40代婚活がうまくいかない人へ。選ばれる人が捨てたこと
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40代婚活がうまくいかない人へ。選ばれる人が捨てた3つの思い込み
40代の婚活。
「まだいけるはず」「条件を下げたつもり」「誠実さが伝われば選ばれる」――
そう信じて活動しているのに、なぜかご縁がつながらない。
実はその“うまくいかない理由”は、年齢よりも「思い込み」にあることが多い。
私は結婚相談所で数百人以上の40代婚活をサポートしてきたが、
うまくいく人と苦戦する人の差は、意外なほどシンプルだ。
40代で成婚した人たちは「若さ」も「年収」も「美貌」も武器にしていなかった。
代わりに――ある3つの思い込みを手放していた。
逆に、この3つを抱えたままの人は、どれだけ頑張っても空回りし続ける。
今日はその“捨てるべき3つの思い込み”を、実例とともにお伝えしたい。
①「自分はまだ選ぶ側である」という思い込み
40代婚活でまずぶつかる壁は、年齢ではなく“意識のズレ”だ。
特に男女問わず多いのが、
「40代でも自分は“選ぶ側”にいる」という感覚が抜けないこと。
ある41歳男性(年収700万・見た目普通)。
「35歳以下で、子どもを望んでくれる人がいいです。家事は分担、性格は穏やかで…」
希望を聞くと25項目くらい条件が出てきた。
「40代になって少し妥協したつもりなんですけどね」と本人は言う。
だが、女性側からすると
「40代男性は子どもができるか不安」「年齢差ありすぎは怖い」となるのが現実。
彼は1年半活動したが、仮交際にすらほぼ進めなかった。
一方で、同年代の45歳男性Aさん(年収450万・身長165cm)は違った。
初回面談でこう言った。
「僕は“選ばれる側”です。だから選ばれる努力をします。
お相手が希望してくれるなら、年齢も住む場所も柔軟に考えます。」
その姿勢のまま活動した結果、入会から半年で成婚。
お相手は同年代の女性だったが、出会った時点で信頼感ができていた。
40代婚活は、条件交渉の戦いではない。
「自分が求める幸せ」より先に、「相手に安心や価値を与えられるか」が問われる。
②「スペック以外は見てくれるはず」という思い込み
40代になると、誰もがある程度の人生経験を積んでいる。
だからこそ「中身を見てほしい」「長く生きてきた分誠実さはある」と考えがちだ。
しかし現実は厳しい。
プロフィールは“第一印象の入口”。
そこで「興味なし」と判断されたら、中身までたどりつかない。
たとえば42歳女性Bさん。
「私は若い頃はモテてきたし、性格も優しいです」と言っていたが、
プロフィール写真が“昔撮ったスナップ写真”。
服装も普段着、メイクも薄い。
「自然体の自分をわかってくれる人に出会いたい」と言っていたが、
お見合い申し込みは3か月でわずか1件。
撮り直しを勧めたところ、最初はこう言った。
「写真でごまかすのは違うと思うんです」
だが、プロカメラマン撮影&清潔感のある服装&笑顔で撮り直した途端、
申込数が月1 → 月30へ。
その後交際に進み、9か月で成婚した。
言いにくいが、婚活では「中身を見てもらうために“入口”が必要」。
そこを怠けて「誠実さは会えば伝わる」と言うのは、
“面接にジャージで行きながら「仕事はできるんです」と言う”のと同じだ。
③「普通にしていれば結婚できる」という思い込み
40代で婚活が長期化している人の共通点。
それは、「普通の人でいい」と言いながら“普通の努力すらしていない”。
✔ デートの店を調べない
✔ 会話が広がらないのに「フィーリングの合う人がいない」と言う
✔ 清潔感の改善を「年齢相応でOK」と考える
✔ 交際終了になると「相手が見る目なかった」と本気で思う
✔ 婚活の相談より、言い訳の方が長い
これ、40代婚活では本当に多い。
一方で、成婚した40代は“普通”の基準を上げていた。
・初デートは相手が緊張しない店を事前に3パターン用意
・プロフィールは第三者の客観視を入れて改善
・毎回「自分ができたこと」と「改善ポイント」を記録
・誰かと比べるより「昨日の自分と比べる」
「努力=若作り」「無理=痛い」ではない。
40代婚活に必要なのは、“大人の魅力を磨く意識”。
◆実体験:私自身も40代婚活に挫折しかけた
実は、私も40歳手前で婚活を経験した。
その時に痛感したのが、
「年齢で不利なのではなく、“若い頃と同じ感覚”を引きずる自分が不利だった」
ということ。
私は当時、
「誠実だし、仕事も安定してるし、清潔感もある」と思っていたが、
婚活の現実にふれた瞬間、すべてが自己評価だったと知った。
そこから私は
・写真をプロに依頼
・服装をスタイリスト相談
・お断り理由を徹底分析
・“選ばれる側”として視点を修正
この4つをやって、出会いも反応も変わった。
40代婚活は「敗者復活戦」ではない。
“アップデートできる人だけが再スタートできる場所”だ。
■まとめ:40代婚活でうまくいく人が捨てた3つの思い込み
捨てた思い込み うまくいく人の考え方
自分はまだ選ぶ側 自分は“選ばれる側”である
中身を見てほしい 中身を見てもらうための入口を整える
普通でいい “普通”の基準を自分で上げる
40代婚活の真実は――
「年齢で負ける人」ではなく、
「思考を変えない人」が負ける。
もし今、うまくいっていないなら、
「理想の相手」ではなく
まず「理想の自分像」を更新してみてほしい。
婚活は若さの勝負ではない。
“姿勢”と“行動の質”で結果が変わる唯一の市場だ。
そして忘れてはいけない。
40代で結婚していく人たちは、
「妥協した人」ではなく、
**“現実を受け入れて進化した人”**である。