一期一会
3月。お花。ひな祭り・・・。
柔らかい春のイメージですが、東北は嵐が吹き荒れ、西はポカポカ陽気。そして雨・・。
列島の春は、順番待ちですね。
お見合いは「一期一会」となるかもしれません。
だからこそ、その時そのときを楽しむ時間にしてほしい。
結果がどうではなく、あなたの人生の一コマとして大切にしてほしいのです。
今、楽しまなくして、どうやって一生を楽しむのです?☺
先ほど、お見合いのあと、報告をしてくださった会員さんがいます。
彼女は会社員。
育った環境もサラリーマン一家でした。
お見合いの相手は、日本の伝統工芸を守る職人さん。
自分の知る周りの世界とは180度違った世界の人とのお出会いです。
お見合いでの彼は、無口で、ただひたすらうなづくばかり。
会話が続かない・・、というのです。
彼女がメインで話し、彼は短い一言で返答し、あとはうなづきの繰り返し。
ただ、彼の作る作品の話になると、人が変わったようにしゃべり続けるんだそうです。
作業の工程で聞きなれない言葉があったので、彼女が尋ねると、それはそれは丁寧に、
例をあげて説明し、身振り手振りで教えてくれたとか。
最初は話し辛く、お見合いも早々に切り上げようと思っていたようですが、たった30分
くらいでこんなに色んな顔の彼を見ることができ、すっかりと考えもかわったようです。
お返事は「OK」を出すそうです。また会ってみたい・交際希望、という意味です。
「良いお返事の決めてはなに?」と聞くと、「口数は少ないですが、一言ひとことに
重みがあると感じたから。」と答えてくれました。
前向きなお返事、嬉しいです。
彼からのお返事待ち、ドキドキします☺
一方、別の会員さんから、口下手で話すのが苦手、お見合いの度に話題を考えていくのですが、
当日はあがってしまい、頭が真っ白に・・・、という悩み。
これはよくあることで、その都度お答えしておりますが、悪いことではありませんよ。
緊張するのは、真剣に向き合っていることや、正直な証拠ですもの。
少しずつ、場慣れしていきましょう。
早めにいって、会場(ホテル)を下見して、そこから少し離れてゆっくりされ、お手洗いを済ませたり、
身だしなみを整えたりして、再度「今きました。」を装って登場なされば緊張度が減ります。
そして、自分の気持ちを相手に伝えるために、少しでもたくさんの言葉をもっていてください。
活字という活字をとにかく目にするとか新聞や本(漫画もOK)を読むと、自然に効果が上がって
いたりします。
また、ドラマをみて、心に残ったセリフ(キザなものはやめときましょ)をまねてみるのもいいですね。
会話をするということで、個性と個性がぶつかり合ったり、わかり合えたりしていくわけです。
そして、その人物を理解するには時間がかかります。
だから、どうかすぐにその人を「自分に合わない」と決めつけたり、排除してしまったりしないで
ください。
そのお見合い相手は、自分とは違う人生を歩んできているわけですから、それを聞き、知ることは
楽しいですよ。
無理かも?と思った時、個性が強すぎてついていけない、と困ってしまった時でも、
お見合いの時間内は、しっかりとお相手と向き合いましょう。
相手のことを知ろう、一つでも多く知ってから判断しよう、と思ったら、会話は自然に成り立ち
ますし、気持ちも通い始めます。
何しろ、お見合いは「一期一会」の可能性があるのですから。
最近は、メールやラインなどをすることが当たり前となり、電話で声を聞くことさえおっくうに
なっていませんか。
私たち人間は、高度な機械(PC・スマホなど)をもってしまうと、本来もっている能力を使い忘れてしまうんですね。だからこそ、生身の人間に出会って話して欲しいのです。
お見合いって、本当に貴重な体験ですね!!