ありのままの自分を受け入れる、好きになる
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ありのままの自分を受け入れる、好きになる
「ありのままの自分を受け入れる、好きになる」というテーマは、自己肯定感を高める上で非常に大切で、多くの人が関心を寄せる深いテーマです。
「ありのままの自分を受け入れる、好きになる」とは?
この言葉は、単に「自分の全てに満足する」ということではなく、自分の持つ特性や感情の全てを、善悪や好き嫌いの判断を一旦保留して、「まずはそうである」と認識し、それを自分の個性として尊重するという姿勢を指します。
具体的には、以下の3つの側面があります。
1)自己の包括的な認知と受容
良い面だけでなく、悪いと感じる面も含めて、今の自分を構成する全てを「これが私だ」と認めます。
過去の失敗や、他人から批判された経験なども、自分の一部として否定せず受け止めます。
2)自己への非難の停止
理想とする自分と現在の自分とのギャップに苦しむのをやめ、「~でなければならない」という条件付きの自己評価を解除します。
例えば、落ち込んだ時に「しっかりしなきゃ」と責めるのではなく、「今は落ち込んでいるんだな」と、その感情を自然な反応として許容します。
3)自己の尊重とケア
自分を大切にし、自分の感情やニーズを無視しないことです。他人に優しくするように、自分にも優しく接すること。
「私には幸せになる価値がある」と無条件に信じることです。
ネガティブな部分の扱いについて
「自分勝手な性格」、「偏屈な性格」などネガティブな部分も、間違いなく「ありのままの自分」に含まれます。
大切なのは、それらのネガティブに見える特性をどう扱うかという点です。
1. 「受容」と「行動の変革」を分ける
●受容(受け入れる)
「自分には、時にわがままになってしまう側面がある」という事実を認めること。これは自己の存在を肯定することであり、自己否定を終わらせます。
●変革(変える)
しかし、その「わがままな行動」が、自分自身や他者に不利益をもたらすのであれば、行動のパターンを改善していく努力は必要です。
「私はわがままだからダメな人間だ」と否定するのではなく、「わがままな側面もある私だが、他人との関係をより良くするために、この行動を少し変えてみよう」と考えるのが、健全な自己受容の姿勢です。
2. 特性の裏側にあるものを見る
「自分勝手」や「偏屈」といった特性は、しばしば過去の経験から自分を守るために身につけた防御反応や、満たされていないニーズの現れであることが多いです。
ネガティブな特性例1:自分勝手
その裏にあるニーズや動機例
「自分の意見や気持ちを我慢したくない」「自分の限界を超えて守りたいものがある」
ネガティブな特性例2:偏屈(頑固)
その裏にあるニーズや動機例
「自分の信じるもの、大切にしているものを守りたい」「安易な妥協をしたくない」
このように、ネガティブな側面を「否定すべき欠点」として見るのではなく、「自分という存在のヒストリー」として捉え、その裏にある「自分を大切にしたい」という根源的な動機を理解し、尊重することが、「ありのままの自分を好きになる」ことにつながります。
自己受容は、「私はこれで完成だ」と現状維持に甘んじることではなく、「私はこれで十分価値がある」と認めながら、より良い自分を目指す努力を続ける土台となるものなのです。