婚活疲れの8割は“情報過多”から。捨てるべき情報は？

「とにかく条件はゆるくして！」は、無責任アドバイスの代表

「婚活って、なんでこんなに疲れるんだろう…」

おそらく一度は、そうつぶやいたことがある方も多いはずです。

こんにちは。
川崎の結婚相談所「ジュノーテラス」の山口です。

婚活疲れの原因にはいろいろあります。

出会いの数が思うようにいかない、気持ちの切り替えが難しい、自分に自信が持てなくなる…。

でも実は、その8割は“情報過多”が原因だという説、ご存じでしたか？

そう、婚活は情報社会の縮図。

SNS、マッチングアプリ、婚活本、YouTube、さらには友人や親からのアドバイス…。

もう、右から左から「こうした方がいい！」「それはダメ！」と情報が雪崩れ込んできます。

結果、頭の中はフリーズ。スマホを握ったまま「あれ、私って何がしたかったんだっけ？」と立ち尽くすことに。

今日はそんな“情報疲れ”を解消するために、思い切って捨てていいアドバイスをさせていただきます。

「とにかく条件はゆるくして！」は、無責任アドバイスの代表格

よく聞きませんか？「理想が高いからダメなんだよ。条件はゆるくしなきゃ！」というフレーズ。

もちろん、年収1000万＆高身長＆イケメン＆趣味も合う＆家事スキル完璧…みたいな“フルコンプ条件”を掲げていると婚活は難航します。

ですが「ゆるくすれば結婚できる」というのは、あまりに短絡的。

条件をすべて手放すと、逆に「自分はなぜこの人を選んだのか」が見えなくなり、関係が長続きしにくくなります。

大事なのは「何が自分にとって本当に大切か」を肝に銘じ選び抜くこと。

ゆるめるべきは条件の“数”であって、自分の“軸”ではありません。

「とりあえず会え！」も、時代遅れかも

これもよく言われます。

「百聞は一見にしかず。まずは会わないと分からないでしょ！」。

もちろん、会ってみないと分からない部分があるのは事実です。

ですが、気軽に“とりあえず会いまくる”戦法は、現代婚活ではむしろ疲弊の原因に。

なぜならアプリや相談所を通じて出会う人数が膨大になっているから。10人20人と“とりあえず会う”を繰り返すうちに、時間とメンタルが消耗していきます。

むしろ今の時代に必要なのは「会う前の見極め力」。

短いやりとりの中でも「価値観の輪郭」を捉えること。面接前にエントリーシートを読み込むように、ちょっとした“事前選考”をした方が効率的です。

「婚活は数撃ちゃ当たる」論も要注意

「婚活は確率論だから、とにかく数！」というアドバイスもよく耳にします。

一見、正論です。
出会う母数が多ければ、その分チャンスも広がる。でも実際には、数が増えると迷いも増えるのです。

複数人と同時進行するうちに「Aさんは優しいけど、Bさんは会話が面白い。あ、でもCさんは条件がいいし…」と頭の中で三角関係を勝手に量産。決められない自分に嫌気がさして、婚活そのものがイヤになる、なんて話も少なくありません。

数撃ちゃ当たるではなく「一発を大事に狙う」ほうが疲れない。

大切なのは“質の濃いコミュニケーション”です。

「とにかく笑顔！女性はニコニコしてなきゃ！」は呪縛

笑顔が大事なのは事実です。

けれど「女性はとにかくニコニコしていなきゃダメ」というアドバイスは、もはや呪縛に近いものがあります。

誰だって疲れているときは笑顔なんて出ないし、初対面で無理にニコニコしていると逆にぎこちなくなってしまう。

むしろ大切なのは「自然体の表情」。

無理やり笑うより、会話の中でふっと漏れる笑みの方が相手にはずっと魅力的に映ります。

婚活は“舞台演劇”ではありません。

ニコニコを演じるより、あなたの人柄が自然とにじむ瞬間を大切に。

「アドバイスを全部聞かなきゃ！」は最大の落とし穴

最後に、婚活女性が一番やりがちな落とし穴。

それが「アドバイスを全部聞こうとする」ことです。

SNSを開けば「婚活の成功法則！」が次々流れてきます。友人は「もっとこうした方がいい」と言い、親は「早く決めないと」とプレッシャーをかける。アドバイザーや本の著者はそれぞれ違う意見を唱える…。

結果、あなたの頭の中は「正解迷子」に。

婚活に“絶対の正解”はありません。

大切なのは「私はどの意見を採用するべきか」「どのやり方が自分に合ってるか」を早い段階で見極め、取捨選択することです。

“情報断捨離”が婚活成功の近道

婚活疲れの大半は、情報を詰め込みすぎてパンクしている状態から生まれます。

・条件はゆるめるより“選び抜く”

・会う人数は“数”より“質”

・笑顔は“作る”より“自然体”

・そしてアドバイスは“取捨選択”

つまり、必要なのは婚活における“情報断捨離”。

大掃除をするように「これは残す、これは捨てる」と仕分けしていくと、驚くほど気持ちが軽くなります。

婚活は「情報に振り回されるゲーム」ではありません。

あなた自身がルールを決める舞台です。

疲れたときは、勇気を出して周りの情報を一旦遮断してみてください。

自分とだけ向き合ったその中に、きっと「本当に欲しい未来」の輪郭が浮かんできますよ。

男性目線・女性目線それぞれの立場からアドバイス

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