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“マザコン男”と“母親思い”は別物です…

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“マザコン男”と“母親思い”は別物です…

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相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。先日から、いわゆる結婚相談所あるあるをお送りしています。日々の活動を通して、心に移りゆくよしなし事を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。

 

今日は、『“マザコン男”と“母親思い”は別物です…』をお送りします。

 

「所詮、男はみんな“マザコン”だ!。」と言うことを聞きますが、実は殆どは“母親思い”の部類に入っているのではないかと思っています。ただし、“マザコン”とは精神分析上の言い方なのも事実で、正確には“母親と息子の強い依存関係”のことを言います。

 

一般的には、幼少期に母親から甘やかされ、強い依存関係から離れられずに今に至っているケースが多いのですが、他にももう一つ顕著なのが全くの逆パターンです。つまり、何かしらの理由で母親の愛情をあまり受けられないままで育ってしまい、大人になっても母親から離れることに不安感を覚え、満たされない寂しかった子供時代の不安を満足させようとする“マザコン”も実際にあるのです。

 

前者の場合は、「母親の過保護」が理由の多くを占めています。まるで母親が自分の従属物であるかの様に振舞ってしまいます。自分が生んだ子供は、生まれた瞬間から親とは別の人格を持って存在していると言うことを理解しようとしません。“私が守らなければいけない存在”として、息子を自立させないまま過保護に育ててしまったことに“マザコン”たる所以があります。

 

それに対して後者の場合は、母親が働きに出ていて出張が多かったり、残業が多かったり、そばにいて甘えたいときに傍に居てくれない事がトラウマとなっていて、いまだに満たされない気持ちを引きずって、母親の存在から独立しようとしないのです。

 

一方、子供がマザコンの家庭は、仕事熱心な父親で余り家庭を顧みない、云わば家族団欒と言う雰囲気とは無縁な、とても影の薄い父親の存在が多い特徴があります。そんな家庭の母親は、当然ながら子供一辺倒になり、“子供が命”と言うことになり、溺愛してしまうことも少なくありません。母親が不満を募らせて、子供を可愛がることでストレスを解消しようとしてしまうのです。

 

子供の成長には両親の存在が大きいのです。しかし両親からの愛情を受けたくても受けられなかった場合、或いは何らかの事情で愛情のバランスが崩れたり、一方的になったりした場合、大人になっても依存心が強い“マザコン”を生む結果に繋がり兼ねません。勿論、全てがそうなる訳ではありませんが、可能性が高くなることは事実だと思います。

 

茨城生まれで東京在住のPさんは有名な外資系IT企業に勤めるサラリーマンです。数え年で42歳になり、大厄の真っただ中ですが、女手一つで育ててくれたお母様に、是非とも孫の顔を見せてあげたいとの願いから、婚活を始めました。とても生真面目で、積極的にお見合い申し込みをなさる方で、スポーツ好きで年中汗を掻いているせいか、年齢よりもお若い印象があり、お相手とのお見合いも上手く行き、結構コンスタントに“プレ交際”を頑張ってます。ところが中々“3度目の壁”を越えられずに“お断り”されてしまうのが悩みです

 

Pさん:「はなさん、また“3度目の壁”を越えられませんでした。」

 

私:「今回、先方の仲人さんへお願いして“お断り”の理由を聞くことができました。」

 

Pさん:「ありがとうございます!。それで、先方は何と仰ってましたか?!。何を言われても落ち込んだりしないので、ストレートにお願いします…()。」

 

私:「それでは、仰るとおり、そのまま伝える事にしますね。」

 

Pさん:「深呼吸しましたので、ズバッとお願いします。」

 

私:「先ず一つ目は、『私の話を受け入れて下さらないので、会話が楽しくなかった。』と言ってました。具体的には『でも』『だって』『しかし』で否定されてしまうので、次の言葉に詰まってしまうのだそうです。」

 

Pさん:「オレって自信がないので、意見をはっきり言えなくなるんです。否定しているつもりは無いのですが、予防線をはってしまうのです。」

 

私:「Pさんは不器用なので、取り敢えず『それはその通りですね』『良く分かります』『素晴らしい考えですね』と言った感じで、一旦は相手の意見を肯定的に受け止めて見ましょうよ!。否定するつもりがないのに、先方がそう感じてしまうのは、会話が勿体ないと思いませんか?。」

 

Pさん:「なるほど、予防線を張る前に“承認欲求”を満たしてあげるって事ですね!。」

 

私:「分かってたら実践してみましょうよ!。」

 

Pさん:「次にはどんな理由を仰ってましたか?。」

 

私:「二つ目は、『ランチデートでレストランに入っても、メニューを中々決められず“優柔不断”な感じがしました。』と言ってました。」

 

Pさん:「メニューを決められないのは昔からなんです。家では、お母さんが“即断即決”の人なんで、任せていれば好みのものをオーダーしてくれるから、いつも任せてしまうんです…()。」

 

私:「デートの時はPさんが彼女を席までエスコートして、彼女のオーダーを一番に気遣ってあげて下さいね。自分は最後に手短に、それこそ“即断即決”すれば印象が良くなりますよ。もし難しそうなら予めネットでメニュー表を見て、予め自分が注文する物を決めておいたら良いと思いますよ。」

 

Pさん:「なるほど、予め決めておけば迷う事なくオーダーできますね!。あとは何か仰ってましたか?。」

 

私:「そうですね、もう全部言っちゃいますね。『話題の中にお母様のエピソードが何度か出てきた』『自分の母親を“お母さん”と呼んでいた』『食事の時に好き嫌いが多いらしく、ピーマンや人参、グリーンピースを除けていた』と言うことが気になったそうです。」

 

Pさん:「そうやってお聞きすると、何か自分が“マザコン”に見えてきました。いままで普段は何も気付きませんでした。」

 

私:「Pさんは“母親思い”の優しい心を持ってるだけだと思いますよ!。メニューこそ決められなかったかも知れませんが、一人暮らしをしていて家族から立派に自立して生活してるじゃないですか!。特にお母様と精神的に“依存関係”がある感じにも見えませんし、何も気にすることはありませんよ!。今日の話を参考にすれば、相手からの印象の受け方が少し理解できたでしょうから、次回の交際の時に生かすことが出来ると言うものじゃないですか!!。」

 

Pさん:「そう言って貰えて、何か元気が出てきました!。ありがとうございました!。」

 

私:「じゃあ、元気になったところで、昼飯にしましょう!。」

 

Pさん:「今日は、“蕎麦”にします。あっやっぱり“うどん”かな?!…()。」

 

私:「いやっ、どーも!。()。」

 

 

 

“父母の恩は山よりも高く海よりも深し”

 

 

 

これは、良く知られている通り、父と母から貰った“恩”の有難さは、とても大きくて深いものである、という意味になります。Pさんには今回の交際を次に活かして、ご両親に早くお孫さんの顔を見せて差し上げられる様になって欲しいと思って居ります…。今日は、この辺で失礼します。

 


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