かって一歩踏み出すための“空”のような存在になれたら──そう願っています。
気づいた今が、動くとき。
あなたの人生を、誰かと共に歩み始める、その一歩を踏み出す時です。