30代からの婚活戦略:幸せな結婚への12章(第8章)
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第8章:対話の技術 – ぎこちない会話から真の繋がりへ
こんにちは。
縁結びサロン「ゆるり」の、てしまです。
前回は、未来のパートナーに贈る最初のプレゼントとして、心を込めたプロフィールとメッセージの作り方についてお話ししました。物語の最初のページは、うまく開けそうでしょうか。
さて、第8章。いよいよ、お相手と顔を合わせる「初デート」のステージです。
多くの人が緊張し、「何を話せばいいんだろう…」と頭を悩ませるこの時間。今回は、そんなぎこちない会話を、心と心が通い合う**「真の繋がり」**へと変えるための、対話の技術についてお話しします。
まず、ゴールの設定を間違えないこと
初デートを成功させるために、まず一番大切なこと。それは、**「ゴールの設定を、間違えない」**ということです。
初デートの目的は、「この人と結婚できるかどうか」を判断することでは、断じてありません。
たった1〜2時間で、そんな重大な決断ができるはずがないのです。
では、本当の目的は何か。それは、たった一つです。
**「もう一度、この人に会ってみたいな」**と、お互いが思えるかどうか。
ただ、それだけ。
このマインドセットの転換だけで、あなたの心にかかっているプレッシャーが、ふっと軽くなるのを感じませんか?
魔法の法則:「リスニング70%、トーキング30%」
優れた対話の基本は、実は「話すこと」よりも**「聞くこと」にあります。
ぜひ、「リスニング70%、トーキング30%」**の法則を意識してみてください 。
つまり、会話の時間のうち7割は、相手の話に真摯に耳を傾け、思慮深い質問を投げかけることに使う。そして残りの3割で、自分について話すのです。
人は誰しも、自分の話を興味を持って聞いてくれる人に、好感を抱くものです。あなたが聞き役に徹することで、お相手は心地よく心を開いてくれるでしょう。
質問の「質」が、関係の「深さ」を決める
ただ聞くだけでなく、質問の「質」を高めることも重要です。
「何を」尋ねる事実確認の質問から、一歩踏み込んで**「なぜ」「どのように」**を尋ねることを心がけてみてください。
例えば、
「お仕事は何をされていますか?」から、
「そのお仕事の、どんな点にやりがいを感じますか?」
「なぜ、その道に進まれようと思ったのですか?」
と尋ねることで、会話は単なる情報交換から、相手の価値観や情熱といった、より深い部分に触れる旅へと変わっていきます。
「自己開示」という、信頼の架け橋
そして、関係性を深めるための、もう一つの強力なツール。それが、適切な範囲での**「自己開示」**です 。
これは、自慢話をするということではありません 。
例えば、少しクスッと笑えるような小さな失敗談や、ご自身の個人的なエピソードを少しだけ共有してみる。それは、相手への「あなたを信頼していますよ」というサインとなり、相手も安心して心を開きやすくなります。
この「聞くこと」と「自己開示」のキャッチボールが、お見合いを単なる「面接」から、二人の人間同士の**「真の繋がり」**が生まれる温かい時間へと、昇華させてくれるのです。
初デートは、お互いのスペックを確認し合う試験ではありません。
二つの異なる人生が交差し、互いの物語の一片に触れ合う、一度きりの貴重な時間です。
完璧な会話を目指す必要はありません。
少し不器用でも、誠実に相手を理解しようと努めるその姿勢こそが、次の約束へと繋がる、何よりの架け橋となるのです。
さて、二人の距離が少し縮まりました。
次回は、いよいよ関係性を次のステージに進めるためのターニングポイント。**「『仮交際』から『真剣交際』への移行」**について、具体的なステップをお話しします。
また明日、ここでお待ちしていますね。
■目次:連載「30代からの婚活戦略:幸せな結婚への12章
第2章:過去の恋愛という名の亡霊 – 20代の成功法則を捨てる勇気
第4章:内なる世界の冒険 – 成功を引き寄せるマインドセット
第5章:異性の脚本を読み解く(女性編) – 30代男性が本当に求めているもの
第6章:異性の脚本を読み解く(男性編) – 30代女性が本当に求めているもの
第7章:最初の遭遇 – 心を掴むプロフィールとメッセージの作り方
第8章:対話の技術 – ぎこちない会話から真の繋がりへ
第9章:ターニングポイント – 「仮交際」から「真剣交際」への移行
第10章:拒絶という名の竜に立ち向かう – 「もっといい人」シンドロームの克服
第11章:クライマックス – 「誓い」の前に交わすべき真の対話
第12章:新たなる始まり – それは終わりではなく、パートナーシップの幕明け