オンライン婚活ツールはどれが便利なの?!(前編)
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オンライン婚活ツールはどれが便利なの?!(前編)
今日は「オンライン婚活ツールはどれが便利なの?!(前編)」をお送りします。
現在2020年6月の時点でオンライン会議ツール(無料版)として一般的に知られているのは「Zoom」、「LINE」、「Skype」、「Messenger Rooms」、「Google Meet」、「Whereby」、「Chatwork Live」と言ったところかと思います。弊社ではオンライン婚活ツールとしてお見合いやデートに利用していただける様にこれら7種類をいち早く導入させていただきました。
皆さんはコロナ禍でのオンラインお見合いツールやオンラインデートツールとして何を利用されていますか?先程の7種類について簡単に比較したところ、個人的な見解で恐縮ですが、オンラインお見合いに使用する場合の無料版最適ツールは現状ですと「Google Meet」、オンラインデートに使用する場合は「Zoom」だと評価しています。
では、その評価するポイントは何かと言う部分と、実際の使い方についてお話してみたいと思います。あくまで現時点での無料版ツールでの感想ですので、スペックが日々進化していることも事実です。実際にご使用の際はご自分で利便性を確認されることをお勧めいたします。それでは早速参りましょう。
<無料版婚活ツールとしての比較>
①利用人数
Zoom:最大100人
LINE:16名(PC) 4名(スマホ)
Skype:最大50人
Messenger Rooms:最大50人
Google Meet:最大250人
Whereby:最大4人
Chatwork Live:1対1
Chatwork Liveは1対1の使用に限られてしまう事から、お見合いの際の使用ではホスト役の仲人が入れないので、使い勝手的として問題がありそうだと感じます。オンライン交際での使用には問題ないと思います。
②利用制限時間
Zoom:1回40分 (3~100人)
LINE:1回24時間 回数は無制限
Skype:1回4時間 1日10時間 月100時間
Messenger Rooms:1ルーム50人 時間は無制限
Google Meet:1回60分 9月30日迄は24時間
Whereby:時間無制限
Chatwork Live:時間無制限
Zoomが3人以上で1回40分ですので、お見合いの最初にホスト役の仲人が両参加者への説明をする時間や、男女どちらかに少々の遅れが生じた場合等々を考えると、時間が足りない感じがいたします。ちなみにこの40分の時間制限ですが、ホストを入れて3人になった時間から40分で切れます。途中でホストが抜けても制限時間は変わりません。
仲人が入らず会員同士でどちらかがホスト役になる場合は時間制限はなくなります。オンライン交際での使用であれば2名ですので時間制限を考慮せずに済みますので問題ないと思います。またGoogle Meetは人数制限を考慮する必要は有りませんが時間が1回60分ですのでやはり少々不安です...。しかし2020年9月30日迄は時間無制限で利用可能となっていますので、現状での使い勝手は良いと思います。
③アカウント登録
Zoom:無でも参加 ホストは必要
LINE:必要
Skype:必要
Messenger Rooms:無でも参加 ホストは必要
Google Meet:無でも参加 ホストは必要
Whereby:無でも参加 ホストは必要
Chatwork Live:必要
全てのツールについて、ホスト役が全てアカウント登録が必要なことは仕方ないと思いますが、お見合い参加者にとっては出来ればアカウント登録をせずに、ホスト役の仲人から予め送信されてきたURLをクリックするだけで済ませたいと言うニーズが高いと思います。LINEやSkypeやChatwork Liveのアカウントを未だ登録していない会員さんの場合は「新規アカウント登録」をすることに、多少の抵抗を感じる気がいたします。オンライン交際の場合は何度も繰り返し同じツールを使うことになりますので、何れのツールでも登録した方が豊富な機能を使えて利便性は高くなり問題はないかと思います。
④ 複数URL発行の可否
Zoom:可 同時は不可
LINE:不可
Skype:不可
Messenger Rooms:可 スケジュール可能なのは一つのみ
Google Meet:可 同時は不可
Whereby:1
Chatwork Live:1
オンラインお見合いを実施するホスト役の仲人にとっての使い勝手として、この「複数URL発行の可否」は所属会員のお見合い日程を沢山組む必要性があることから、欠かせないポイントだと思います。そう言う観点からすればZoom、Google Meet、のどちらかの使い勝手が仲人向きだと思います。
Messenger Roomsはスケジューリング可能なURLは一つのみで、今すぐに始めたい場合は新たにURLを発行することが可能です。同じ時間にお見合いが重なってしまった場合は、双方の仲人でホスト役を調整することが必要になってきます。お見合い参加者にとっては問題有りませんが、オンライン交際(特に複数交際での鉢合わせリスク)を考えると、やはり「複数URL発行の可否」は大切なポイントになると思います。
⑤バーチャル背景
Zoom:可
LINE:可
Skype :不可(Macは可)
Messenger Rooms:搭載予定
Google Meet:可(要アプリ)
Whereby:可
Chatwork Live:無
使ってみた感想としては、自宅の室内を相手に見せたくない場合は必要な機能だとは思います。カメラに映り込む背景の範囲は限られていますので、そこだけ綺麗に片付けたり、花などを飾ったりすれば済むことかも知れません。また、敢えてバーチャル背景を使わずに綺麗に整頓された部屋を背景として見せるのも相手から好印象を持たれやすい点でプラスになると思います。
⑥録画機能
Zoom:有
LINE:無
Skype:有
Messenger Rooms:無
Google Meet:有
Whereby:無
Chatwork Live:無
オンラインお見合いでも、オンライン交際でも、必ずしも必要な機能だとは思いませんが、強いて言うなら仲人との「振り返り面談」を実施する際には、強力なツールになると思います。レポートでの報告よりも録画されたファイルを見ながらの方がリアリティや客観性が全然違ってくると思います。ただし録画機能の無いものの場合でも、必要な場合は別の録画ソフトを使用すれば問題有りません。
PC用としてはWindows10の標準機能として「画面キャプチャ」を使うのが便利だと思います。キーボードの「Windows」+「G」を同時に押せば操作パネルが開きますので、キャプチャ操作パネルの「●(録画)」を押すだけの簡単操作です。Macの場合も「shift+command+5」を同時に押すだけの簡単操作で「画面キャプチャ」の標準機能が使えます。また、スマホ用としてはiPhone対応として「FonePaw Screen MO」、Android対応として「Google Playゲーム」のアプリが便利だと思います。
⑦チャット機能
Zoom:有
LINE:有
Skype:有
Messenger Rooms:無(アカウントがあれば有)
Google Meet:有
Whereby:有
Chatwork Live:有
Messenger Roomsは一応無しと書きましたが、勿論アカウントを登録していればPC用もスマホ用もチャット機能が使えます。両方ともWeb版とアプリ版がありますが、スケジュール設定をするにはWeb版、チャット機能を使いながらRoomsを使用するにはアプリ版が、それぞれ使い勝手が良いと思います。
⑧スケジュール設定
Zoom:可
LINE:スマホのみ可
Skype:可
Messenger Rooms:可
Google Meet:可
Whereby:不可
Chatwork Live:不可
ZoomとGoogle Meetは「複数URL発行」が可能で、しかもそのURLをGoogleカレンダーで「スケジュール設定」管理することが出来る様になっていますので、非常に使い勝手が良いと思いました。LINEとSkypeとMessenger Roomsは一つのURLを使い回す感じでのスケジュール設定が可能となっています。ちなみにMessenger Roomsは予めスケジュールした以外での“今すぐに開始したい場合用”にもう一つ新規でURLを作成出来ますが、後日用にスケジュールすることは出来ません。
実際にスケジュールを組む際の使い心地としては、ZoomとGoogle Meetが使いやすいかと思います。ちなみにSkypeも一つのURLを時間差で使い回す形になりますが、Windowsカレンダーで管理し、Googleカレンダーへも反映出来るので便利です。LINEはスマホ版でのみスケジュール調整が可能で、LINE内のカレンダーで管理できます。
⑨モバイル対応
Zoom:可
LINE:可
Skype:可
Messenger Rooms:可
Google Meet:可
Whereby:可
Chatwork Live:可
使用した感想としては、何れのツールもオンラインお見合いやオンライン交際など、少人数での使用を前提に考えれば、画質も良く安定した通信状態が保たれていて、何の不自由も感じないレベルだと思います。
⑩セキュリティ
Zoom:△(注1) トランスポート暗号化を使用
LINE:◯(注2) エンドツーエンド暗号化使用
Skype:◯(注3) AES暗号企画を使用
Messenger Rooms:◯(注4) URL推測対策を実施
Google Meet:◯ 2段階認証
Whereby:△ 固定URL
Chatwork Live:◯(注5) SSL/TLS暗号化を使用
※注1:トランスポート暗号化(TLS)はユーザーのコミュニケーションをZoom社が入手可能。
※注2:エンドツーエンド暗号化(E2EE)の強力な通信を可能にするLetter Seakingを採用。
※注3:AES暗号企画は米国政府が機密情報を保護するのに使用しているものと同じ。
※注4:RoomのURLの末尾に状況によって異なるランダムな文字列と数字を施し、ハッカーがURLの正確な組み合わせを推測することを困難にしている。
※注5:TLSに加えオンライン決済を行うWebページで広く用いられるSSL暗号化を採用。
やはりトランスポート暗号化(TLS)を導入はしているものの、ユーザーのコミュニケーション内容をZoom社が入手可能であることと、固定URLを使用しているWherebyの両ツールはセキュリティ対策の甘さが感じられると思います。
<総合比較>
婚活用ツールとしての使い勝手の良さを色々と比較してみましたが、中でも「ホスト役の初期参加も考慮して最低60分以上必要なこと」、「アカウント登録無しでも参加出来ること」、「数多くの日程を組むために複数URL発行が可能であること」、「複数のURLをカレンダー上で効率よく管理出来ること」、「モバイル対応していること」、「セキュリティ対策がしっかりしていること」に関してのポイントが重要だと思います。これらの点を比較検討しますと、オンラインお見合い用ツールとしては、参加者にとってもホスト役の仲人にとっても、現状では「Google Meet」に軍配が上がると感じます。また、オンライン交際用としては、「Zoom」の使い勝手が良いと思います。
また、各オンラインツールとしましても現在は日進月歩で進化していますので、今後足りない機能や不満点をユーザーニーズをもとに改良してくると思われますので、そこに期待したい感じがいたします。中でも「Messenger Rooms」が急速な進化とアップデートを繰り返していますので、現状で「複数URL発行が満足できないこと」と「効率良いスケジューリング機能が無い」部分が解消されれば、現状での使い勝手の良さやセキュリティ対策にも優れていることも評価出来ますので、かなり高く評価できる婚活ソフトになると気がしています。(後編につづく)
今日も良い一日であります様に。