あのモテる人は「いつも話を聴いている」
「聴く」ことの効力を活かす
もう何度このフレーズを聞いたのか・・・とため息つくのもわかります
「相手の話しに耳を傾けましょう」
「まず話を聴きましょう」
おわかりですよね?
ええ、当然おわかりだと思うんです
でも「なぜまず聞き役に徹しないといけないのか」って理解されてますか?
意外と「聴かなきゃ」っていう丸暗記だけで、その効果や意味を、ちゃんと理解している人はいないのかなと思います。
聴く姿勢があるということは
当然ですが「聴く」という行為には
「同時進行で他の作業をする」はありません。
パートナーに話しかけられた時にスマホを見ながら生返事してたら
「ねえ、聴いてるの?!」
と叱られたなんて、あるあるです。
そう、「聴く」だけに集中し、他所事をしない、これが基本です。
「聴く姿勢」というのは『あなたの話しを真剣に聞きますよ、どうぞ話してください』と気持ちが自分側にあることを示していることでもあります。
そう、「あなたのために私の時間を割きます」ということを宣言しているようなものです。
だから聴いてもらえると、人は「受け入れられた」「大事にされている」と感じるのです。
「聴く」はポージングじゃない
会社員時代、凄まじくモテた人たちがいました。
話が拡がりすぎちゃうので、男性に絞りたいのですが、皆さん、容姿レベルとしては中の上。
身長もかろうじて日本人男性の平均身長をクリアしているレベル。
そう、だから別に特別モデルのような、秀でた容姿を持っていた人たちでもありません。
じゃあ、なにか?って言ったら
とにかく女の子の話しを聴いてあげるのが上手い
ずっと「うんうん」と話しを聴いている。
でも、要所要所で欲しいセリフをサラッと入れ込んでくる。
このテクニックがすべてのモテる男性社員たちに共通していたこと。
それこそサラッと書いちゃいましたが、この「欲しいセリフをサラッと入れ込んでくる」が、どれほどハイレベルなテクニックがおわかりですか?
「聴く」を頑張って、途中に褒め言葉言ったのに、場がシラケた・・・ってことある人いると思うんです。
そう、「欲しいセリフ」って、実は「聴く」をマスターした先にしか手に入れられない高等テクニックなんです。
「聴く」をポージングのように「ただやればいい」と理解している人は、絶対にマスターできないテクニックです。
「聴く」は相手への関心がないとマスターできない
先程の「欲しいセリフを言う」
どれだけ難しいか、多くの方がご存じですよね?
先のモテる男たちは、ここを間違いなくクリアしているのです。
ちょっと彼らの職場遍歴を正確には把握していませんが、おそらく全員「営業経験者」だったと思います。
そう、「相手のリクエストを拾う」ことを日々意識していた人たち。
相手がなにに困っているのか
相手がなにを欲しているのか
相手がなにを不満に感じているのか
相手は自分の会社のなにに魅力に感じているのか
それは「自分が語ること」ではなく「相手に語らせること」によって、すべて得られるものです。
それらを相手の口から言ってさえもらえれば、あとはできる限りその要望を叶えられるよう動けばいいだけ。
相手の口から出た、些細な独り言とかも逃さないわけです。
だから、飲み会の後日、「これこの前、好きだって言ってたよね?」とか言って、出張帰りにお土産を買ってきたりとかして惚れさせることができちゃう。
飲み会で「あのスイーツ頂き物でもらったんだけど、すっごく美味しくて、また食べたいなあ」なんて言った女の子の独り言を聞き逃さない。
営業のスキルが異性の前でもいかんなく発揮されていたわけですね。
語らなくても伝わるもの
冷静に考えて欲しいんです。
ほとんどの人が相手に求める
「優しさ」「思いやり」「気遣い」
って、自分語りの中で見いだされるものですかね?
「俺ってさ~」
「私って」
「僕ってね」
から始まる会話の中で、そういうもの感じられたことありますか?
「俺って…」から始まる親孝行エピソードを聞かされてキュンとしちゃうような人は、異性の免疫無さすぎですので、気をつけてください!笑
そう、優しさとか思いやりって、自分語りせずとも、日頃の言動、しぐさで十分滲み出るものなんです。
もちろんそれ以外の「魅力」も同じです。
自分でアピールしなくても、十分相手は感じるし、その場で感じられなくても「この人にはもっと魅力的な面がある気がする」と思ってもらって、「また会いたい」と興味を持ってもらえるものなんです。
婚活はオーディションや面接じゃない
婚活をオーディションや面接のように考えている人がいるのですが
それやめた方がいいと思います。
オーディションや面接では、優しさとか思いやりなんか重要視されません。
(社会人として、人としてのモラルとか常識とかは見られますが)
婚活で大事なのは、人としての思いやり、優しさという「人間味」なんです。
そして「人間味」ってことでいえば、絶対に必要なのが「相手への関心」なんです。
なぜなら人間社会は、相互の関りやコミュニケーションで成り立っているから。
相手への関心がないと、社会が成り立たないんですよ。
だから「そもそも人として、相互関係を成り立つ人間なのか」を人は確認するときに、コミュニケーションが成立することが大前提で、そのコミュニケーションのレベルをチェックする順番が
①自分の話しを聴いてくれるか ⇒ ②自分のことを伝えるスキルも持っているか
になるのです、大抵の人が。
まとめ
①相手への関心を持つこと
②相手への関心は、相手が「受け入れてくれた」と安心してくれることに通じるということを忘れない
③「聴く」ことに徹すること(その時は絶対にスマホを触ったり、他所事をしないこと)
④会話の内容を聞き逃さない、些細な独り言も大事
⑤自分語りをせずとも魅力は、漏れ伝わるものだから、伝えようとしない
自分のことを多く話さないと、人は自ずと「どういう人なんだろう?」と興味を持ってくれるものです。
・・・え?興味を持ってくれない?
うーん、それはまずそもそものファッションや表情、姿勢をチェックする必要がありますね。
あなたの魅力が伝わらないなんて、もったいない!