結婚しても私の時間がほしいって、実は相手も同じです。

“ずっと一緒”神話の終焉

「結婚したら毎晩一緒にご飯を食べて、週末はどこかにお出かけ。お風呂も一緒、寝るのも一緒。趣味も共有して……」

……って、いつの時代の話でしょうか？

もちろん、そういうカップルがいてもいいのですが、最近の婚活現場でよく耳にするのはこんな声。

「ひとりの時間がないと息が詰まるかも」

「結婚しても自分のペースを大切にしたい」

「ずっと一緒って、ちょっと重たくない……？」

安心してください。あなたがそう思っているならそれはごく自然な感覚。むしろ、それを言葉にできるあなたはとても大人です。そして、同じように思っている人、実はたくさんいるんです。

「私だけ」が求めてるわけじゃない

婚活をしていると、ふと不安になります。

「こんなこと言ったら、結婚向いてないって思われるかも。。」

「ひとりの時間が欲しいなんて、相手に悪いかな。。」

でも、ここで声を大にして言いたいのは――

それ、相手も同じこと思ってるかもしれません。

実際、男性側からもこんな声をよく聞きます。

「仕事から帰ってすぐ会話って、正直キツい時ある」

「趣味の時間は手放したくない」

「一人でのんびりする日が必要」

つまり、ちょうどいい距離感で一緒にいられる相手を、みんな探しているんです。

結婚＝べったり、ではなく、「ひとり＋ひとり＝ちょうどいいふたり」。これが、令和の結婚スタイルのひとつなのかもしれません。

理想的な関係って、「何時間一緒にいたか」ではなく、「一緒にいない時間をどう尊重できるか」だったりします。

たとえば、あなたが休日にカフェで読書をしている時間。

相手は自宅でゲームに没頭していたり。

それぞれが好きなことをしながらも、「今夜は一緒にごはん食べようね」と連絡を取り合える関係って、なんだかいいと思いませんか？

物理的な“時間”よりも、精神的な“余白”を大切にできるふたり。

その関係が、長続きのカギになることが多いのです。

それでも、ちょっと勇気がいる話

とはいえ、「私は私の時間が欲しい」と言うのってやっぱりちょっと勇気がいりますよね。

でも、実はこれ、「自己中心的」とは真逆の発言。

だって、「ふたりの時間を大切にするために自分を整える時間が必要」と言っているんですから。
それって、自立していて、思いやりのある証拠です。

婚活で自己紹介をするときも、無理に“尽くしますアピール”をする必要はありません。

「ひとりの時間も大切にしながら、心地よく一緒にいられる人を探しています」と言える人は、魅力的に映ります。

結婚は、相手の人生に合わせることではありません。

ふたりが、それぞれの人生を持ち寄って、一緒に“楽しみ方”を見つけていくものです。

あなたが大切にしたい自分の時間。

それは、わがままではなくパートナーといい関係を築くための“土台”です。

「結婚したら自由がなくなる」と思っている人こそ、ぜひ一度発想を転換してみてください。

自由を手放すのではなく、“共有”するのが結婚の本質かもしれません。

あなたの感覚、間違ってないです。

「結婚しても私の時間がほしい」

それ、全然悪いことじゃないし、むしろそれをちゃんと分かち合える相手と出会えたら結婚はもっと心地いいものになるはずです。

婚活で出会う誰かに、いきなり全部を話す必要はありません。

でも、あなたが大切にしている価値観を自信を持って伝えていけたら、その誠実さはきっと伝わります。

そして、あなたの“ちょうどいい”を一緒に探してくれる人は、きっとどこかにいます。

焦らなくても大丈夫。

あなたのペースで、“ふたりの時間”を始めていきましょう。

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