初婚との違いに戸惑うときの心得
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違いを補い合う関係
再婚を考える中で、相手が初婚の人だった場合に生まれる感覚のズレに戸惑うことがあります。「なんでそんなことで喜ぶの?」「そこまで気を使う?」と感じたり、逆に「その言い方はちょっと傷つく」と思ったり…。
この記事では、初婚の相手と接する際に感じやすい“感覚の違い”に注目し、どう受け止め、どう伝えていくかのヒントをお届けします。
再婚経験者にとっては、結婚とは現実の積み重ねです。家事、収支のやりくり、疲れたときの対応など、理想ではなく“日常そのもの”を知っています。
一方、初婚の人にとっては、まだ「結婚=イベント」の側面が強いこともあります。誕生日、記念日、デートの頻度など、細かい部分に理想を持っている場合、そこにギャップを感じてしまうことがあります。
「こうあるべき」の熱量の差を理解する初婚の相手は、「夫婦はこうあるべき」「結婚したらこうしてくれるはず」といった期待を持ちやすく、そこから外れたときに失望しやすい傾向があります。
再婚者はその“期待と現実のギャップ”を一度経験しているため、冷静に見てしまいがちです。この温度差を責めずに、「自分もかつてはそうだった」と一歩引いて受け止める余裕が、関係を穏やかに保つポイントになります。
「無邪気さ」に違和感を覚えるのは自然なこと
初婚の人が見せる無邪気な喜びや、真っすぐな好意に、逆に構えてしまう再婚者もいます。
「そんなに信じて大丈夫?」「あとでガッカリしないかな」と思ってしまうのは、過去の経験ゆえの慎重さです。
その気持ちは否定せず、「自分は一度経験したから、慎重なのだ」と正直に向き合うことで、無理に相手に合わせることなく関係を築けます。
“何気ない言葉”に傷つくこともある初婚の人は、悪気なく「前の結婚はどうだったの?」と聞いてきたり、「自分は初めてだから」と無邪気に言ってしまうことがあります。
その一言が、思った以上に胸に刺さることもあります。そんなときは我慢せず、「その話題はちょっと苦手」「今は未来のことを話したい」とやんわり伝えていくことが大切です。
再婚だからこそ“期待しすぎないやさしさ”を持てる初婚の人は相手に“してほしいこと”を考えがちですが、再婚者は“相手にどう無理させないか”を自然と考えます。
この違いは、衝突ではなく補完に変えられます。無邪気な期待と現実のバランスをとる再婚者の落ち着きが、初婚の人にとっての安心材料にもなり得るのです。
「違いを許し合えるか」が鍵再婚と初婚、どちらが正しいわけでも、優れているわけでもありません。大切なのは、「価値観の違いがあって当たり前」と受け入れる姿勢です。
違いに敏感になるよりも、「違いを補い合う関係」を目指すことで、相手も心を開きやすくなります。
経験を“壁”ではなく“懸け橋”にする「経験者だからこそ慎重になる」その気持ちは間違っていません。でも、それを壁にしてしまうと、初婚の相手には近づきにくく映ってしまいます。
「こんなこともあったけど、今はあなたとの未来を考えている」
そう伝えることで、経験は信頼を深める懸け橋に変わります。