【#8】すっとこどっこい婚活史~私の12年前の実話~
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カオスな実家に帰る#8
カオスファミリー集結
8月の熱い日、汗だくになりながら荷物をまとめ、実家に引っ越した。
私は、大学時代から実家を離れていたので、
おおよそ8年ぶりの家族との共同生活が始まった。
<家族構成>
父:瞬間湯沸かし器のような父親。小さなことにも激昂する。
ずっと何かにイライラしている。
母:3年前に義母が亡くなり、
長期の介護生活が終わった反動で引きこもりになる。
家から一歩もでない人①
妹:私の一つ年下の妹。無口。小中高といじめにあっていて、
高校は入学1カ月で過度ないじめにあい中退。
かれこれ、引きこもり歴10年のベテラン。家から一歩もでない人②
引きこもりが2人もいる。カオスすぎる・・・
そんな風に思いながらも、私は、家から一歩も出ない人③になった。
父親は、幼少期から単身赴任で家にいなかったので、
父親とちゃんと暮らすのは、実質20年ぶりくらい。
父親とは、まともに話したことはない。
私の進路とか何かしらの決め事があったと思うけど、
家にいないから父親とは何も話さず、すべてを母親と決めてた。
母親は、教育ママ過ぎて、あれやったら、これやったら?と、
たくさん習い事(6つくらい)をさせてくれて有難かったけど、
私は、母親の操り人形だと小さい頃から思っていた。
加えて、母親は、近所の噂話が大好き。
同級生の誰ちゃんがどうのこうので、誰くんはどうのこうのでという話ずっと一方的に聞かされていた。
私は、噂話に対してどうでもいいとしか思えず、どうでもいい会話をしてくる母親と物心ついたころから、ほとんど会話することをやめた。
ちゃんと話したのは、進路の話くらいかな(笑)
妹は、話すことが何もないので、何も話さない。
18年間は、一緒に暮らしていたはずだけど、
たぶん中学生の頃から1分以上の会話をしていない気がする。
普通の円満家庭とは、かけ離れた家族と屋根の下、
私は、婚活に疲れ、仕事はないけど働く意欲もなく、
家族とも何も話さず、ぼーっとする毎日を過ごした。
夏だった季節は、気付いたら冬になり、私はコタツムリになった。
何もする気力が起きない。
食べて寝て、食べて寝てを繰り返した。
婚活、頑張ったけど、うまくいかない。
結婚が無理なのかもしれん。
誰にも好きになってもらえないんだ。
ネガティブな感情をぐるぐると巡らせていた。
なんか変えなきゃと思うけど、何もできず眠りに落ちた。
ある日、寝ていると誰かが体を揺らしてきた。
父:「おい!起きなさい!出かけるって!」
私:「・・・、なんで?」
父:「いいから!!」
父に勢いよくたたき起こされ、
パジャマの上にコートを羽織って急ぎ足で車に乗った。
どこいくんやろ?
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