40代後半の建築業の男性が1年2ヶ月で成婚した婚活エピソード(3)

一度結婚に失敗した経験があり、正直怖さもありましたが、それ以上に「もう一度、幸せな家庭をつくりたい」という気持ちが強くなりました。あの温かい日常を取り戻したいという思いが、婚活を始めた大きなきっかけになりました。 仕事中心の毎日で、家と会社の往復。職場にも出会いがなく、「このままでは変わらない」と感じていました。確実に結婚を考えている方と出会える場所として、結婚相談所を選びました。

私はなんでも一人で抱え込みがちな性格です。ですが、面談のたびにカウンセラーさんが自分にはない視点からアドバイスをくれて、視野がどんどん広がっていきました。
交際中、お相手が「グイグイ来られるのは苦手」と感じていると先方相談所から聞いてくださり、そのおかげで距離感を調整しながら、冷静にお付き合いを進めることができました。自分一人では絶対に気づけなかったことです。 お付き合いが始まったばかりの頃、私が土地勘のない遠方まで会いに行っていたのですが、毎回お相手がデート場所を考えてくれて、本当に助かりました。自然体でいられる楽しい時間で、「こんなに気遣いしてくれる人がいるんだ」と感動したのを覚えています。 それまでのお見合いでは、相手から“減点方式”で見られているような感覚がありました。でもこの方は、最初から私の良いところを探そうとしてくれていて、話しているだけで心が軽くなりました。「こんな見方をしてくれる人もいるんだ」と、すごく嬉しかったです。 一緒に過ごす時間が本当に楽しく、自然と笑顔でいられました。そして、とにかく気遣いが細やか。無理をさせないように、疲れていないか、予定は大丈夫か…さりげなく気にかけてくれる姿を見て、「この人となら温かい家庭がつくれる」と心から思いました。 遠距離デートを重ねる中で、少しずつお互いの距離が縮まり、心を開ける存在になっていきました。「この人とは性格が合う」「居心地がいい」という感覚がふと湧いた瞬間があって、その時が一番キュンとしました。 最大の条件は「お互いの生活を大切にできること」でした。
私たちは遠距離で仕事もそれぞれあるので、結婚後の生活などについてきちんと時間をかけて話し合いました。自分の気持ちを尊重してくれた部分もあり、お相手には感謝しています。 私がお相手の地域に行くことが多かったので、お店の名前までは覚えていないのですが…どんな場所に行っても、そのふたりでいる時間が楽しかったので、特別なスポットはなくても十分幸せでした。 はい…。
お見合いや交際の中でマイナスなことばかり言う方が続き、気持ちが折れかけた時期がありました。「自分には相談所での婚活は向いていないのかも」と、真剣に辞めることも考えました。 そんな時に今のパートナーに出会いました。
「この方とダメだったらもう辞めてもいい」と覚悟していたくらいですが、実際に会ってみると心が救われるような時間で…この出会いがあったからこそ、あの苦しい時期を乗り越えられました。

婚活中、つい相手のマイナス面ばかりが目に入りがちですが、それでは良いご縁はなかなか掴めません。まずは相手の「良い部分」「素敵なところ」を見つけようとする姿勢が大切だと思います。
そして、辛い時期があっても諦めなければ、きっと心の通う方に出会えます。あなたにも必ず、心がほっとするご縁が訪れます。